見出し画像

熱狂のデザイン〜楽しく結果を出すチームの作り方を読んだ感想

熱狂のデザイン楽しく結果を出すチームの作り方という本を読んだ。

すごい熱量の本だ。
本に重さがあるとしたら、そのグラム数の中には著者の熱量が確実に含まれる。そう感じさせる本だった。

著者は関西学院大学アメフト部のバリバリの体育会系の方。そのアメフトの経験をご自身のビジネスのキャリアと紐付けて語っているので説得力がある。

僕が最も共感したのは、人は大義で動くというところ。

僕は劇団四季でライオンキングに出演していた。劇団四季の活動の原点には大義がある。

それは観客に演劇を通して「人生は素晴らしい、生きるに値する」ということを感じてもらうこと。出演者は自分がライオンキングのことに立つことによって、観客に「生きがい」を届けているという誇りがある。

この誇りこそが感動を創造するチームを作りだす秘訣であり、20年以上何千回とロングランを続ける秘訣でもある。

僕が現役で舞台に出演していた頃、通算5000回記念講演に出演させていただいた。

もし経営フロントから、5000回達成しようと数字目標だけ言われてても全くモチベーションが湧かなかっただろう。

自分たちが大義を礎に、誇りを持って努力を積み重ね、毎日毎日の舞台を一瞬を大切にして自分にできる最大のパフォーマンスを発揮していたから、そ
の結果として数字がついてきたのである。

そしてもうひとつ

今私は研修講師をしているのだけど、この本はビジネスリーダーだけではなく新入社員や若手社員に向けてプロ意識を磨くための講義をする時にも非常に役に立つと思った。

苦しい時に自分を奮い立たせる言葉の明文化などは絶対にやった方がいいな。

参考にさせてもらおう。

最後にその通り!と思ったのが、著者の採用担当としてのプレゼンテーションの時の話。

学生が顔を上げるのは、主語が会社ではなく私になった時、そして物語を語った時だそうだ。

そして相手の頭の中にいかに情景をイメージさせるか。

これは拙著「人を惹きつける話し方」(プレジデント社)の中でも、詳しく語らせていただいているところ。

やはり本質は同じだ。

リーダーとして、チームや組織を巻き込んでいきたい方必見の書。

ついでに拙著「人を惹きつける話し方」(プレジデント社)はこちら


サポートありがとうございます!出産祝いとしてオムツ代の足しにします👶