語らない純喫茶に惚れる〜小樽〜
北海道3日目です。
今日は札幌から小樽へ来ました。
電車で35分くらいです。
小樽運河へ行ってみました。
観光客が多かったです。
商店街を歩いていると気になるお店を発見しました。
もう見るからに好きなタイプです。
早速入ってみようとするとこんな看板が。
撮影禁止?
アンティークな雰囲気の店内。撮影禁止と言われると撮りたくなるのは何故でしょうか(実際撮っちゃったけど)
語らないこともブランドである
インスタ全盛の時代に撮影禁止にする理由は何故だろう?と美味しいアイスコーヒーを飲みながら考えてみました。
店の外にある看板を読んでいたら答えが見つかりました。
このお店がコーヒーと共に提供しているもの、
それは「古き良き時代のゆるやかな時間」だ。
もし撮影禁止の札が無ければ、観光客はパシャリパシャリと写真を撮りまくります。(それほどにお洒落な店内でしたので)
お客さんがSNSで広めれば、お店の「売上」は上がるかもしれません。
ただその弊害として店内は騒々しくなってしまい「ゆるやかな時間」は失ってしまいます。
このお店は自分達が何を大切にしたいのか、本質的な価値を捉えているように思えました。
私も企業のWEBサイトやマーケティングに携わる場面があります。
正直なところいかに魅力的にみせるか?ばかり考えてきた気がします。
SNSを眺めてもタイムラインに流れる投稿の殆どは「自分を良く見せたい欲」で溢れている。
そんな欲に塗れた社会とは対極に位置する古き良き喫茶店。
語らないことがブランドになっていました。
面白いことにあの喫茶店が語らない代わりに、お客さんが勝手に語ってくれる。
私も勝手に日記に書いている。
不思議とあの喫茶店の「在り方」に共感してファンになってしまったようです。
こんなことを考えてたらあの喫茶店が「いい女」に見えてきました。
物静かでちょっとミステリアスの方が、相手の想像で良いように着色してくれます。
3日目の宿
本日はビジネスホテルに宿泊。
カプセル続きだったので久しぶりに自分だけの空間が。落ち着きます。
素泊まりで料金は5000円でした。(安いよね)
ちなみに小樽といえば寿司ということで回らない寿司屋に行ってきました。
今日の宿代と殆ど変わらなかったけど(笑)
すごく美味しくて幸せな気持ちになりました。
明日の予定
明日は小樽から北へ向かってみようと思います。
海沿いに沿って走る「いしかりライナー」に乗って何処かの海水浴場で昼寝したいです。
あと帰る手段は船と飛行機と迷った結果、飛行機で帰ることにしました。6日の便で帰るので、それまでフラフラとあての無い旅を続けます。
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