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断乳後の一杯、これに尽きる!

1. はじめに

「断乳後の一杯、これに尽きる!」
妻のつぶやきが僕のこころに刺さった。
なんとなしに僕は彼女の心境をインタビューし、
お酒にまつわる思い出を表現してみようと思った。
そして、僕の気持ちをちょっぴり重ねてみたくなった。

2. 妻の手紙

学生時代、お酒をおぼえた。
いつもお酒があり、夜な夜な飲める場所があった。
独身時代、美酒をおぼえた。
お酒にまつわる美しい思い出ができた。
結婚した。
新居の隣は酒屋だった。その名もリバティ。
蘊蓄がある店主から人生×酒を学んだ。
晩酌をおぼえた。楽しかった。

旦那が都内に転勤になった。
子どもを持つことを考えた。
とりあえず禁酒した。
妊娠、出産、子どもを授かった。
慌ただしく過ぎていく日々の中で、お酒を忘れた。

子育て、これ一本。

卒乳に憧れていたが、身体がついていかなかった。
断乳の日はあっけなくやってきた。負けたと思った。

「卒乳」 
  赤ちゃんが自然におっぱいを飲まなくなること
「断乳」
  ママがこの日までに授乳をやめようと期限を決め、授乳を中止すること

Benesse たまひよ HPより引用
https://st.benesse.ne.jp/ikuji/content/?id=84657

私のビール指数2

3. 僕の手紙

断乳=負け? 決して負けではないと思う。
卒乳か断乳か、どちらが正解なのか?
いつも悩んでいたのをおぼえているよ。

断乳後の一杯、これに尽きる!
この頃はビールの味を忘れるほど長く飲んでいなかったんだよね。
ちょっと?遅くなったけど、あらためてお疲れ様でした。

子どもたちも少し大きくなり、大人の時間が持てるようになった。
元々、僕はおうち飲みをする方ではなかった。
なぜなら、当時の僕の仕事が不規則だったり、夜はトレーニングに出かけてしまうから。
都内に転勤になってからも出張や会食があり、やはりおうち飲みは積極的ではなかった。

そんな状況もゆっくり変化していき、僕たちは大人のお酒の時間を楽しむようになった。
お酒のレパートリーも増えた。
新婚当時の酒屋リバティが今も寄り添ってくれる。
今、おうち飲みがとても楽しい。
いつもありがとう。

4. 僕たちの手紙

育児ってまだまだこれからだし、今も決して余裕があるわけではない。
たくさんの時間を趣味に読書に勉強に費やすことはできないし、お酒だって自由気ままに飲めるわけではない。
それでも、ささやかなしあわせを見つけることができる日々がある。
そう、僕たちもまだまだ少しずつ成長している。

卒乳と断乳、これって本当は子どもたちが独立したときをいうのかな。
そうことだったらまだまだ先の話だよね。
大丈夫だよ、負けてないよ。

ねぇ、これから一緒に飲もうよ!
今日はビールでいい?

子どもの寝顔を見ながらビールを飲める日が来るとは思わなかった。
数えきれない挫折に乾杯!!!

8年後、20歳の娘と
14年後、20歳の息子と
これからの数えきれないしあわせに乾杯!!!


#ここで飲むしあわせ #ビジュアルコンテンツPJ

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