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透きたまへる肌つき

6月1日(土)

先日、ユニクロでメッシュクルーネックセーターを購入した事を
投稿しましたが、今年のファッションはシアー素材のものや、
メッシュの製品がトレンドになっています。

NHKの「光る君へ」を見ていた時、この時代の人たちは真夏には
どんな着物を着ていたのか興味が湧きました。

「源氏物語」の常夏の巻で、源氏の君の息子夕霧の正妻「雲居の雁」が
お昼寝をしている姿を
〜透きたまへる肌つきなどいと美し〜

薄ものの単衣を着て横たわっている姿からは暑い感じを受けなかった。
薄ものに透いて見える肌の色は綺麗であった。

平安時代も透け感を楽しむ繊細な感性がありました。
袷と言って裏地の色をあえて表地より濃い色にして表地に裏地の色を
透けさせるのです。

まさに、現代のトレンドにも黒いタンクトップに白やベージュの
シアー素材の上着で、袷の様に透けの効果を狙っています。

よく、歴史は繰り返すと言いますがその通りですね。

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