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KiKiが教えてくれたこと…何が1番大切?

みなさんからのたくさんの温かいお心、ありがとうございました。

 僕はKiKiのように、お互いを理解できる猫にこれまで出会ったことがありません。彼女は、僕が言っていることや考えていることが理解でき、僕も彼女が伝えたいことや彼女の考えていることを理解することができました。 朝、僕の意識が目覚めた瞬間、KiKiは僕をよく起こしに来ました。 だから寝ているふりなんて、できないのです。 彼女は僕がすでに目覚めていることを知ってたのでしょう。

最近、KiKiの世話や、頻繁に病院に連れて行ったり、音創り製作の作業で、長い間ギターを手にしていませんでした。KiKiはおそらくそれを知っていました。 最後の夜、彼女は僕の友人の製作した新しいエフェクターに彼女の匂いをこすりつけ、そして最後の力でFenderのアンプに飛び乗りました。 今考えてみると、「このエフェクター、まだ使ってないでしょ?もっとギターを弾いて」と言っていたのだと思います。

動物は素晴らしいです。 驚くべきことは、彼らが心を持っているということです。 笑い、喜び、怒り、思いやり。 だから、心のないものには意味は無く、ダメなものだと思えるのです。
そして、哀しみも涙も、決して忘れてはならない大切なものなのです。みんな、哀しみや涙を忘れてしまうから、平気で悪い事をしたり、人を傷つけてしまうのです。

「哀しみや涙を忘れないためにも、音楽はあるのですよ。」と、KiKiが伝えたかったんだと思えてなりません。
ただただ、愛おしいだけと思っていたKiKiに、最後に音楽にとって一番大切なことを教えてもらいました。

ありがとう、KiKi。これからはもっともっと心からの音楽を創っていくようにします。もうしばらく、虹の橋で待っていてね。
必ず会えるから…。

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