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素晴らしいトレード手法を学ぶにおいて知っておくべきこと

トレードは簡単だ!すぐ利益が出た!

FXはすごい!
余裕で勝てるようになりそう!
負けないようになりそう!

みなさん、そうは思わないでください!

残念ながら、どんなに素晴らしい手法でも、負けるときは負けます。
何時も勝てる手法はありません。

第3の勢力

ローソク足チャートや出来高、そして価格帯別出来高などをつかって我々に分析できるのは2つの勢力です。

第1の勢力   すでに買った人
第2の勢力   すでに売った人

これら2つの勢力はとても重要で、その先の値動きに大きな影響を与えます。

しかしそれよりももっと強大な勢力が存在します。
それは…

第3の勢力   これからエントリーする人

これからエントリーする人がそのあとの値動きに与える影響が一番大きいです。

とてつもない資金量を持つ大口機関トレーダーがいて、いきなり大きな売り注文を投下してきたら、それまでにチャートがどうなっていようが関係なく下がってしまいます。

チャートや価格帯別出来高など関係ありません。
もうそれまでに起きていたことなどなにも関係ない値動きになってしまいます。

何がおきるかわからない

第1と第2の勢力をどんなに上手く分析しても、それをすべてキャンセルしてしまう第3の勢力の存在を心から理解しましょう。

そして、何をどう分析しようが、基本的には「これから何が起きるかは決してわからない」というスタンスでいることが重要です。

その気持ちを持てるようになれば、トレードが確率の問題だと理解できるようになります。

一回一回のエントリーの重要性や負けトレードの深刻さが軽くなってきます。

その境地に達したトレーダーがこれらをマスターし、自由自在にエントリーとロスカットを繰り返すことができるようになるなら、そのトレーダーが安定して勝てるようなるでしょう。

逆にVCA1.0の分析を過信し、「自分には何が起きるかわかっている」というスタンスでトレードをすると、とんでもないへまを犯すことになるでしょう。

そして安定して勝てるようになるどころか、大きな損失を出して相場から退場させられると思います。

ですから、これから私がお教えするトレード手法がどんなに理に適っていて、どんなに素晴らしいと思っても、それを過信しすぎないようにしてください。

ランダムウォーク

ランダムウォークというえらい人が考えた理論があります。

「相場の値動きは完全にランダムである」

という理論です。

半分は当たっていると思います。

相場の値動きの7割か8割は何が何だかわからないからです。

しかし残りの2割~3割の区間はなんとなく予測がつく動きになります。

相場サイクルやバリューを使って分析すると、「AよりもBになる確率のほうが高いな」という予測ができるのです。そしてその予測を65%ぐらいの正解率で的中させることができます。

相場で勝つというのは、わけのわからない8割の値動きをスルーし、65%の確率で正解できる2割の値動きだけを対象にしてトレードすることです。

過信しすぎない

私のエントリーの勝率は60%~65%程度です。
それを超える期間もありますが、長期的に見るとその程度です。

プロがひしめき合う厳しい相場において、80%の勝率で、しかもリスクレワード比10:1というトレードを長期的に実現するのは不可能だと思います。

メジャーリーグで野球選手が5割打つことができないのと同じです。

もしかしたら一時そんな選手がポッと出てくるかもしれませんが、長期的には投手たちに研究しつくされ、打率は落ちていくでしょう。

私が「○○が起きる可能性が高い」と言った場合、それは「○○ということが起きる可能性が、起きない可能性よりもちょっとだけ高い」ということだと理解してください。そしてそれは良くて65%ぐらいです。

それを、90%ぐらいの確率で起きるんだな!と思うと痛い目にあいます。どうか気を付けてください。

このページで解説したことをまだ体で覚えていない人は、

Forex Tester6で検証したり実際に数回トレードして、負けたからといって、「どうなっているんですか!?」「おかしいんじゃないですか!?」となってしまうかもしれません。

そんな方は、このページを暗記するぐらいに何度も読んでください。

私の他投稿してる記事もよく読んんで落とし込んでいくと、60%ぐらいの正解率でリスクレワード比の高いトレードができるようになる。それまでコツコツと努力しよう、という意識で取り組んでくださることを願います。

※Forex Tester6 URL → https://is.gd/hSvXfF

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