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英語解剖図鑑

英語解剖図鑑
原島広至

図鑑というだけあって、けっこうマニアック。辞書の隣に置いておくといい本。

・言葉を、解剖学のように、解体してみる

・なぜ?
日本語で育った日本人は、古文や漢文を習っている。日本語の語源になる、漢詩や和詩になじみがあるので日本語を理解するときに自然と役立てている。
これを英語に置き換えた場合、英語の語源となるラテン語やギリシャ語の基礎を学ぶことで、暗記ではない、英語への理解が深まるから。その方法の一つとして、単語を分解し、それぞれの意味を知っていくことが有効になる。


・由来 
 (例)接頭辞
 back ゲルマン語
 post ラテン語
 meta ギリシャ語
 +混種語

・接頭辞の「辞」は、本来は言葉という意味。
 独立した単語ではなく、単語にくっついて意味を加える部分。
(例)非〜、未〜、〜的、〜さ

・接頭辞 + 語根 + 接尾辞
 語根=意味の中心となる部分

・語根 ≠ 語幹
 語幹 =動詞や名詞の変化系のもとになる形のこと。

・語根の例
 spect-見る
 aud-聞く
 ject-投げる(ラテン)
 bal、bol-投げる(ギリシャ)

・接頭辞には、位置、方向、時間を表すものが多い

・速さ順
sub < tran < super < hyper

・アナグラム
 LISTEN⇄SILENT

 astronomers⇄moon-starers

 とうしゅうさい⇄さいとうしゅう

・接頭辞と連結系は文献によって異なる。

・タコメーター はtacho-=速い、回転速度計
 タキメーター はtach

・アクロニムとイニシャリズム

・It's Greek to me.
ちんぷんかんぷん=珍文漢文

・ブルガリはBULGARIだったが、
 ローマに店舗(のちの本店)構える時に、
 伝統・歴史のあるブランドのイメージを持たせるためにUをVに変更した


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