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翻数と音節数を一致させる

今日はリア麻出身者にはいまいちピンとこないかも知れない話題です。

ぼくはそれをペコと呼ぶ


僕はリアルの麻雀は片手で数えられるくらいしかしたことがない為、未だにドラが光らなかったり計算を自動でしてくれない事で苦労します。
誘われて実卓でさせてもらった際、少牌にびくびくして常に枚数をチェックしてしまい、そこに頭が回ってしまい盤面に集中できませんでした。

さて、「この手を和了ったら何翻か」は常に把握していなくてはならないわけですが(上記でリアルの話をしましたが、ネト麻でもオーラスなどでは条件がつきまとうので必須)、跳満付近になると足し算がおぼつかなくなる事があります。
「そんなことないだろ」という方。うらやましいです。僕はしょっちゅうわけわからなくなります。

そんな僕は、「数えあげが間違えにくくなる、なんかいい方法ないかな…」とずーっと頭を巡らせていたのですが、ある日突然、革新的な方法を思いついたのでした。例によって、既にその手法は常識だけど自分が知らないだけだったら申し訳ないのですが。

それは、「役の翻数」と「音節数」を一致させることです。

立直     メン(リー)
タンヤオ   タン
平和     ピン
一発     パツ(ソク)
ツモ     ツモ
一盃口    ペコ
役牌     ヤク(トン/ナン/ハクとかでも可)
表ドラ    ドラ(オモ)
裏ドラ    ウラ
赤ドラ    アカ

喰い混一   ホンイツ
三色同順   サンショク
一気通貫   イッツー
チャンタ   チャンタ
トイトイ   トイトイ
三暗刻    サンアン(ツモサン)
七対子    チートイ
ダブル立直  ダブリー
喰い純チャン ジュンチャン

混一色    メンホンイツ
純チャン   ジュンチャンタ
二盃口    リャンペーコー

ぼくは一盃口のことをペコって言ってます。一音節になるので。

翻数を数える際に上記の音声を脳内で鳴らす(ネト麻の場合は口に出してもいい)と、リズム数と翻数が一致するので一発でわかります。

実例


オーラス、3着との差は14000点。跳満ツモ条件。

最高の6sをツモって来ました。和了れる牌は2mの3枚と黒5mの3枚と赤5mの1枚。ここでぼくは、

メンタンピンツモペコウラか、メンタンピンツモアカウラ。やるしかねえ。立直!」

という確認作業をするのです。リアルの時は脳内で音を鳴らして。雀魂の段位戦ではリズミカルに口にして。

メンタンピンツモペコウラ。6音節で跳満。わかりやすくないですか?僕は脳内での翻数カウントで「いーぺーこー」って伸ばしたくないです。1翻役なのに、他の1翻役の3倍の座席数を占領してほしくないです。

2翻役も2音節で統一しているのでわかりやすいです。

「この配牌で跳満…はい。リーヅモチートイタンアカ、リーヅモチートイウラウラ、リーヅモサンアンタンアカ、リーヅモサンアンウラウラのどれかにするしかなさそうね」と、構想をねります(だいぶ配牌いいなこれ)。

リーヅモサンアンコーって脳内で鳴らすと1翻間違えそうになるので、サンアン(もしくはツモサン)って呼ぶようにしてしまうのです。

長い方がかっこいい


「翻数と音節数が一致するとわかりやすい」というのは、他の誰でもないMリーグ公式実況の日吉さんが証明してくれています(?)。
Mリーグ2020、2月18日の2試合目。佐々木寿人プロが魔王の本領発揮となる三倍満をツモったときの実況での翻数カウントはこうでした。

リーチ、ツモ、嶺上、ダブ東、赤、
ドラ↑ドラ↑ドラ↑ドラ↓ドラ↑ドラ↑ドラ↓

 Mリーグ2020 Feb.18 #2

「どらなな」では名シーンになっていなかったかも知れません。
ドラという言葉を7回繰り返して言ってくれているから、とてつもない打点であることが簡単にわかるのです。

というわけで、数え間違いに悩む皆さんは是非、「音節数と翻数の統一」をしてみてはいかがでしょうか。
…僕だけか。僕だけかもしれない。僕だけはぺこと呼び続けよう。

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