搾取群衆

   題名 搾取                     世界が変わろうとしている。新コロナとか言うウィルスが世界中で流行りパソコンが世の中に広がった時の様にまた時代が変わろうとしているみたいである。ロックダウンとか緊急事態とかで東京から全国が止まった。外へ出てはいけないらしい。しかし私はもう十年はひきこもりをしていて下界と接していない。わんこと二人暮らし。今までと何も変わらない。テレビも壊れていてスマホでユーチューブをみるくらいで情報弱者である。夜中にコンビニで食べ物を買うのと近所のペットショップでわんこのご飯やトイレシートを買う位しか外に出ないが私の住んでいる街は特に異変も無く皆んな普通に生活している。私が住んでいる街は東京の府中市という街で年がら年中祭りをしている老人が多い街である。街の中心に大國魂神社があり欅並木通り沿いに少し商店がある。最近開発されてデパートなどできたが直ぐに潰れる様な街である。特徴と言えば府中競馬場位である。私の最近百二歳で亡くなった祖母が働いていたらしい。母方の本家が府中駅の北側の天神町にあり歩いて十五分位の所に一軒家を構えている。今は血の繋がっていない叔母が一人で住んでいる。私は産まれも育ちも府中市である。私が産まれた昭和四十三年に三億円事件と言うのがあったらしい。ひきこもりをしていて暇なのと新コロナ緊急事態宣言とかでふと思い出した。祖父は東芝府中工場で勤務していてかなり偉かったらしい。丁度祖父が天神町から自転車で通う道で三億円事件はあったらしい。刑務所のすぐ近くで。事件のあった場所の近くに私の友達の家があり自慢げによく言っていた。私もよく知っているが確かに人気は今もない。祖父は私が物心つく前に肺癌で亡くなったそうである。あまり記憶に無い。そして私には叔父が三人いて一人は白バイ隊員で全国大会に出る程の単車好きで叔父三人で天神町の庭でよく車や単車をバラバラにしたり組み立てたりしていてサイドカー等もつくっていたらしい。今は白バイ隊員だった叔父は定年を過ぎ交番勤務だか事務だかをしていてまだ警察に勤務している。長男だった叔父はかなり素行が悪く地場の反社と付き合いがあり府中では有名だったらしい、西武バスに勤めていたが舌癌、肺癌などで二十年前位に亡くなった。府中市自体が昔は夕方になると出歩けないかなり物騒な街であった。まだ暴対法が無く、駅前にはパチンコ屋とスーパーと飲み屋が沢山あり朝鮮人が駅前を仕切っていてモランボンなど朝鮮系の店が駅前に沢山あり二番目の叔父はそこに就職していた。まだ元気で単車に乗って全国を旅しているし働いている、元気な老人である。因みに元白バイ隊員だった三番目の叔父も未だに単車好きである。三人の叔父は三人とも小さな頃から車、単車好きで天神町の家にはいつも沢山の車や単車がバラバラになって沢山あったらしい。私の母は一番上の長女で祖父のコネで東芝に入るが結婚してから府中市のNECに勤めていた。典型的なお嬢様育ちで世間知らずだったが今生きていればかなり高齢である。NECで軍事関係の事に関わっていたらしいがよくわからない。昔から機械に強く博学でキャリア思考が高い人であった。三人の叔父とは少し歳が離れていた間に一人叔母が居たが小さな頃亡くなったらしい。母は異常に仲が三人と悪かった記憶がある。母も十年程まえに全身に癌が発見されて亡くなった。父は府中市にあるコンクリート会社に勤めていたが若い頃から寝たきりで母が亡くなる数年まえに看護師の医療ミスで亡くなる。私にはかなり歳の離れた兄がいた。銀行員だったが飲むうつ買う、三拍子揃った遊び人で母の亡くなる数年前に体を壊し突然死んだ。私は三人の看病や世話をしていて一気に三人を亡くし病んでしまい引きこもりになる。元々父方母方とも付き合いがなく祖母が無くなり完全に縁が切れ天涯孤独となる。リーマンショックの時は覚えている、その時外資系の会社に勤めていたが今回程世界は混乱しなかった。ひきこもりをしている私でも今回の新コロナ不況で世界は変わる様な気がする。しかし病んでひきこもりをしている私にはどうでもよい。そんな暇な時たまたま三億円事件を思い出して暇つぶしにスマホで調べてみた。府中三億円事件、時効している。爆破予告や銀行、農協、地名、学校、府中に住んでいる私は全てわかる。というか母方の叔父や祖父に関係していればできる事ばかりであった。モンタージュは違う人らしいが二番目の叔父にそっくりなのでびっくりした。かなり大掛かりで複雑だがかなり雑で単純にも思える。身近で起きた最大の事件であるはずなのに私の身内から三億円事件の話題を聞いた事が無い。祖母から昔軽く耳にしたのは当時現金支給であった事位である。封筒に名前が入っていたとかいないとか。今でも天神町には母屋と倉庫がありかなり広い土地が残っている。祖父祖母は北海道出身で私の母だけは北海道産まれらしい。いきなり東京にでてきて東芝に入り天神町に家を建てたみたいであるが祖父祖母は親がいるとかいないとか。学歴はなく祖父は鍛冶屋を祖母は土方をしていたらしい。つまりは貧乏で母を東京の学校に入れる為に裸一貫で出てきたらしい。母も親の過去は知らないのか私にも言わなかったのでよくわからないが。一時三人の叔父も東芝にいたらしい。東芝に詳しい。車、単車を組み立てる事ができ複数所有していた。運転は三人とも全国クラスの腕である。地場の反社、朝鮮人と付き合いがある。三多摩育ちである。そして事件が起きた近くに住んでいる。三男は白バイ隊員である。学生運動などもしていたらしい。そして誰がいつ購入したのかわからないがあきる野市と練馬区に土地と家があり長男は天神町の家を結婚して継ぎ次男は結婚してあきる野市三男は結婚して練馬区に。ふと疑問に思う。サラリーマンの祖父が家を三軒も買える給料が貰えるのだろうか?。しかも現金で。私は大学を卒業して不動産関係にもいたがいちサラリーマンがローンも組まず家を買うのは不可能であると思う。どこから原資はいきなり出てきたのだろう。そして百二歳まで生きた祖母はお金持ちで年に何回も海外に行き私が物心ついた時には競馬場を辞めていて無職で祖父は亡くなっていたが家を建て直したり車や金をよくあげていた。母も兄や私の学費父や兄が亡くなった時には墓や仏壇などを買ってもらっていた。年金とはそんなに貰えるものなのかよくわからないが噂では数万円しか月に入らないと聞く。どこからあの金は出てくるのだろう。次男も三男も家を建て替える時に祖母が出したと母が言っていたような気がする。百二歳まで生きた祖母には孫やひ孫が沢山いて車を買い与えたり七五三、成人式は必ず盛大に祝い結婚式代も出していたらしい。私は祖母と付き合いがなかったので一切祝ってもらってはいないので母からの又聞きではあるが。兄は祖母から一番すかれている初孫なので全ての金をだしてもらっていたみたいである。兄は一部上場の電気会社の取締役の娘さんと結婚した時は五百人からの人を招き都心の一流ホテルで結婚式をあげた。それも祖母がだしたらしい。兎に角祖母はお金を沢山持っていたのは確かである。祖母が無くなり遺産相続で母の代わりに私が相続人になったが一円も相続も遺留分もなかった。二人の叔父と血の繋がらない叔母で一流の弁護士が仕切り母が亡くなった時公正証書を祖母にかかせたからである。その時の弁護士からの書類には貯金は0円であった。お金は何処に消えてしまったのだろう。府中三億円事件をスマホで調べながら事件の概要やストーリーを調べながら母方と当てはめるとかなりはまる。しっくりとくるのである。いや当てはまりすぎる。叔父三人が犯人なのだと面白いなと想像する。計画は母方皆んなで絵を書いたのなら金まわりが良いのも納得できる。ふと私が小さな頃の天神町の家に警察無線が常になっていたのを思い出す。あれも何か違和感がある。頭痛がした。十年近くひきこもりをしていて思考能力が無くなっている。過去の事を思い出せないどころかさっき何を食べたかさえ覚えていない。自分の過去さえほとんど記憶にないのに叔父達の過去など全く知らない。またふと思い出す。昔大國魂神社の境内にジュースか何かを売っている古屋がありおばあさんが商売をしていたのか住んでいたのかよく覚えてないが、そこにスピッツが居て子供を産んだのをもらったのを思い出した。冷蔵庫の下に入り真っ黒に汚れたスピッツの子供をもらってうちのこにした。あの古屋も今は無いしもらったスピッツももういない。五十年近く前の記憶が戻る。少しだがうちのこのスピッツを思い出すと記憶の扉が少し開いた。私は南町に住んでいた。府中本町駅を少し下り中河原と分倍河原駅の真ん中辺である。周りは田んぼしかなくとてつもなく田舎であった。買い物は府中駅まで行かないと何も無かった気がする。駅前に忠実屋と西友があったような。府中駅の周りは競馬場に来る人達が飲む所が沢山ありかなりガラの悪い街だった記憶がある。駅近に駄菓子屋がありよく通っていた。現職の府中市長は幼馴染の兄がやっている。幼馴染の家は幼稚園を経営していて私もそこに通った。今もその幼稚園はあるので微かに覚えている。府中全体が田舎で何も無かった。私が産まれた昭和四十三年など更に何も無かったはずである。府中三億円事件の逃走経路や地図から現金輸送車からカローラに乗り換えた国分寺も今も人気が無い田舎である。そこからカローラをのり小金井の団地に行く経路はもの凄い近い。そして未だに田舎である。地図で見てもかなり近場で動いていて明星学苑など天神町から歩いていける。学園通りなど今も人気が無い。地元の人間なら誰でも知っている。そして天神町の本家に戻れば誰にも見られず帰れたはずである。つまり叔父三人には簡単にできる完全犯罪である。わりと昔は身近で犯罪があった。私が学生の頃パチンコ屋で働いていた。当時はパチンコ屋はガラの悪い店員しか居なくて住み込みで流れ者の名前すら本名でなくても働いていて全国各地で犯罪を重ねながら点々としている人も多く仲の良かった流れ者が夜中に集金に来る人を襲い消えたりしていた。しかし警察沙汰には何故かならなかった。流れ者の人達は反社の人達も多く組の金を持ち逃げしたり薬を持ち逃げしたりしていて拳銃を持ち歩いてる人さえいた。先輩にはガソリンスタンドで働きながら売り上げを持ち去るなど普通であった。今の様にセキュリティーもない時代、大体の事件は犯人は捕まらなかった。その数十年前の三億円事件である。しかし冤罪はかなり多かったと思う。疑われれば長い間勾留され殴られ蹴られ睡眠さえとらせずに警察のシナリオ通り自白をさせられて、だから検挙率は世界一なのかもしれない。三億円事件もかなり犠牲者が出たと書いてあった。過去に犯罪歴がある人がかなり疑われたみたいである。叔父三人は多分過去に犯罪歴が無かったのだろう。ローラーを府中や三多摩全体にかけたようだが叔父三人が容疑者になったとは聞いていない。ざるの様なローラーだったのだろう。誰も被害者が出ていないし三億円も結果海外の保険会社が支払い国内では誰も損をした企業もないらしい。記事によるとあまりにも沢山の証拠を残しているので誰もが直ぐに捕まると思っていたらしい。そういえば白バイ隊員で交通機動隊、しかも鈴鹿の全国大会に毎年代表として出ていた叔父が訓練中事故を起こしたか何かで祖父祖母身内誰も連絡がとれないという事があったらしい。極秘と言う事でどこで何があり生死もわからない時期があったらしい。母からなんとなく聞いた記憶があるが一年近く消息不明だったらしい。連絡がとれた時には完全に怪我は治っていたらしく本人も何も語らず真相は闇に消えたらしい。隠蔽というやつである。警察官が何か起こしても表に出る事は昔は無かったみたいである。私の友人にやはり警察の偉い人の子供がいるがかなり犯罪を犯していたが親父さんが握り潰していたと言う例もある。私も過去に不動産屋に勤めていた時街でチンピラにいきなり殴られて車を壊された事があり直ぐに警察を呼びチンピラと私は警察署で調書をとっていた時チンピラの親が警察官とわかり逆に私が嘘をついた事になり調書をとっていた警察官に偽証罪だと脅された経験がある。結局その時もチンピラの親が警察官と言う事で事件はもみ消された。友人の親が国立市で議員をしていて子供が半グレでしょっちゅう捕まっていたがやはり議員の親父さんがもみ消していた。三億円事件の犯人が仮に白バイの叔父だとしたら捕まらない様な気がする。私が好きな映画にタクシードライバーとスカーフェイス、日本映画だと新仁義の墓場がある。共通点は主人公がぶっ飛んでいるが孤独という所である。私も孤独である。しかしぶっ飛んではいない、何処にでもいる普通の中年である。タクシードライバーのデニーロ、スカーフェイスのアルパチーノ、新仁義の墓場の岸谷五郎の生き方に憧れている。しかし十年ひきこもりをしていて既に死んだものと同じ様に過ごしている。私も死ぬまでに一度はぶっ飛んだ事をしてから死にたい。地位権力名誉金何も欲しくは無い。欲など昔からほぼなく今は完全に無い。心配なのは私が突然死んだ時わんこが共倒れどころか餓死して苦しんで亡くなる事だけが心配である。突然部屋で孤独死だけは避けなければいけない。せめて外で死なないとわんこが直ぐに保護される様に。府中三億円事件を読みながら私にもできる様な気がした。歴史に名前が残る。生きた証が欲しい。十代の頃敦盛の歌が好きだった人間五十年。とうに過ぎてしまった。近所の日野市高幡不動に土方歳三の銅像があり小さな頃憧れた。新撰組がこんな近くにあり土方歳三は三多摩の人らしい。今新撰組があれば入りたい土方歳三と共に闘い前のめりに死にたい。熱っぽくだるい。新コロナだけにはかかれない、わんこを預ける身内も知り合いも居ない。かといってわんこが居なければ私はとっくに首をくくって死んでいるだろう。わんこだけが心の支えなのである。そのわんこがここ一月前程から食欲が無く下痢が続き獣医にみてもらったが原因は解らずおむつをしているが三十分に一度水の様な液体を少し漏らす。その度におむつをとりかえる。おしっこの回数も増え水はよく飲むがぐったりしていて動かなくなっていた。下痢止めや点滴をしながら小康状態をなんとか保つ。私は心配で眠れずコンビニに行くのも不安であった。目を離したら死んでしまうのでは?。私はいつ死んでも良い。しかしわんこの死を受け入れるだけの胆力はもう無い。そんなぎりぎりの毎日を過ごしていた。大國魂神社で授かったスピッツ、コリー、柴犬、ハスキー、それに狆が四匹家には代々いてくれてその子達が亡くなる度に気が狂いそうになった。親や兄の死より苦しかった。親父は私が大学生の時から寝たきりで介護を私がしていた。正直亡くなった時は介護から解放されてほっとした。しかし連続して兄が借金を残し突然死して残務処理を私が一人でやり重なる様に母親が癌の闘病に付き添い介護してやはり一人で全てやらなくてはいけなくて、更に家に最後の狆がいて面倒をみていた。リーマンショックと重なり私の生活は地獄絵図のようであった。母親が亡くなった時もほっとした。しかし私はせいもこんも尽き果て病んでしまっていた。最後の狆がいてくれなければ十年前に自殺していただろう。やるべき事は全てはたしたからである。しかし最後の狆を看取るまではとひきこもり、無気力ではあったが狆と支え合ってなんとか過ごしてきた。その狆が弱りに弱ってきた。それをみているのさえ耐えられない。そんな時に新コロナ騒動である。ぎりぎりの精神状態に追い討ちである。私の友人がネットの書き込みを消す仕事をしている。本当の事は表には絶対に出ないらしい。新コロナと言うのは本当なのかわからない。何年か前に東日本大震災があり津波が来たらしい。私は東京にいるのでわからないが。公共事業で堤防をつくる仲介に入った人が知り合いにいる。とんでもないお金が動いたらしい。その人は民間人である。この話は表には出ない。災害などがおきると大きな国の予算が動くらしい。その大半は何処か消えるらしい。不幸がおこると儲かる人達がいるのは確かである。葬儀屋や寺の様に。今回の新コロナでも誰かが大儲けしているはずである。だから新コロナの情報や表に出てくる数字は確かな事ではない。そんな錬金術や世界の事など私にはどうでよい。それよりわんこが目の前で弱っているのが確かな事実である。私もわんこも今ぎりぎりの所だと言う事である。中年のひきこもりが沢山いるとネットに書いてあった。五十八十問題?親の年金で親の家に住んでいるらしい。老人はお金を持っていると言う情報がある。はたして確かな情報なのかわからない。私の親は私が小さな頃から貧乏で親からお金を貰った事が無い私が親を養っていた。皆んなが持っている物は全て持っていなかった。ランドセルすら。食べ物も与えられず自力で生きてきた。府中はわりと下町の雰囲気があり近所が一体になり毎月祭りが何度もある町で知らない人がご飯を食べさせてくれるのでなんとかいき抜けた。うちの親は死ぬまで貧乏だった。親父が寝たきりですごく介護費用がかかり兄は家を出てから全く顔すら出さず縁が切れていた。母親が癌になった時は運良く癌保険に入っていたのでとんとんで介護できた。親が亡くなった時には借金は無かったが財産も無かった。老人がお金持ちと言うのも胡散臭い情報である。数万円の年金でくらせるほど甘くは無い。死ぬまで働いている老人を沢山みる。過酷な肉体労働をしながら。一%しか金持ちはいないらしい。しかし周りの老人で生活保護を受けている人も居ない。私が不動産屋に勤めている時生活保護の申請の手伝いをしたが結果受けられず市役所ではねられた。市議会議員に口をきいてもらいなんとか部屋は借りる事ができたが人間が住むのは困難な部屋にしか入れなかった。地主や大家が孤独死を嫌がるので大体は入れない。生活保護などうけられないと考えた方がよい。八十五十問題とか言うが一部田舎の金持ちだけだろう。天涯孤独な私が家を借りれたのもかなり裏技を使った。今は保証人が居てもかりれない場合が多々ある。保証協会に必ず入らないといけない。その保証協会で無職なら部屋は借りれない。収入証明数年分の過去証明をして更に保証協会にお金が払えなければアウトである。私も普通なら何処も借りられない下級国民だが元不動産屋勤務と言うことで裏技を使いなんとかぎりぎり借りれた。ひきこもり歴十年。他のひきこもりさん達がどう過ごしているのかはわからない。私は友人知人も居ないので誰とも関わりが無い。何をして過ごしているかと言うと何もしていない。テレビもなければパソコンもない。スマホは必要無いと言えば無いしつい最近までガラケーであった。電話番号がないと何も登録できないので使わないが一応持っている。昼間は寝ている。遮光カーテンなので夜か昼間かわからない。時計も必要無いし誰とも会わないので一年中ジャージである。わんこが暑さ寒さに弱いので一年中エアコンを常温にしている。日付も曜日も関係ない。現に私が自分が今いくつなのかよくわからない。動かないので食欲もない。元から拒食だったので殆ど食べない。性欲も昔から無いがここ十年立った事も無い。十代の時先輩にリンチを受け局部を潰されて片玉で竿も海綿体骨折をして一年以上腐ったバナナの様に真っ黒であった。それからまともには立たないふにゃふにゃである。一日が二十四時間で回っていないので眠れる時は何日も寝ている。体力がないのでそんなには眠れる日も無い。寝過ぎて背中やお尻の皮がむけてずるずるである。お風呂もほぼ入らない。入る必要も無い。欲求がないので何も欲しくない。何も考えていない。特に暇だとかイライラする事も無い。わんこといるだけで幸せなのである。孤独死と言うと老人が反論したみたいである。死ぬ時は皆んな孤独なのだから言い方を変えろと。ハラスメントや社会に対して物申す人達が多いが皆んな元気で力が有り余っているのか?。自己主張したいのか?。目立ちたあのか?。ストレスがたまっているのか?。SNSなど色々ガス抜きをしないとやり切れないのか?。新コロナでステイホームなど皆んなパニックになっていたが私は十年前からステイホームであったのでなんの問題も無い。小さな頃母親にあなたは頭がおかしいのだから刃物を持たない様に言われた。母親はヒステリックな人で毎日かりかりしていてよく殴られた。トラウマになり刃物を持たない様にしていた。私は頭がおかしいという洗脳を受けた。兄は溺愛されていてなんでもゆるされていた。幼稚園から塾や習い事を沢山していてなんでも一番の優秀な兄であった。兄からも私は虐待を受けていた。無能な私は皆んなのストレスの吐口であった。遺品整理をしていて兄が産まれてからの成長記録の写真がダンボール箱何箱も出てきて写真一枚一枚に生まれてきてくれて有難う以上の気持ちの悪い文章が事細かく書いてあり異常な溺愛をしていたのがわかる。因みに私の写真は一枚も無いし幼稚園の入学式も一人で行ったのを思い出した。何故あんなに毛嫌いされていたのかわからない。しかし今まで親の面倒をみてきたのは私で奴隷であった。今までいいつけを守り生きてきた。なにか無性に刃物が必要だと感じてできるだけ殺傷能力が高そうなサバイバルナイフや狩猟刀など何本も買い集めた。それに催涙スプレーなど実戦で役立ちそうな物を買い集めた。だが心許無い。やはり銃器が欲しくなった。私が小さな頃は拳銃など安く買える人達がパチンコ屋でバイトしていた頃身近にいた。しかし暴対法ができて反社の人達は潜ってしまい表面上見かけなくなった。銃器の規制も厳しくなり所持しているだけでかなり刑務所に収監される様になり身近で見かけなくなった。見かけるのは警察官が腰にぶる下げている位である。あの拳銃が欲しい。そんな衝動にかられた。夜中にコンビニに行くとよく職質にあった。近所の交番にも数人は警察官がいる。手に入れる事はわりと簡単である。学生の時沢山のバイトをした。そこで真実を知る。日本にはプロがいない事を。全員アマチュアもしくは素人なのである。土木会社で高校生の頃日雇いで水道工事をしていた。ブルドーザーからユンボ、トラックありとあらゆる重機をやらされた。他は地方からの出稼ぎのおじさん。勿論素人である。穴を掘り、雨だろうが雪だろうが腰まで水につかりながら横に掘りたまに生き埋めで死人が出る。地中に百キロ管や五十キロ管を背負い入り中の管と適当に繋ぐ、やり方は知らないがやるしかないのである。そして砂や砂利で断崖をつくり埋めなくてはいけないのだが時間とコストがかかるのでいきなりダンプの土を入れてしまう。その上にアスファルトをひけばわからない。しかし暫くすると陥没する。そうしたらまた受注が入り儲かる。図面を引く事もある。勿論適当にである。誰も教えてくれない。それでも工事は終わる。千葉の湾岸辺りに行くと道が波をうっている。予算がないのかもしれない。ファミレスでバイトする。全員勿論素人である。私は楽そうな洗い物をしていた。洗剤の液体の水に浸けてあとは食器洗浄機が洗う。汚れが落ちるどころか洗剤まみれで角にはコゲが付いている。調理担当の素人も気にせずその上に盛り付け適当に形だけ整えてお客様に出す。店長は社員だがシフトと売り上げだけを本部に送るだけの素人である。給食センターで沢山の施設に食べ物を作っているバイトの時、超健康食品と謳っていたが劣悪な環境でゴミをつくり見栄えだけはきちんとした毒物であった。みてないところで作られている物を信じてはいけない。バイトは気分次第で中に唾を入れている、床を拭いた布巾で食器も拭いている。パチンコ屋でバイトしている時知ったがパチンコ玉やコインが何故あんなに何時もピカピカなのを皆んな不思議に思わないのだろうか?。全ての玉やコインは常に流れていて地下の劇薬の中を通り洗浄?されている。私達はそこに行くだけで咳き込むほどの劇薬でである。皆んな地下倉庫には店員は行かない。死ぬ様な劇薬で洗っているから危ないのを知っている。その玉やメダルを楽しそうにお客様は触っている。しかしどのバイトでも健康被害のクレームは来たことはない。案外皆んな人間は丈夫なのである。海外の人は日本の水をポイズンといいのまないらしい。かなりの薬物で何か殺しているかららしい。発癌性以前に虫が死ぬ様な物が入っている液体を日本人は飲んでいるのである。しかしだれからもクレームは国にしない。はっきりとした証拠は無い。ここ最近私の住むマンションが水道工事をした。何か機械をつけたのか何の工事だったのか二ヶ月間に二日断水した。それからうちのわんこは水の様なうんちがとまらなくなる。食べ物は細かく原産地からチェックしているし断食もさせた。だが水の様なウンチを三十分に一度少し出す。原因は水しかないのが判明した。私の体には今は異常がない。蓄積しているのだろう。日本人はかなり丈夫なのかもしれない。私が経験した仕事で安全な食べ物は無いし常に綺麗な物には劇薬がついていると判断した。しかし皆んな即死なないし病気にはいずれなるだろうが原因はわからない。じんわりと真綿で首をしめられているが気づかないしだれも声をあげない。あげたとしてもデモをするくらいである。本当に変えようとする人はいない。今回の新コロナで世界的に話題になってはいるが本当の事は私達にはしらされないし知ろうともしない。私は今新コロナより水道水をどうするかが大事である。わんこに買ってきたミネラルウォーターを与える。しかしこのミネラルウォーターの成分も作っている人を信じては当然いない。仕方なくである。そしてウォーターサーバーを買いわんこに飲ませるがわんこが何故か飲まない。試しに水道水を与えると飲むのである。脱水症や熱中症になれば即死んでしまう。兎に角何でもよいのでのんでもらうしかない。考えてる間にわんこは弱ってしまうのである。わんこの下痢は止まらない。毎日獣医の所に行き点滴で繋ぐしかない。その点滴の中身も何かは獣医も本当の事は知らない。後輩に親が製薬会社のお偉いさんの人がいる。病弱であるが親は決して薬を飲ませない。危ないのを知っているからだ。調子が悪くなると漢方薬を何処か安全だと言われているルートで手に入れ息子にのましている。医者にも行かせない。製薬会社の取締役位になると何か知っているのかもしれない。兄が銀行員になった時の言葉を思い出した。一つは親父の給料凄い少ないんだなと。営業でまわると百億以上貯金がある人が沢山いると。兄は何でも一番でないと我慢できない人で入社後すぐ営業で一番なりあっという間に出世していった。融資係の時は馬鹿な私にはわからないが反社より酷いやり方をして関わった人達は貸し剥がしなどでかなり亡くなったらしい。よくトイチの半グレなどいるが銀行員のやり口からしたらお子様レベル、国や法律を後ろ盾にやりたい放題らしい。まともな仕事などないのかもしれないが。錬金術とはそういう物なのだろう。誰かが儲かれば誰かが損する。とうぜんである。今回の新コロナで世界的に不況になれば誰かが逆に大儲けしているはずである。ハイブランドのコピー品を売っている人が面白い事を言っていた。同じハイブランドの物を二つ並べてどちらかが本物だと言う。最近は質屋でも判断がつかない。そして実は両方ともコピーでしたと。持っている人が本物だと思えば本物だし偽物だと思えば偽物だと。気持ちの問題だと。実際エルメスなどの職人がロゴの付いていない全く同じ物をつくり販売している噂をきく。ロゴがついているかいないかの違いだけだと。価格は雲泥の差である。フランス人は商売が上手いときく。需要と供給のバランスを計算して付加価値をつけるのが上手だと。物に価値があるわけではなく気持ち、心理を操る事で錬金術をするのである。金塊はただの鉱物である。情報を操作する側の人間だけが儲かるのである。新コロナも同様である。スマホで首相暗殺と調べると結構な人数が暗殺されていた。たまに今の首相が物凄い護衛に守られて車で移動している映像を見る。可能なのであろうか?。と言うか私が知っているだけでもかなりころころと首相が変わった。首相が変わっても私には何も影響は無かった。社会に不満も無い。欲しいものも無い。わんこが健康で長生きしてくれるだけでよい。逆に言えばわんこが居なくなると私はいきているのが辛い、正常に死を受け止める胆力は無い。日本で居なくなったら何か変わる様な人はいるのだろうか?どうせ破滅するなら道連れに連れていってあげたい。誰か教えてほしい。バイト時代色々な仕事の裏側をみて大学を卒業して大手教育教材出版社に入り教材の売り方と言うか洗脳期間があり数ヶ月缶詰にされて自分は世の中の為に良い事をすると教育された。頭の良い人ほど見事にはまる。勉強のし過ぎで疑う事をしない。私はひねくれていたのと群れに属せない性質と裏切られてはめられて生きてきたのではまらなかった。私が小さな頃からハウトゥ本が流行っていてマニュアル人間の時代であったのも重なり営業を細かく砕き心理学行動心理学色々な事を研修期間に刷り込まれた。訪問販売と言う営業の基礎を。砂漠で砂を売り、海で海水を売ると言う根本的な詐欺のやり方を。皆んなは正しい事だと刷り込まれたが私は完全に詐欺だとわかった。本社は名古屋にあり東京にいよいよ進出と言うタイミングであったが日本一の激戦区であり何度も失敗していた時であった。まだ訪問販売が法律で規制されていないなんでもありの時代である。東京支社は既にあり出社すると既に東京採用で数十人いて皆んな中卒片親ヤンキーチンピラで構成されており今で言う半グレ集団が先陣をきり敗戦していた。しかし一日でも早い入社は年齢関係なく先輩であり上司であり絶対服従は当たり前で話をする時は正座でする。ハラスメントなどと言う言葉すらない時代で暴力もありであった。チンピラ軍団は十代であったが新卒の私達数十人は人間扱いではなかった。当時は退社する自由もなく労働時間も決まっていなかった。会社は死ぬまで使うと言うスタイルだったが大体数年で皆んな壊れていくので年中人材募集していた。会社はブラックであればあるほど大きくなる。それは今と変わらない。歩合制で稼げる人だけは稼げる。考える時間与えずに年がら年中全国大会やコンクールがあり毎日全国の誰が幾ら売って何位だと発表されていて稼いだ金は年に強制的に海外旅行が組まれていてそこで使い切るシステムができていて貯蓄して起業とかはできない様に細かく管理されていた。二十四時間三百六十五日プライベートな時間は無い。新卒軍団は大体まっさらな人達だったのでたまったものではなかっただろう。私は沢山のハードなバイト経験があり土木工事などは朝から夜まで穴を掘り夜から夜勤など普通でパチンコ屋など三連勤など三日眠らず新装入れ替えなどが当日まで店長しか知らずにいきなり言われて一週間眠れず一ヶ月休みなしも普通をこなしており慣れていた。当時DCブランドの店員などもしていたので毎日全国の順位が発表され毎日上司マネージャーに電話報告義務がありプレッシャーにも慣れていた。そして世の裏側の人達とも交流があり大学生の頃は六本木を主戦場とした学生企業にも属していた経験もあり金になる事は大体経験していた。大手教育教材出版社研修数ヶ月間図面で詐欺の基礎のマニュアルの本質をきちんと理解し田舎と東京を比較し田舎の詐欺テクニックでは東京ではフロント、インターホンカメラ付きでは顔を見れない、通用しない、玄関の鍵、ドアすら開いている田舎とは違う。更に毎日何かしらの飛び込み営業に怒りを露わにする。オートロック、ほぼ在宅していない。などなど分析して正攻法の詐欺には慣れている人達をどう短時間で大量の人達を一気に成約するか。私が考えたのは学校に直接乗り込む、公園やゲームセンター、つまりは生徒が集まる所で情報を集めて学校の中心人物となかよくなりヤンキー、部活キャプテン、生徒会長、学校を仕切っている子達と仲良くなり子供達を集めてもらう。そして信用させてから教材を欲しいと親を子供から説得させる。子供が勉強したいと言うのに親はまず反対しない、すればあとあと一生恨まれる。それから子供と一緒に訪問して契約するだけである。インターホンもオートロックも関係ない。お金がなくてもローンをがある。そして学校の中心人物が俺が私が買ったんだからお前らも買えよと指示してもらう。子供の世界はシビアである。ピラミッドができていて指示に逆らえばいじめである。普通一つの学校で数人購入があるかないかと言う前例を覆し学校の大半が短期間で一気に購入する。しかし禁じ手である。ありとあらゆる裏技を使い入社して直ぐにトップになる。税金の事や時間や法律を考えながら。その会社は結果的に東京進出に成功した。実績が信用を生み出して更にブラックになる。私はこの会社で営業の根本を実験して成功する。他人と同じ事をしていては売れないと。お金を借りて返さない。物を借りて返さない。これがお金持ちになる秘訣だと有名なホテルの社長が言っていたそうである。錬金術とはそう言う事なのだろう。マッチポンプ。自分で世界中にウィルスをばらまくそして前もって作っておいた薬を世界中に売る。更に予言までしていたら神様扱いである。訪問販売では先ずは決して折れない心が無いとフロント、インターホンを押して会話すらできない。一瞬のミスでインターホンは切られるどころか怒号が飛ぶストレスの吐口にされる。インターホン越しに映る表情、第一印象、声の高さ低さリズムタイミングで判断され酷い時は出てきて殴られ蹴られ水をかけられ警察を呼ばれる。フロントを突破したら今度は玄関に入れるか第二の山場である。東京は物騒であるいきなり玄関を開ける人はいない。チェーンがかけられている。少しの隙間から会話ができる人も少ない大体無反応である。チェーンを外してもらい玄関に入れた瞬間に相手の人相服装見た目雰囲気から玄関から見える物全てから一瞬で情報を全て読み切らないと売れない。ルート営業や大企業の看板でアポが取れていて少しは会話ができる様な状態ではない。いきなり目の前に邪魔な不審者から絡まれる様なものである。一日何百とインターホンを押して同じマニュアル通りに話し行動してもできる人できない人がいて大半の人はできない。才能と運とタイミングである。感がどんどん鋭くなり特殊な能力が開花する。相手の気持ちが読める気がする様になる。心理学者や精神科医などとは全く違う何かが解る様になる。更に鋭くなるとインターホンの第一声で相手がどんな顔、体型、性格、気分まで予想出来る様になる。わたしは口下手と言うより無口で暗い。だがゼロから一気にマックスに人格を変える事がなぜかできた。元々多重人格なのかもしれない。私の中に性別も年齢も違う人がかなりいるみたいであった。本当は皆んなそうなのかもしれない。女心と秋の空。女は皆んな女優。私は精神的に女に近いのかもしれない。昔から女友達しかできず常に女の子達に囲まれて育ってきた。見た目も青白く華奢で女っぽい。今はジェンダーレスだが昔は居なかった。いても迫害され差別され排除された。私も男の集団からいじめにあっていた。兎に角全員の男から何故か嫌われていじめられた。男の先生からは特にいじめられて殴られ蹴られてひどい時はバットで殴られた。何故かはわからない。よく芸能界の人からスカウトを受けた。どんな経験も役にたつかもと映画のオーディションなどパンツの穴やビーバップハイスクール雑誌のモデルなども受かったが無口で暗く目立つのが嫌いなわたしは辞退した。何か才能があるのかもしれなかった。多重人格故の雰囲気は異質にうつったのかもしれない。最近ジュノンボーイのばくくんがジェンダーかもしれないと賞をとった。なんか昔の私の雰囲気に似ていた。訪問販売で東京で一番をとり全国でも常に上位をキープするようになり悪い事をじかくしてこなしていたが周りは自分は正しいと言い続けていた。特に体育会系気合い根性努力で全国大会にまでいけるアスリートの人達は信じて疑わずそれなりにすごい成績を出していた。私の持論は何でも運、才能、タイミングだったが真逆の気合い、根性、努力で全国大会一位になる人は体力や時間を他人の何倍も使い分母の数を増やし誰でも取れる人を足で稼いだ。私は成績は良かったが会社内の人間関係がうまくいかず排除された。しかし自分の才能に気づき歩合で個人でやる仕事を渡り歩いた。しかし不動産だけは肌があわなかった。個人営業だが業界は狭く騙し合い。お客様を騙す千三つのせかいだが営業マン同士会社同士も騙し合いでどこでどうお金が発生するのかわからない。ただ売る貸すだけの単純な数字でない裏稼業が本業の完全に詐欺だと言うのに国や社会から銀行まで一緒に絵を書いている業界でやはり人間関係で業界全体から排除された。人間関係が構築できない私はそれから自営業にはしる。リサイクルが流行っていたので色々な物をリサイクルして売った。それなりにうまくいき金回りはよかった。金回りがよくなると自然と詐欺師がよってきて食い物にされた。一時期は都心で数店舗を出すまではいったが任せていた店員達にインターネットでの空売り、売上、商品の持ち逃げをされて潰れた。どうやら私はお金と人に恵まれないと気付く。社会適応能力がないのである。それでも親や祖母の介護をしながら働き、親や祖母の為に稼ぎ使った。そしていい事など一つもないまま地獄の両親兄貴の連続死亡時期に突入して処理に追われて精神を病む。肉親の死が悲しくて病んだ訳ではない。その度に私だけに降りかかる後処理に疲れ果てた。四十年以上積み重なり擦り切れたのである。母が亡くなった後も遺品が二トントラック三十台程あり死んだ後まで後処理が続いた。当時はまだ遺品整理屋など無く便利屋を複数相見積もりをして胡散臭い詐欺師達との交渉があり結局百万円ほどかかるがいい加減な仕事しかできない素人便利屋が若いチンピラを使い仕事が終わらず結果私自ら荷出しする事になり散々な目にあい騙される。便利屋、整理屋などまともな商売では無い。電話口では安い金額をいい当日仕事が始まる時には言い値で値段が跳ね上がる。昔やはり歩合で軽トラで廃品回収の仕事をした事があったがただで回収をスピーカーからカセットで流してカモがかかれば家に入り込み結局積み込んだ後に高額を言う、嫌なら積み込んだ荷物は自分で下ろして処理しろと脅す。お客様は仕方なくお金を払う。それを廃品回収所で親方に買ってもらう、それはまたリサイクル業者に高く売られる。カタギの仕事では無い、和ぼりの入った人達がたくさん出入りしている。親方もカタギかはよくわからない。そんな世界である。お金が動くところには必ず胡散臭い詐欺師しかいない。最後の最後までそんな人達と交渉しなくてはいけない。残された人はたまったものではないストレスがかかる。そこにリーマンショックが重なり仕事が無くなり派遣切りどころか一部上場企業も大リストラをして中小企業は潰れる。バイトすらない。新コロナ大不況はこれからくるのだろうがあの時は私にとって乗り越えられないものが重なりすぎた。部屋を借りる保証人すらいない。わんこを抱えて必死に住むところを探した。私はリーマンショック前に運悪く華僑の人が日本でタバコメーカーを始めるのに投資し自らもパッケージから味まで決めて東京神奈川にタバコの営業のローラーをかけてばら撒いた直後であった。当然リーマンショックで華僑の人は世界中で大打撃を受け日本から撤退会社は潰れて投資したお金は溶けた。弱目に祟り目。これまでいい事なんてなかったのに更に強烈に悪い事は重なるものなのである。自分で死ぬ気力さえ無くなる時期という経験を経てひきこもる。わんこがいてくれたから正気を保てわんこの為にも最後まで看取らないといけない。最後のお役目であった。そのわんこの水下痢が下痢止めをのんでも一月続き獣医はなにもしてくれない。大学病院で全身を全て検査した。すると若い獣医は全身に癌が拡がっていると言う。それを聞いてからの記憶が定かではない。今まで町医者で検査はしていたがそんな事は言われずにきたからである。営業マンとして自称一流である私は医者は恐怖を売る最も儲かる仕事と認識している。事細かく大学病院の今まで沢山の動物実験解剖をしてきた若い獣医は事細かく私に恐怖を擦り込む。自分の事なら信じないしほっておくがわんこの事だけには最高の恐怖を感じた。また沢山の薬を出されて一週間下痢が止まるかどうかわからないよくわからない物を買わされて帰った。家に帰りわんこを抱いて摩りながら町医者の所で買わされた大量のわんこのご飯、おやつ、サプリメント、一年分のフェラリアの薬、ストックしてある大量のトイレシートとおむつを眺めながらこのこはこれを使い切るまでもつのだろうか?。百日後に死ぬワニを思いだす。近所のドラッグストアでかなりの年寄りのおばあさん同士が会話しているのを思いだす。うちはマスクが千枚しかないのうちは二千枚、トイレットペーパーは何年かもつは。あとは消毒液やウェットティッシュを買い集めないと。九十位のシニアは店員さんにいつ入荷するのよと怒りをぶちまけていた。とほうにくれながら新仁義の墓場はみたが仁義の墓場をみてないと突然思いみてみる。実在の人物らしい。内容はおおまか同じだが時代背景が違う、本当は戦後の話だったみたいである。時代背景が違うと全く別の映画であった。私の知っている新宿ではない。時代劇を見ている感じで感情が入らない。最後は府中刑務所で飛び降り自殺をして亡くなる。府中で亡くなったんだとまた何か縁を感じた。その時私の祖父母や母や叔父は府中で暮らしていた。実際に出会っている可能性もある。不思議な感じがした。少しだけ現実逃避できた。わんこに何だかわからない薬をのませるとぜぃぜぃしながら立ち上がり部屋全体に引いてあるトイレシートを後ろ片足を引きずりながらぐるぐるとよろめきながら水うんちを撒き散らす、目の焦点があっていない。気が触れた様な顔でうんちだらけのトイレシートでバランスを崩し転げ回る。死ぬのか?。うんちまみれのわんこを抱きしめて気が動転してどうしていいのかわからない。私の腕の中でもがきながら水うんちをしている。しばらくすると水うんちが止まる。舌を出しながらぜぃぜぃと。私と目が合わない。私はわんこを抱きしめる事しかできない。私は正常なのだろうか。小さな頃母親から私は頭がおかしいと言われたのを思いだす。頭痛でよく転げ回る時や奇声の様なものを発したり狂った様に泣いた。突然意識が無くなる事もありその場で倒れる事もしばしばあり、母親は心配するどころか意識の朦朧とした私にみっともないとよく言っていた。落ち着きがなく集中力がない、集団行動ができないと常に通信簿に書かれていた様な気がする。先生達にも毎日殴られ蹴られバットで殴られた。国旗をあげるポールに縛られて吊り上げられた。昔から私はおかしかったのかもしれない。中学生の時足の爪を歯で噛んでちぎっているのを同級生からキチガイ扱いされた記憶がある。爪切りの存在を知らなかった。食べ物を親から与えられた記憶も無く食べ物の匂いで吐いてしまうそんな時期が大学卒業するまで続き百八十センチ近い身長で四十キロ無かった。学校のテストは常に満点であったが勉強した記憶は無い。運動神経もずば抜けて良かった。ただし奇行が酷かったのかもしれない、常にいじめにあっていた。顔は女の子の様で自分で言うのもなんだが美形だった。五十過ぎて今気づく私は頭がおかしいのだと。わんこを抱きしめながら正常ではない自分に気づく。だから親兄弟から虐待され周りから迫害されてきたのだと。わんこがもしこのまま亡くなったらコップの水は溢れるだろう。いや初めからコップなど無く壊れた蛇口から水は生きよく出ているかもしれない。
 私は病んだのではなく初めから頭がおかしかったのだ。知り合いに元自称ヤクザ、バッタ屋の元締めがいる。とても商売がうまく人脈も凄い全国に知り合いがいるらしい。金になる事はなんでもやる。誰にでも好かれるひとたらしである。その人が言っていた。普通って何?と。その人は得体のしれないと私は感じていた。私の経験からすると見た目は人が良さそうで兎に角口がうまい。自己プロデュース能力がずば抜けていてどこからどうみても善人なのである。そこが私には不気味に感じた。善人が商売で成功などしない。何をして金儲けをしているのか全くわからない。しかしお金は持っている雰囲気はある。得体がしれない。しかし関わる人は皆んな彼を好きになり信用する。私とは真逆の人間である。何時も彼の周りには沢山の人達が集まり何時も楽しそうに過ごしている。私には腹黒くみえていた。私は人たらしの人が信用できない。誰にでも好かれる人など信用できない。それは私が頭がおかしいからなのかもしれない。普通でないから。そういえば私は他人と同じ事ができない。特に単純な事もできない。警備のバイトをした事がある。そこに半日立っていてと言われたが一分が数時間にも感じて耐えきれず一時間ともたなかった経験もある。折り紙が折れない。ロープが結べない。誰でも出来る事が何度教えられてもできない。そもそも誰かに何かを教わる事ができない。教えてもらっても理解できない。私ができるのは初めから最後まで反射的に出来る事だけである。勉強は教科書をぱらぱらとみると暫くは写真の様に何ページの何行目まで意味はわからないが意識に残った、それを先生の性格からどんな答えを書くといいのか予想できた。体育などはイメージでなんとなく何でもできた。考えてやる物に関しては考える事ができなかった。絵も描くのが好きだったが誰に教わった事もない。謎謎がよく理解できなかった。小さな時一人一つ謎謎をつくる作業をしなければいけない時私だけ出来なかった。小さな頃から私は普通ではなかったのだ。うんちまみれのわんこを抱いたままうんちまみれのトイレシートだらけの上で跪き放心していたら過去の記憶の引き出しが開いて時間が逆行しながら辻褄があっていく。死を目前とした者が一瞬で人生を振り返る様に。あるアイドルグループの弟がアイドルデビューしてすぐ首になり暫くして少年刑務所で物凄い壮絶ないじめをうけたエピソードをユーチューブで再現ドラマ化していた。たいした事はしていなかった。私がされてきたいじめのほんの軽い遊び位で本当のいじめはもっと壮絶で一回で気が狂う程の事を毎日集団でやられるどころか地域全体でされる。いじめなんてレベルでなく軍隊の拷問レベルである。刑務所のいじめのレベルは遊び程度、それ程私はきつい拷問を地域全体から受けていた。それをしている中心人物は正体がわからない。しかし私は知っていた。皆んなに愛されたすかれている誰にでも好かれる善人と皆んなが思っている人がかげで根回しして表面には出ずに集団をコントロールしていた。そしていじめのターゲットに近づき自分だけは君の味方だよと洗脳する。皆んなは誰がコントロールしているのかわからない。当然自殺や殺人にまで事件化してもその人は捕まらない。それが誰からも愛される善人という人である。他人をよく観察しているとわかるはずだが皆んなは気づかない。私は誰にでも好かれる善人をそう感じている。必ず裏があるのである。フェイクニュースという言葉が流行った。世の中の表に出てくる情報など誰かがコントロールしている。決して本当の事は出てこない。国家レベルの数値から近所の町内会の会費レベルまで本当の事は出てこない。国家の事などひきこもりの私には関係ないしどうでも良い皆んな自分の事がかわいいのである。町内会費がどんな使われ方をしているかはなんとなくわかる。近所の中心人物の懐に入るか皆んなでの飲み代である。毎月幾らかの金を集めたり、引越しして地元の人に余所者として一生扱われながら金を搾り取られる。住むんならいくら払え、ゴミ収集所をつくるだのなんだかんだ理由をつけては搾り取られる。詐欺である。金儲けとは詐欺である。本当の事は決して表には出ない。それを五十数年生きてきて実感した。獣医になるのには沢山の生き物を生態実験して殺して解剖する、所謂練習である。獣医を志す者は沢山の生き物殺して獣医になるのである。そして得体のしれない薬を大量に製薬会社から転売してとりあえず外科手術をして儲ける。処方箋すらないし獣医すらその薬がどんな成分だが理解していない。とりあえず全身の検査をするだけで儲け恐怖を飼い主に刷り込み手術に持ち込み大量の薬を出す。動物が亡くなってもなんの罪にもならない。やりたい放題である。今まで家には八匹のわんこがいたが皆んな獣医に殺された。大体は外科手術をすると皆んな亡くなった。残るわんこは絶対に手術はしない。家の親父はたんが絡み咳き込んでいるのを医者が放置して窒息死した。母親は癌と診断され余命一カ月と宣言された、私はセカンドオピニオンをしようといったが母親は医者を怒らせてはいけないと他で検査せずそれから三年後に色々な薬を投与され亡くなった。薬の弊害で。兄も酒の飲み過ぎで内臓が悪いと言われ何十回と手術をうけて変死した。私はと言うと単車で検察庁の人が乗るはねられて警察関係の医者に隔離され検査したがすねにひびが入った程度だったが膝下の靭帯を真横に斬られて金属を埋められた、その時から膝に力がはいらなくなりびっこになり一年後金属を取り除くのにまたさらに靭帯を真横に切られ足に力が入らなくなる。そして事故は揉み消された。私は便秘で一か月位便が出ないのは普通であった、ある日便秘が酷く救急車を呼ぶとヤブ医者で有名な緊急指定病院に運ばれて腹を縦に三十センチほど裂かれたそして人工弁をつけるといわれた、若い二十代位の研修医に実験にされた。見事手術は失敗したが医者は一月と一日たった時病院を追い出された。腸から便がもれて高熱が続き再度緊急入院を同じ病院に搬送された。今度は背中から切る、今切らないと死ぬと言われたがもう死んでも良いと断固断ると絶食、点滴に変わり暫く入院したら治った。死ぬと言われたのに断固手術を断り自分の治癒力で治った。医者とはこんなものである。国に守られた最も儲かる国家資格である。年寄りは延命に延命を重ねられて寝たきりで息をしているだけで病院は儲かるのである。私の最愛の人生の全てである最後にのこったわんこが胸の中でもがいてうんちを漏らしている。抱き抱えながらうちの家系は何故か医者と相性が悪いとつくづく思い知る。しかしなすすべは無いあとは祈るしかない。下痢さえ止められない獣医に殺意がわく。親兄弟が医者に殺されてもなんとも思わなかった、私はびっこで腸をごっそりとられ人体実験されたが特に何とも思わなかった。だが八匹のわんこ達の事だけは許せない。腕の中のわんこに何かあったら我慢はできない。 身体が震える、緊張なのか不安なのか怒りからかよくわからない。首の後ろの付け根が痙攣する。自分の心臓の音が耳の中でどくどくとうるさい。腕の中のわんこの目の焦点があい、大人しくなる。死ぬのか?。と見つめているとだんだん私は冷静になる。人は本当に悲しい時は笑うそうである。泣くのは自我の欲求の解消らしい。悲しくて泣いた記憶は無い。母親が死ぬ一ヶ月程前に毎日病院に通い付き添いを半日していた時いきなり母親が私はまう駄目だからと泣き喚いた時があった。祖母が百二歳で亡くなる時もやはり一カ月位前に突然狂った様に泣き叫んだ時がある。わんこ達は死ぬ時泣かない。死ぬ時は突然、前日まで元気で愛嬌をふりまき元気なふりをする。そして突然死ぬ。わんこは笑わないが心配かけないように最後は振舞うのかもしれない。私はそこまでできないが感情を殺す事はできる。平気なふりをして自分を自分で偽るのである。感情の振り幅が極端にない。よく周りから何を考えているかわからないと不気味がられた。小さい時異常な感情の振り幅で周りから異常者扱いされたがとしと共に落ち着き大学を卒業する頃には普通の人のふりができるようにはなった。ただ反社の人や警官からよく声をかけられる様になる。職業は?と。何か見る人が見ると普通ではないらしい。自覚症状はない。百かゼロか。起きている時頭の中が全力で何かを考えている気がする。それを全力で静止しようとしている気持ちがある気がする。単車や車でいうとギヤが入った状態でフルスロットル、ホイルスピーンをさせてブレーキをきかして停止している感じである。小さな時を思い出すとマラソンなのに百メートルを走る勢いで走ってしまいゴールで倒れた記憶がある。コントロールができないのである。としと共に精神力で脳をコントロールできるふりをする事が出来る様にはなったが常に緊張している。軍人が戦地にいて敵が周りに潜んでいる所を匍匐前進しながら気配をけしているといった感じである。確か小学校卒業文春に将来は防衛大学を出て傭兵になる。と書いた様な記憶がある。そんな才能があるのかもしれない。平和な日本では使い道の無い才能である。反社といえど東大でがごろごろいて如何に金を集める事が優秀かが問われるらしい。錬金術の強者が集まっているらしい。スマホが発達してパソコン以上の力を持ち小学生からどうしたらお金を発生させる事ができるとか普通にハッカーできる子供も沢山いるらしい。錬金術のやり方は子供の方がうまいみたいである。そこに新コロナで世界が変わる時期と重なる。世界が変わる二度目の瞬間である。私の五十数年の人生でパソコンが世界中に普及した時が一度目である。私は機械が全く理解できず大学で授業はあったが無理だと判断した。まだ一台数百万円の時代である。まさか各家庭に一人一台なんて普及するとは思わなかった。パソコンがスマホになりどんな後進国のジャングルに住んでいても皆んな持っているらしい。そして第二弾が次に来る。どう世界が変わるのかわからないが私は大学の時諦めたので焦りはない。一度だけフルスロットのままブレーキが外れた事がある。ハスキーと散歩中出会い頭、ハスキーが車にはねられた時である。ハスキーが車の下に消えた瞬間私はその車のボンネットに上がりフロントガラスを殴った。叩き割れたフロントガラスで運転手が急ブレーキをかけた。作業服を着たごついパンチパーマのおじさんが怒鳴りながら出てきた。その後パンチのおじさん一瞬で殴り倒し、私は車の下に潜った。ハスキーは腕をタイヤに挟まれていて抱き抱えて引きずりだした。痛みでハスキーは私の腕の肉を食いちぎった。ハスキーを片手で抱えながらパンチのおじさんの顔を蹴り飛ばし動かなくなるまで蹴った。そして運転免許をとりあげてハスキーを抱えたままその車に乗り獣医の所まで走った。獣医の所につき中に入る。血だらけのハスキーを片手に抱えてもう片方の私の手はハスキーに食いちぎられて血が吹き出していた。先生が現れた時私の出血に驚きハスキーを見なかった事に激昂して怒鳴り散らした。先生は慌ててハスキーを治療室に助手達何人かで運んだ。ハスキーは四十キロはあった。私の体重は四十キロあるかないかである。それから記憶が定かでないが頭が真っ白になり気づくと腕にぐるぐる巻きの包帯をしたままだったまま気絶していたかの様に動かなかったらしい。記憶が戻りハスキーをみに行くとハスキーの腕の肉もとれて骨が見えていた。頭を打っていたら凶暴になるかもしれないので殺処分だと言われた。獣医の胸ぐらを掴んで壁に吹き飛ばしてそんな事したら皆殺しだと叫んだ。結果はハスキーも足の肉が削げただけであとは傷は無かった。治療の後直ぐに一緒に家に帰った。私のゆういつブレーキが外れた時の事である。私にまだ両親、兄、祖母がいて私にも社会的に地位があった頃である。現在は何も無い。生きているのもめんどくさい。しかしわんこの為だけに生きている。わんこの世話をするのだけが生きがいである。私の理性はわんこで保たれている。わんこが今度は吐いた。白い泡の様な物を。苦しそうである。吐きやすい様な体勢にして背中をさする。どうしたらよいのかおろおろするしかない。私は死目に何故かあわない。今までうちには八匹のわんこ達がいた。私が家にいる時は何故か皆んな元気なふりをする。しかし帰宅すると死んでいる。親や兄、祖父母もそうであった。元気そうだなと思って出かけると突然電話がなり亡くなったから直ぐに来てくれと言われる。だから未だに誰の死目にもあった事がない。私の祖母や母は死目には必ず立ち会う。怖いほど予想が当たる。まるで死ぬ日、時間までわかるほど正確に立ち会う。逆に言うとこない時には死なない。私で言うと居る時には死なない。だから片時も離れるのが怖い。コンビニに行った隙を狙って死ぬかもしれない。わたしは家を一歩も出れない。特にわんこは死ぬ前に元気なふりをする。油断はできない。そんな事をふと思う。まだ平気ではないだろうかと。自分を落ち着かせる。ドキュメンタリーで箱入り娘が土木会社の社長になった話があり旦那である代表は難病にかかり自暴自棄になり飲むうつ買う愛人を何人もつくる。従業員は皆んな刑務所あがりか非行少年毎日飲んでは暴れる。それを女社長が止める毎日。十年後旦那が死んだあと古株の社員が会社の金を持ち逃げして会社には旦那の残した借金が残る。だが息子が跡をつき立て直すが息子も旦那と同じ難病にかかる。しかし従業員が一丸となり会社は全国の刑務所あがりか少年院あがりを雇う様になり役所の下請けや国の仕事を引き受ける様になる。ドキュメンタリーとしては地獄を味わった女社長というストーリーだった。何処が地獄なのだろうか?。箱入り娘で幸せな十代二十代を経て幸せに結婚して子供まで授かり国の仕事をとる信用を得て大きな会社の社長で今現在も息子健在で沢山の社員に囲まれて過ごしている。何処が地獄なのだろう。凄く幸せな人生を送っている様に私は感じた。五十数年何も良い事が無く毎日が虐待や不幸しか無かった私はどう解釈したらよいのだろうか?。他人の不幸話をよく聞くがそんな事が不幸?と何時も思う。なら私の人生って?。まだまだ下があると言う事なのか?。これ以上下に下がるのか?。人生とんとん。いい事があれば悪い事もありプラスマイナスゼロとよくきく。ならば私の残りの余生は全て毎日楽しく無くてはいけない。しかしそんな予兆すらない。そんな事をふと思う。しかしわんこより先に死ぬ訳にはいかない。私が孤独死をすればわんこは餓死をして苦しんで死ぬ事になる。それだけはさけなければ。わんこが少し楽そうな顔になる。下痢も吐くのも止まる。少しほっとする。最近寝たのはいつだろう。
 普段起きている時は常にわんこは視界に入っている。寝ている気がする時もわんこが少しでも動くと起きて何かおかしなてんがないか確かめてから目をつぶる。軽く意識がない位で。わんこが下痢をしだしてからつきっきりでおむつをトイレシートを替えておしりを洗う。三十分事に少しおもらしをする。気持ちが悪いだろうと一回一回おむつを替える。そんな一か月である。寝た記憶がない。医学的にありえないとか医者は言うだろう。しかし私は大学の頃から親父の介護をしている。現実にきちんと寝た記憶がない。親父は微かに話す様な発声をするしコンタクトができたのでまだ楽であった。わんこ達は話せない。具合が悪くても元気なふりをする。わんこがうずくまってる時に呼吸しているのか腹部をみる。微かに動いていると安心する。横になっているとかなり体力がない時である。横になり寝ていると心配でそのまま起きないのではないかと話しかける。話しかけると微かに目を開ける。そんな事を何十年も続けている。私はぐっすりと寝た記憶がない。ここ一か月は横になった記憶もない。外国には蜂蜜しか食べた事のない老人がいるらしい。医学的に医者は嘘だと言うだろう。医者について不思議に思う。特に精神的な事に。おちこんだり自殺したいと相談する。薬を出す。その人がどんな精神状態かわからないのにである。パニック症とか鬱とか自閉症とか統合失調症とか本人にしかわからないし医者自身が体感した事がない事を判断する。本で読んだ程度の知識で。薬も自分自身でのんで試した訳でもない。医薬会社から聴いただけ。医者は儲かるし地位名誉権力金がある。そんな人の知識だから信じるのが不思議である。兄の友人に歯医者の息子がいて頭が悪かったがなんとか金の力で歯医者になった。金があれば医者にはなれる。医学の論文など企業からの依頼があればどんな論文だろうがまかり通る。金次第である。私は拒食症だった。ほぼ食べ物は受け付けないどころか匂いだけで吐いていた。医学的には食べなければ死ぬと言う。しかし私は五十数年寝ない食べないで生きている。他者の心配ばかりして生きている。気が休まる事はない。人間の身内や知り合いがいた時は電話がなる度に飛び上がるほどびっくりした。良い知らせではないからである。今は電話の音にはびっくりしなくなった。身内は皆んな死んだから。夜中にわんこを抱き抱えて外の空気を吸わせに部屋を出る。よがあける少し前に。すると自転車に乗る制服警官が一人で不審者を横目に見ながら横切る。どうして警察官は人相が悪いのか?どうして目つきが悪いのか?。目だけで人を見るのだろうか?。祖母が警察官になった叔父によく言っていた。人相が悪いと。悲しいと。他人を疑ってばかりいるとそんな人相になるのだろう。私の事を横目で追いながら制服警察官が一人で横切る。拳銃をぶら下げながら。自粛自粛で夜の街は人気がない。ふと思う。うちには八匹のわんこ達がいた。私の家族は動物が好きな人は私しかいない。面倒をみてきたのは私である。しかし私の意見などとおる家ではなかった。私自身が虐待の対象であった。何故うちにはわんこ達がいたのであろう?。うちは母親が仕切る家であった。母は兄だけを溺愛していて気持ち悪い程であった。兄の為になら何でもする。しかし自分自身を一番に愛する人で自己中心的で我がままでヒステリックな人であった。頭を下げた事は人生でないだろう。父は小学校もでたのかわからない。読み書きをしているのも見た事がない。友達、知り合いすらいない人で家族間ですらコミニケーションを取れない人であった。勿論わんこに興味などない。植物の様な人で声すら発しない人であった。何で生きているのかわからない人。変わった人であった。ただ異常な程母を好きなのは感じた。母の奴隷という感じだった。しかし母は父を嫌いであった。何故かはわからないがよく毎日母に怒鳴られていた。しかし全くリアクションがなくのれんに腕押し。子供達には全く興味すら無く抱いた事もないとよく母が言っていた。やはり自己中心的な人であった。兄は私とはかなり歳が離れていて一緒に過ごした記憶がない。幼稚園から塾に通わされて地元では神童とか言われていたらしい。中学を首席で入学したらしい。そのままエスカレーターで大学に行き銀行に入り取締役までいったらしい。記憶にあるのは兄にもよく死ぬ程虐待された。勿論わんこに興味はなく汚いとまで言っていた。やはり自己中心的で我がままなエリートであった。頭を下げた事はないだろう。プライドの塊の様な人であった。祖母にも初孫というのもあり溺愛されていた。家族にわんこを好きな人はいない。私だけがわんこを異常に可愛がった。わんこの為なら死ねる程。友達が居なかった私はわんこだけが生き甲斐であり支えであった。数十年わんこ達も面倒を全てみてきた。そして今も異常な程愛している。何故動物嫌いな家にわんこ達が数十年いるのかわからない。ふと夜中にわんこを抱っこしながら思った。 わんこは情けない顔をして私を見上げている。何を伝えたいのかわからない。何十年、何匹と暮らしていたがわからない。ひきこもり十年毎日一緒いても。心配して心配しての数十年。他者の心配ばかりして過ごしてきた。自分の事など考えた事がない。雨が降ってきた。わんこが濡れたら風邪をひいてしまう。部屋に入る。 朝まで抱いていると玄関のインターホンが鳴る。無視する。インターホンの押方には性格が出る。押方は千差万別、決してしてはいけないのは一回押して数秒で二回目を押してはいけない。中の方は生活をしているのである。一回おして一分はまたないといけない。寝ているかもしれないし着替えてるかもしれない、料理をしているかもしれない、トイレシャワーかもしれない。直ぐには出られない。そこに急げと第二のインターホンやノックをすると大体は機嫌は悪くなるのである。一回押す前に電気メーターやガス、水道メーターをチェックして何をしているのか予想しなくてはいけない。寝ている時におこされて機嫌の良い人はいない。電気メーターが微かに動いていたら寝ている可能性が高い。二回目は押さない方が良い。怒鳴られるだけの為に押す様なものである。今の私はわんこでいっぱいいっぱいである。誰かと会話する気力はない。それに訪ねてくる知り合いもいない。 コンビニには毎日行く人もいるだろう。今はコンビニは交番でもあり銀行でもあり輸送の要でもある。保険にも入れるらしい。何でもできないとコンビニで務める事はできない。レジで聞く事は山ほどある。マニュアル化しているのだろうがサービス業なのである。誰よりも考えないといけないし先読みして行動しないといけない。しかしオーナーすら考えていない。いやオーナーだから考えないのかもしれない。シフトに穴があかなければ良い位しか考えていない。疲弊している。搾取されまくり疲れ切っている。サービスなんて笑顔すらできない。オーナーが百なら従業員は十しかやらない。なぜなら賃金が安いからである。潰れたりイラッとしたらその日に辞めれば良い。コンビニは星の数ほどある。手に持ちきれない物を買ってもバーコードを二度打ちしても釣り銭が多くても少なくても関係ない。弁当を温めてくださいとお客様が頭を下げる。弁当の容器がひしゃげたり生温かったり。更にレジ袋は有料だからこちらから細かく説明をしないと手で持ち帰れと。お客様も適当だと喧嘩にあるのが当たり前である。レジ袋がまだ有料ではない時冷たいアイスや暖かい弁当や食品ではない物をごっそりと小さな袋に縦に逆さにいれられてアイスは偏り溶けて逆さ弁当は容器がひしゃげたものを縦に、べんとうは片方に偏り汁がラップから滲み出る。軽い物の上にどんどんと重い物を投げ入れる。ぐちゃぐちゃに。ショウケースの食べ物はレジうちしても勿論入ってはいない、ソースやケチャップが入っていたら奇跡である。更にポイントだくじだの確かに不器用な私にはできない。オーナー以外はそこに時間だけ居てくれたらよいのである。オーナーも本人もわかっている。労働者ではないのである。しかし激務。相反している。考える事を拒否しないとオーナーですらできない。フランチャイズとは詐欺である。しかし法律では捕まらない。本部社長以外は犠牲者である。しかし犯罪者でもある。皆んな自覚はしていない。考える事をしてこなかったからである。私は小さな頃から物凄く臆病でよく考えた。考える人は集団、組織にはいられない。家庭、学校もである。自分にうそをつき偽り思考を停止させて疑わず流されないといけない。企業の社長になるには目立たないでミスをしない事である。罪悪感など感じたらアウトである。銀行員であった兄の為に何人何社が潰れたのだろう。それを意図的にするのである。兄はできる人であった。取締役になる程。同期入社は全て辞めたと言っていた。兄は疑問をもつどころか楽しんだ。抄にあっていたのだろう。それがビジネスであるらしい。わたしも国からの下請けの末端の会社で日雇いで土木工事をしている時気付いた。考えたらいけないと。しかし私は考えてしまう。無意識に。それは澱の様に一日一日コップにたまる。誰でもいつかは溢れ出る。一部の人間以外は。搾取する側とされる側。この差は大きい。本人は大体気づいていないと思う。搾取している側の中でも搾取は存在するのだから。世界には表と裏があり本当の事は表には決して出てこない。目に見えている事聞く事が事実の可能性は低い。必ず裏があるのである。アルパチーノが言ったセリフを思い出す。人は殺せると。絶対に決まっているのは生き物はいつかは必ず死ぬと言う事だけである。それだけには裏はない。私は多分小さなときに気付いてしまったのかもしれない。私が自由になるのは死ぬ事だけだと死だけがリアルであると。あとは嘘だと。大国魂神社で授かったスピッツが死んだ時にはもう既に死にたかったのかもしれない。誤魔化しながら過ごしてきたのかもしれない。死に対して違和感が無かった。それは絶対だからで。頭のおかしい私がゆういつ理解出来る事。父が寝たきりで死ぬ自由を奪われたのを介護しながら無意識に恐怖したのかもしれない。祖母も母も兄も好き勝手にだけして自己中心的に我がままにエゴイストに生きたのに最後は泣き喚きながら死んだ。見苦しい。私は死ぬ自由さえ今まで選択出来なかった。搾取され続けた。刑務所に入り一日でも自由を奪われたら我慢はできないだろう。だがわんこが目の前で弱って死んでしまう時を体感してしまったら私は死ぬ力さえ失うだろう。廃人として延命するのは耐えられない。やるには今しかない。まだわんこは生きている。わんこはまだまだ生きてくれるかもしれない。アクションを起こすなら今しかない。チャンスは一度きり。その場で散る。そうすれば部屋の中が捜査されるだろう。わんこは助かる。府中三億円事件の様な歴史に残る事。そんな事をしてその場で散る。私に残された最後の我がままで最初の自由である。わんこが目の前で少し落ち着き穏やかに伏せて目だけで私を追う。ひきこもり中何時もべったり二人で過ごした。支え合って生きてきた。コロナで部屋に軟禁された日本人は動物を大量に購入したらしい。しかし軟禁明けにその動物達は破棄されるだろう。日本では動物は物扱いだからである。スピッツが流行ればスピッツ芝犬が流行れば芝犬ハスキーの時は酷かった。大量生産されたがハスキーは日本向きの体質ではないし気質も日本人には向かない自由なこである。ハスキー達は大量に山などに捨てられて社会問題になった。私の世代のシニアでもかなりエゴの塊世代である。私達の下の世代はたまったものではないだろう。今日本社会の中心は団塊の世代である。叔父達の世代。その子供達がまともなはずがない。変化を嫌う世代である。私もパソコンが出てきた時拒否した。今のまま変化するのを拒否する世代である。他の人の事はわからないが日本人は変化を嫌う気がすると私は思う。愛国心なども私は無い。フェイクニュースなどでは皆んなが皆んな売国している噂がある。しかし誰も阻止しようと動く訳ではない。あくまでも井戸端会議程度で表に出てきても少しすると皆んな飽きる。毎日毎日新鮮な噂が欲しいだけである。明治維新の様に外圧がなければ変わらないのである。少なくても私は変われない。朝になりわんこを獣医にみせにいく。雨の中私はずぶ濡れだがわんこだけは濡れないように毛布に包んで。獣医は商いとして恐怖を売る。治すのが仕事ではない。検査をして手術をして薬を出して終わりである。あとは数日で死のうが儲かれば良い。とれるだけしぼりとる。搾取の名人である。私は的確に指示を獣医にして栄養になる様な点滴や注射を与える様にいい体力がつくような食べ物を大量に獣医から購入した。祖母は百ニ歳まで生きたが他人の何十倍も食べて寝る人であった。叔母に食べ物を制限されなければあと二十年は生きたと思う。体力は如何に大量に食べて大量に寝るかであると祖母は教えてくれた気がする。最後は体力しか頼るものはない。手術などして身体にメスを入れると途端に体力が無くなるのは自分自身で体感している。自分の体力免疫力が最後はものをいう。わんこを連れ帰りできるだけ食べ物を少しでも食べてくれと祈る。するとわんこは私の気持ちが伝わったのか少しだがご飯を食べてくれた。あとはサプリを無理やりに口に押し込んだ。このサプリの成分も信用してはいない。しかし祈るよりは試した。野菜嫌いの人に野菜を食べさせても脳が不味いと判断すると栄養にはならず排出されると言う。身体は正直なのである。祖母は何でもいつでも食べている人であった。お菓子だろうがジュースだろうがご飯も肉も魚も。骨密度は石の様だと医者によく言われていた。兎に角食べ物を美味しいと食べれば良いのである証明をした。わんこの顔は少し元気になる。目に力が戻る。私は自分自身で経験するか現実に見た事しか信じない。今まで沢山の生物の死をリアルに見てきた。昨日元気でも明日元気とはあり得ない。わんこは特にそうであった。私はびっこで内臓にメスを入れられて残り僅かな体力とわんこが生きていてくれるだけの気力しかもうない。動くなら今しかない。わんこの目に力ある今しか。 香港でコロナ騒動前に大きなデモがおこったらしい。しかしコロナで集まる事を禁止されたあと何故か甘い具合に話は消えた。一路一帯。日本でのほほんとひきこもりをしている私には関係が無い事である。アメリカと中国が戦争をするとかしないとか。本当の情報など私にはわからないし首相すらコロコロ変わる国である。沢山の首相が暗殺されたが何も変わらない国である。しかし中国のトップと言われている人が近々日本に来るとかこないとか噂で聞く。もしもその人が日本で何かあったらどうなるのだろう?。私は日本が戦争で負けた時アメリカになった方が良かった気がしている。アメリカの星の一つに。実質近所に沢山のアメリカの基地がある。日本という看板はあるがアメリカの支配下にある。ならばアメリカ自身になった方が。私自身は戦後の世代である。アメリカ人として産まれた方が楽だった気がする。外圧でしか変われない国である。不沈空母として。噂では中国がインドと戦争をしているらしい。やがて日本にもという噂もある。私は中国の一部になるのも面白いと思う。そんな妄想をしながら中国のトップが日本に来るらしい。火種になるチャンスではないだろうか?。搾取され続けてきた私の五十数年。リアリティーが消滅してリアルしか皆んな興味は無い。リアルは命だけである。生物は必ず死ぬ事は沢山見てきた。経験済みである。わりと簡単に死ぬ事も経験済みである。アルパチーノも言っていた。人は殺せると。捕まらないように毎日の食事に塩分を多目にして何十年もかけて自然に殺す気長な人もいる。皆んな自分だけは死にたくはないのかもしれない。本で読む限り日本人は切腹ができる民族らしい。三島由紀夫は切腹したらしい。叔父達はもしかしたら府中三億円事件の犯人である。私にもできるかもしれない。火種に位なら。時間はもう少ししかないのかもしれない。わんこが目の前で息絶えたら私は廃人である。わんこが生きていてくれる今しかない。私の右膝は曲がらない。腹筋は縦に三十センチ以上腹筋に力が入らないので極端に猫背である。内臓にメスを入れられてから体力が無い。ひきこもりを十年万年床に寝ているので背中やお尻に負担がかかり皮がめくれて化膿している。少し立ち上がるだけで立ちくらみがする。筋力が異常に低下して身体中が震える。今なら小学生にも勝てないだろう。首相が移動する時異常な警戒をしている映像を見た事がある。SPとか?ドラマがあった。公安のドラマも見た事がある。日本の首相程度でだ。海外のトップの護衛は物凄いのだろう。たまに天皇陛下が八王子に移動する時ビルというビルに狙撃されないように護衛が配置されているみたいな噂を聞く。中国は凄い国だとひきこもりの私にもわかる。沢山の民族を軍事力で押さえ込んでいる。日本の忍者みたいな人達が護衛していて計画すらできないのかもしれない。情報弱者な私には計り知れない。とりあえず拳銃が数丁欲しい。それから考えるか。近くの交番には常に数人な制服警官がいる。かっぷくの良い体力だけはありそうな。よく警察官が襲われるので襲われた時の訓練も映像で見た事がある。柔道剣道逮捕術を身につけて防刃服に武器を複数身につけている。街や交番にはカメラだらけである。可能なのだろうか?。そんな時毎年来る豪雨、河川はんらんが日本各地で起きて府中市でもハザードマップで危険とされている多摩川がはんらんしてスマホから避難指示があらゆる町でおきた。不動産屋にいた時から府中駅より南の坂の下まで避難所に移動する様に警報が鳴る。大混乱である。初めて天が私に味方したのか。
 チャンスである。わんこを抱きながら雨音に怖がる顔は元気がある。もちなおしたのかもしれない。ぶるぶると震えながら不安そうに私の顔を見上げる。大丈夫か。暫く摩りながら様子をみる。布団で何時も一緒に寝ている。添い寝しながら。目をつむり息が整い呼吸を深くしている。一定のリズムでゆっくりとお腹が動く。持ち直した。外は豪雨である。さっきより更に酷くなり空は暗い。スマホで確認する。多摩川沿いは氾濫しているみたいである。外はパニックだろう。私も初めての経験である。チャンスは今である。私は布団で穏やかに寝息をたてているわんこをみて安心した。私は起き上がり上下黒の雨がっぱをジーパンTシャツの上に着る。そしてネットで買った刃渡り三十センチ程のサバイバルナイフとナガサを腰につける。十五センチ程のナイフを予備に携帯する。熊除けスプレーと催涙スプレーをウエストポーチに三本いれて肩から斜めにかけた。マスクをする。カッパを被る。違和感は無い。コロナ渦で豪雨である。わんこが起きない様にそっと動く。何事も運とタイミングである。才能はあるかわからない。初めての経験だから。しかしかなり落ち着いている。と言うかわくわくしている。玄関に行きスニーカーを履き固く紐を縛る。何処にでも売っているスニーカーである。そしてわんこが寝ているのを確認する。深く息をしている。直ぐに帰るからと呟きなんの躊躇なく玄関を開けた。

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