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離れることも寄り添うこと

accessory concept

2019 . spring collection

今日は、2019.の春のコンセプトテーマについて記していきます。


アクセサリーのコンセプトは、
日々の生活の中で感じること、
自分のこういうところを変えていきたい、
こういうところを気をつけられる人になりたい。

という生活に寄り添ったテーマを落とし込んで作ることが多いです。

そこにもし共感してもらえることがあれば、
よりよい世の中になるんじゃないかと思っています。

昨年からcollectionという形で新作を発表していく形をスタート致しました。

そのはじめとなるタイトルは、

『添う』

寄り添うということは、アーティスト活動をするにあたって、大切にしたいと思ってることの一つです。

コレクションとしての発表をしていくにあたり、
ベースにある自分のテーマを新しく見つめ直したいなと思ったことと、
自分自身、最近薄れているなと感じた気持ちもあり、
また、周りの人間関係をみて、もっと寄り添いあったら、より良い日々が送れるのになと感じる場面が多く目に入ってきたので、
このテーマを掲げました。

添うということ。
寄り添うこと。

皆さまは寄り添うと言うことはどんなことだと思いますか?

相手のことを思いやる気持ち、相手の気持ちになって考えてあげる。

一方的な思いではなく、相手がどう感じるか、どうしてほしいかを考えて行動すること。

相手の気持ちを100%理解してあげることはとても難しいことだと思います。

ですが、寄り添って考えに考えたことは相手に伝わると思っています。

それぞれに、

その日によって、色々な感情があり、
どうしてもすれ違ってしまう日もあると思うんです。
だけどそのすれ違いって、もの凄く勿体無いことだと感じます。

寄り添っても、気持ちが伝わらない時だってあります。
どうしてだろうって感じでしまうと思うのですが、
その人にはその人の事情があります。
今日もしかしたら、何か嫌なことがあったのかもしれない、体調が良くないのかもしれないなど、ほんの少しでも考えることができたら、違う世界が広がるのになと感じることもあります。

寄り添うとは、
相手が何かを言いやすい環境を作ってあげたり、
その何かをしやすい環境を作ってあげることもそうだなと思います。
もちろん、逆側も然り。

そのお互いのちょっとした気持ちがあることにより、距離はとても近くなると思います。

そんな、寄り添う気持ちを、日々、少しでも考えてもらえたら何か良い日常が増えるかもしれないと思い、
アクセサリーに落とし込みコレクションを発表致しました。

『添う』の新作発表では、指に沿った形のリングや、耳に添うピアスだったり、『添う』と言うことを、意識できるデザインに落とし込んでいます。

アクセサリーを見ることによって、身につけることによって、寄り添うという気持ちに気がつける瞬間が生まれると嬉しいなと思っています。

そして、寄り添うということは、只々、近づいてあげることだけではないと思うし、
逆に距離をつくってあげるということにも、もっとその先の、深い真意があるかもしれないと。

そう思います。

添うという気持ちが、日常で溢れると嬉しいです。

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