【Among Us】議論とは?良い議論と悪い議論の例

Vtuberをやっている東城マサキと申します。3年半程前に大ブームをしてゲーム実況界を大きく変えたAmong Usというゲーム、皆さんやってことあるでしょうか?最近自分もVtuberさんを集めたコラボとしてやっておりますし、他の村も覗いたりしますし、皆さんもまだまだ定期的に遊んでいるゲームだと思いますが、果たして正しく良い議論ができているのか?今一度この記事を読んで考え直していただければと思います。

10人で2インポスター(特殊役職なし)で誰も死んでいないターンにおいてキルが起こりました。線や矢印は直近の経路、クルーアイコンはそれぞれ最終位置を示しています。ここで初心者が多い村でやってしまいがちな悪い議論の例と良い議論の例を比較してみましょう。

【初心者がやりがちな悪い議論の例】

こんな感じの議論をしていませんか?大抵のルールならこの話でレポートした分の議論が終わってしまいます。この時点で緑を吊るなんて進行していませんか?それは絶対やってはいけない進行です。インポスターが吊れているかどうかわからないままの進行になってしまうからです。あるいは緑が弁明のためにこの次のキルが起きる前にボタンを押したとしましょう。その後も同じような流れで『緑がキルをしたかどうか』の議論ばかりしていませんか?これでは容疑者が誰なのか正確に精査ができず、全体的に緑へのヘイトが向いままの進行になってしまいます。。それにこの議論ではたった3人の視点の話しかわかりません。では理想の議論とは何か。例を見てみましょう。

【中級者以上が行う良い議論の例】

まずレポートをした青の情報の出し方が違います。死体位置だけでなく大凡のキルのタイミングもしっかりと全体に伝えているため、直近10秒以内にそこでキルができるか(その場に居られるか)のみを精査すれば良いということがわかります。だからターン序盤の経路等の情報は不要ということになり、他のクルーもそれを理解していれば各々が必要最低限の情報を出すだけで済みます。このくらいの議論ができれば立派な中級者です。上級者レベルになると更にこんな話も出るかなと思います。

インポスター心理的に緑がやっている可能性は薄そうという情報を同じ容疑者位置の水色が出しています。印象操作で出す可能性もありますが、言っていることは至極真っ当であり、緑がやってなさそうな印象になります。そしてオレンジは自分の情報を議論で最後まで出さなかったことも含め印象がかなり悪いです。議論が終わったら各々の頭の中で大凡の黒さ濃度の印象をつけておく(数字を決める必要はありません、説明のために出しています)ことで、それ以降の吊り位置を決める際に大きな参考になります。さらにレポート時の議論が明けたターンの宿舎前通路-金庫室のドア情報を誰かが出せればオレンジが金庫室にいたかどうかも推測できます。

この2つの議論の決定的な違いは何か。それは1人1人がキル可能か不可能かをしっかりと精査できていることです。序盤の数キルについては全てこのような形でキル可能・不可能を精査していき、全てのキルの可能位置を確認して誰が白なのか、誰がインポスターの可能性が高いのかを考慮して吊り位置を決めるのが理想です。
「現行犯」と呼ばれるお互いにキルしたところを見た主張が2人から出た場合、序盤ならその2人を即ローラーで1インポスター落とすのが定石な進行だと思います。この進行の大前提は『他にキル可能な人物がいなく2人を吊れば必ず1インポスター吊れる』ことです。特にそこまで意識していないと思いますが、この大前提があるからこそできる進行です。ではキル可能・不可能を正確かつ迅速に精査するためにはどういう議論の進め方をすべきなのか、ポイントを3点書いておきます。

①死体位置・キルのタイミングを正確に示す

必ずしもレポートで死体位置がわかる、バイタル情報でキルのタイミングがわかる場合ばかりではありませんが、今回のキルのタイミングの推測のように、大凡のキルのタイミングを予測することも大切です。ボタンで死体位置がわからない場合でも視認情報からできるだけ想定位置を決めて議論を進めるのが良いです。エアシップでは35秒(キルクール30秒設定の場合)でボタンを押せば5秒以内のキルということがわかり、広いマップの特性上、視認情報から遠い位置の人物はキルに関われないことがわかるので、ボタンを早めに押すことが大事とされています。

②必要最低限の情報のみを話す

特殊役職なしの場合、インポスターを確定させる要素はキルとベントの使用のみです。それらはインポスターしかできないことだからです。キルのあったターンはキルができるかできないかに必要な情報だけをまず出し合うべきです。今回の良い議論の例を見てもわかるように直近10秒以内のキルとわかっていれば、直近の位置情報だけあれば十分に精査できます。もし時間的に余裕があれば動きが怪しい等の話をしても良いかもしれません。

③誰が怪しいかではなく誰がキル不可能かを話す

終盤はそうとは限りませんが、序盤の議論は現行犯の場合を除きこれに尽きます。当たり前ですが客観視点でキルができないと言ってもらえる人物以外はキル可能位置です。正確に精査するためにはキル不可能をどんどん出すべきです。消去法で可能位置を導き出すのが最も正確で速い方法です。

僕が主催するAmong Usはしっかり議論をしようというコンセプトでやっております。ゆるくわちゃわちゃやるのが楽しいって人もいるかもしれませんが、やはり議論がこのゲームの醍醐味だと思うので、Among Usをやるプレイヤーが良い議論をできるようになればもっと楽しめるだろうと思い、今回の記事を書きました。これを読んでスキルアップして今後もAmong Usをより一層楽しんでいただければと思います。

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