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金融機関がChat GPTを活用した新製品開発・ビジネスマッチングに取組む可能性について

会社の掲示板に、ビジネスマッチングの募集がありました。「きなこ・白玉粉のメーカーが、ノベルティ用のきなこを開発したので、販売先を探している、大会の景品等を想定している」という内容でした。

これを読んだ時に「きなこを大会の景品にするのは無理だろう」と思ったので、もう少し他の切り口はないか、AIを用いた販路開拓支援の実験をやってみました。

具体的には、ChatGPTを使ってアイデアを出し、パワーポイントのスライド構成までを考えてもらいました。このスライド構成をテキストファイルにコピペして、パワーポイントのアウトラインとすることで、半自動でスライドができます(アプリやプログラミングでもっと便利なものもあるのですが、一番シンプルな作業にしました)。

表紙には、画像生成AIで作った商品のイメージを 貼り付けてあります。実作業時間は画像生成に3分、ChatGPTでのアイデア整理15分、パワーポイント作成に5分、くらいだったと思います。

友人に見せたら、これをDESC法で作ってくれないか?と言われ、こんな仕上がりになりました。フレームワークの練習にも使えますね。

手作業でこの一連を作成すれば、私だったらアイデアが出たとして半日でできるかどうか、という感じですね。そもそもアイデアが出ないときもありますし…

このようにして短い時間で作ったものを、ひとまず顧客にぶつけて見るだけでも、対話の質・量ともに大きく変わってくる気がします。顧客から「こういうのは難しい、なぜならば…」と言われれば、今までの試行錯誤を教えてもらえますし、「こういう感じのものを作ってみてくれないか?」と言われることも考えられます。

しかも「AIが作ったから」と敢えて他責にすることで、遠慮のないダメ出しをすることも期待できます。

これを金融機関の支店単位とかで一斉にやったらすごいんじゃないか、と思いながら、今日もIT部門の片隅で仕事をしています。現場は遠し。

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