スペインでの新生活がスタート!
こんにちは、久しぶりのnoteで失礼します!梅田です。
実は、8月からワーキングホリデーでスペインに住み始めました。
初めての海外1人暮らしのスタート。
何も分からない状態で飛び込みましたが、なんとか生きています。
スペイン滞在を記憶だけではなく、記録に残したいと感じたので、定期的にnoteを書こうと思います。
どこに住んでるの?
僕が住んでいる所は、スペイン北部のバスク地方に位置するサン・セバスチャン。人口約18万人と決して大きな町ではないですが、ミシュランの星付きレストランや串刺し料理「ピンチョス」が名物のバルが沢山あり、美食の街として有名です。
また青く透き通るビーチもあり、夏は世界各国から観光客が訪れます。
偶然にも僕が到着した週からお祭りが始まり、1週間毎日花火があがったり、朝まで音楽が鳴り響いたり、迫力のある活気に若干圧倒されながらも、新生活をスタートさせました。
なぜサンセバスチャンなの?
海外で暮らす手段のひとつとして人気のワーキングホリデー。
数ある連携国の中、僕がスペイン・サンセバスチャンを選んだ理由は、
世界一と称される美食の街の食文化や料理に触れてみたいと感じたからです。
前職で働いていたレストランは、ジビエ料理を軸にお米や野菜など、地産地消を大切にしており、食の多様性を教えていただきました。
料理人や生産者の哲学、培ってきた経験を軸に提供される料理や食材。
お客さまの感動している表情やその場が何とも言えないあたたかさに包まれる時間が僕はとても好きです。
そして心で受け取る喜びが多いのが飲食店の魅力。「美味しかった」や「ご馳走様でした」と笑顔で言ってもらえると不思議と疲れが飛んだりもします。前職は1年と短い間でしたが、飲食業の魅力に触れ、食に関する仕事をしたいと考えるようになりました。
また自分が生まれ育った環境を守るために食のアプローチを学びたいです。
僕の生まれ育った故郷の京都府北部・丹後地域は、海と里山の両方を兼ね備え、四季折々の旬の食材や個性的なお酒が楽しめ、温泉もあり、観光地として栄えています。
ただその反面、森林の減少や生態系の破壊が進んでいる現状もあります。
生い茂っていた森が枯れていたり、里山に沢山いた生態系が居なくなったり、元々あった豊かな環境や生態系が減ってきています。
僕は幼少期から田んぼや森、川が遊び場で自然が生活の一部でした。
大人になり、改めて自然を見返してみると、環境の変化や衰退を感じたので、自分なりに何かできないかと考え始めました。
当たり前のことですが、自然は循環して生きています。
小さくても1つのバランスが変わると、その後の循環のサイクルも変わる可能性がある。きっと要因は、地球温暖化や農薬散布など、様々な事象が絡み合っていますが、持続可能を世界を目指すには、誰にとっての「持続可能」なのかを考える必要があると僕は思います。
「Form to Table」(畑から食卓へ)など、環境や食に関する捉え方が世界中に広まっているように、海外では今の世界をどう捉え、今後どのような未来を描いているかを知りたいです。
やっぱり人の優しさが一番感動する。
初めての海外1人暮らし。
スペイン語はしゃべれないし、家も仕事もない状態からのスタートでしたが、1週間で無事に家も仕事も見つかり、何とか生きていけそうです。
スペイン語は、まだまだこれからですが…汗
生活の基盤となる家や仕事がスムーズに見つかったのは偶然知り合った1人の友人のおかげです。
その友人はサンセバスチャン在住のコロンビア人。
語学が勉強できる語学交換アプリで知り合い、日本や韓国に興味があるみたいで、日本にいるときからメッセージをやり取りするようになりました。
家捜しでは、僕の代わりに内見を4,5件回り、大家さんや立地も含め、安全性の高い物件を勧めてくれ、契約のサポートまでしてくれました。スペインの賃貸サイトでは、写真と現物と違うことや条件の怪しい物件が多いみたいで、揉めて、強制退去させられたり、高額のお金を請求されたりすることも多いみたいです。
さらに部屋探しだけではなく、部屋掃除やシーツカバー、枕カバーも新しくしてくれたりとサポートをしてくださいました。
さらに仕事探しでも履歴書の添削や求人募集までリサーチしてくれました。
スペインでは、履歴書の決まった書き方やフォーマットもなく自由。
日本と違いPR感の強い履歴書が求められるので、サポートなしで作るのは少し難しいです。僕はサンセバスチャンに到着してから1ヶ月以内に仕事を見つけたかったので、日本にいるときにオンライン上でサポートを受けながら履歴書を完成させました。そして気になっているレストランにメッセージで履歴書をたくさん送り、現地で面接を受け、無事にレストランでの仕事を見つけることができました。
ここまで、至れり尽くせりのサポートをしてくれた、友人に「なぜここまでサポートしてくれたの?」と質問をしたところ、
「サンセバスチャンでの生活を幸せに過ごしてほしいから。」と一言。
出会ったことがなく、オンラインでのやり取りしかない外国人に僕はここまでできるかと聞かれたら正直即答は出来ないです。
この出会いに感謝。本当は今すぐ恩返しをしたいですが、今の僕には返せるものがありません。いつか恩返しできるように頑張るのが僕の役割だと思い、毎日を過ごします。
また働いているレストランでは、
言語も通じず慣れない作業も多いので、
よくあたふたしているんですが、
「Hola! Masaki .Cómo estás?(調子はどう?)」
「No tengas miedo!(恐れることはない!)」
と積極的に声をかけてくれます。
まだ返せる言葉も少ないですが、心理的に安心でき、
とてもありがたいです。
サンセバスチャンに着いてから、美しい建築や透き通った海、
美味しい料理や食べたことがない食材に毎日感動していますが、
スペイン語が話せないからこそ、人の優しさに救われ、ここに来てよかったと感じています。
これからもよろしくお願いします。
こんな感じで取り留めのない文章ですが、
月に1回くらいのペースでスペイン滞在記を書きたいと思います。
サンセバスチャンに来て、日本語に触れる機会も減り日本語が恋しいので、
なんでも良いので、メッセージを送ってくれると、とても喜びます!
ではまた!
Hasta luego!(またね)