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海賊になりたくなった

この前千葉県の稲毛浜海浜公園に行ってきた。

ふと相棒が言った。

海賊になりたい

誰もが一度は夢見たことがあるだろう。海賊という職業。誰よりも自由で誰よりもカッコいいその職業はいまや現実世界では就職不可能だと考えている。

海を眺めてると、自由なんだなって感じる。なにが自由とかじゃない。すべてが自由なんだなと感じた。

相棒と海に行き1番悩むことは写真のポーズだ。実際男だけでしか海に行ったことのない私は写真を撮る時のポーズを悩む。相棒は俗に言うインスタグラマーの類に入るような洒落度が高めな方だ。そーなってくると自ずと私のポージングが大事になってくる。男らしくカッコよく行くべきなのか、それとも自分のキャラクター通りに面白おかしく撮るべきなのか。男らしく行くと言う案には、二つ難しいことがある。一つはあまりそんなポージングを知らないという自分の知識量の問題。そしてもう一つはやったことがないから羞恥心があるというメンタル的な問題だ。知識量の問題はなんとか、なんとか考え抜いた末にポケットに手を入れて胸を張るという発想に出た。
だがここで問題が、、

下からのアングルにより私のホームベース型の輪郭がはっきりとしてしまうということ。胸を張る分、エラも張ってしまったのだ。
相棒は笑う。エラを見て笑う。バカにしたように笑う。そしておれは傷つく。そんなにエラが出ているのか。。
でも大丈夫。相棒の笑顔が見れるならば。

二つ目の問題に行こう。メンタル的な問題だと。実はその場所にはJKが生息していた。流行りに敏感なJKたちは画面に向かって何度も座りながら踊っている。テックトックだろう。そのJKたちに、なんであんなエラ呼吸ホームベースがカッコつけて写真撮ってるんだろうと思われたらどうしよう。おじさんこれから生きていけないよなんて思っていたが、相棒は可愛い。だから周りはなにも気にならなかった。というか言うほど人間はいなかった。

結果全ての写真を見たところ写っていたのは、綺麗な女性とホームベースだった。

相棒が笑ってくれていれば、それだけでいい、

そー思えたちょっぴりしょっぱい海辺デートでした。

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