2022年度上期総集編 その1
こちらのNoteは私がメルマガ配信しているものを転記しております。
今回でこのメルマガも実は127回目となりました。一週間に一度発行しているため約2年半続いたことになります。読者の皆様のおかげです。大変感謝しております。毎週読んでいただきまして誠にありがとうございます。
半年に一度、半期の振り返りとして総集編を実施しております。この半年で自分で何を思ったのかを振り返るいい機会と考えております。
2022年度上期は以下のような内容を記載させて頂きました。Back numberに関しては検索で『YCS125』のように入力して頂ければ検索ができるようになっておりますので、ご興味のある記事がありましたら、ご確認のほどよろしくお願いします。
今回は振り返り第1回目と言うことで、YCS No101-106です。
<No101 中国との付き合い方>
世界における中国の重要性が高まっていく中、日本の高度経済成長時代と中国の共通点と相違点を挙げた上で、今後どのように中国と付き合っていくかを考えてみました。この後8月に米下院議長のペロシ氏が訪台したことをきっかけに、中国との間合いは非常に難しくなりました。2023年度の国防予算が上がるきっかけにはなっております。
<No102 ロシアのウクライナ侵攻とSDGs>
2021年まで盛り上がっていたCO2ネットゼロやSDGsが、ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに逆回転していることを記載しました。ヨーロッパはCO2ゼロを謳っておりましたが、ガスや電力が足りなくなるとLNGを含む化石燃料に頼らざるを得なくなりました。SDGsは人類が達成しなければならない必達の目標であり、達成できなければ人類が地球に住めなくなります。目の前の生活が重要なのは非常によく分かりますが、自分達の子孫にこの大切な地球を残すためにも、長期的な目標として一歩ずつ前進する必要があります。
<No103 リスクは回避すべきものか?>
『リスク』という言葉自体は損をするというイメージがあるのですが、これは過去の金融教育で刷り込まれてきたものと考えました。金融の世界における『リスク』とは『ボラティリティ』の意味であり、ローリスク・ローリターン、ハイリスク・ハイリターンが当たり前です。リスクをとにかく回避してローリターンを求めるのではなく、リスクをテイクしてハイリターンを求めることも時に必要な行動と言えます。今後投資は自分で判断して実施しなければなりません。そのためには金融教育が必須となります。是非『もう遅い』と思わずに、自己研鑽することにより将来を明るいものにしましょう。
<No103 ゴルフの効用>
私もゴルフが好きで、春秋は毎月2回ラウンドに出ます。ゴルフの技やプレイではなく、ゴルフをやるメリット、ゴルフをやるときの注意点を自分なりに考えてみました。
メリットは、『初めての人と仲良くなるきっかけになる』『レベルは関係ない。自分との戦い』『毎回コースが変わる。無限に挑戦ができる』『継続できる、何時までもできる、様々な人とできる』ことを考えました。
注意点は、『平日と休日で効用が全く異なる』『はまりすぎに注意』『自分に嘘をつかない』『スコアが悪くても気にしない』『ゴルフは自分の人となりが出る』です。夏も終わり、またゴルフシーズンがやってきました。メリットや注意点を気にしながら、この秋もゴルフを楽しみたいと思います。
<No104 政治に興味をもとう>
2021年度末を迎え、政策効果を検証できない国の事業が乱立していることを記載しました。ほとんどの事業が予算をチェックする目標がなく、予算の適正化と費用対効果を判断する基準がないのが日本の現状です。5年の中期目標に対して毎年チェックを行っているアメリカ政府やフランス政府の例を挙げ、日本もPDCAサイクルを回すべきと考えます。目標があるかないかで真剣度合いが大きく異なります。Japan As No1を復活させるためには、『政』と『経』の両輪が回ることが必要です。政治に対するチェック機能を働かせるためには、まずは我々国民が政治に興味を持ち、自分達の税金が何に使われているのかを知ろうとすることから始めるのが良いかもしれません。
<No104 無形資産構築は計画的に>
100年人生を生き抜くために必要な三つの無形資産、『変身資産』『活力資産』『生産性資産』は日々研鑽を重ねることでのみ構築できると確信しております。『生産性資産』は、リスキリングや資産形成における長期分散投資を記載していますし、結果はお金という形で見えるため世の中でも意識されています。一方、『活力資産』『変身資産』は目に見えない、お金でも表せない、ということでなかなか意識的に構築していこうという人がいないのが現状です。
そこで『変身資産』『活力資産』も長期分散投資が必要な理由を自分なりに考えてみました。『変身資産、活力資産はすぐ作れない』『時間の経過による複利効果が絶大』『効率的な投資方法がない』を理由として挙げました。今後ますます価値を持つのが無形資産です。ぜひ今からいかに無形資産を獲得するかを考えてみてはいかがでしょうか?無形資産構築のために『時間のご利用は計画的に!』。
<No105 気候変動開示をきっかけに、Japan As No1を復活させよう>
ISSBが2022/3/31に、企業の気候変動リスクに関する情報開示の基準案を公表し、取引先の分を含むスコープ3の開示も求めたことを取り上げました。日本もSSBJが7月に立ち上がり、東証プライム市場上場上場企業には当該基準が2023年4月から適用される見込みです。スコープ3までが対象となったため取引先が東証プライム企業の場合、中小企業も取引先から開示を求められることになります。
これを機会に日本全体が本腰を入れてサステナビリティ経営に取り組むことで、日本のプレゼンスが上がることを期待しております。
<No105 小規模事業者持続化補助金 実績報告編>
私が経営するCentury Holdingsが獲得した小規模事業者持続化補助金について、初めて自分が実施者として申請から実施、報告まで一通りやりました。今回は実施時の留意点をまとめました。
『思った以上に時間がない』『資料は始める前から揃えておく』『対象経費が何かを確認してから始めること』『実施期間終了1ヶ月前ぐらいから資料準備すること』『分かりやすく整理すること』『参考様式を使うこと』と、実務をやってみて初めて理解できることを記載しました。『百聞は一見にしかず』。やはり言うのとやるのは違うなと思いました。
<No106 働き方のダイバーシティ>
ITの進歩やコロナ禍のおかげで働き方の選択肢が増えたことを『働き方のダイバーシティ』と呼びました。今までは週5日出社しか選択肢がなかったのですが、今では週休3日の会社も増えてきています。出社なのか、リモートワークなのかも選べるようになりました。これは歓迎すべきことだと思います。
一方、本能から人はなるべくリスクを取らない方向を選択するようにできています。この環境下で必要なことは選択肢に対して決断する能力です。しかも時には本能に逆らってリスクテイクする決断ができるかが必要になると思われます。
<No106 リスクを取らないことが最大のリスク>
日本生命が2022/4/5、企業から預かる年金保険の予定利率を2023年4月に1.25%から0.5%へ引き下げると発表したのを受けて、退職給付引当金の計算方法について触れ、このままでは退職金が目減りする事実を説明しました。
リスクを取らずに現状維持でいることが最大のリスクとなります。誰も守ってくれません。外部環境は1990年代と大きく変わりました。100年人生どうやったら生き抜けるかを自分なりに考えることが大切です。時にはリスクを取って行動することが、結果として良い未来につながると考えます。『リスクはあって当たり前』という感覚が大切だと思います。『リスクを取らないことが最大のリスク』だと思って、日々チャレンジしましょう!
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