見出し画像

2022/05/22 ラニバ30th 【ライブレポ】

昨日、ラルクの30thアニバーサリーライブを見てきた。前回見たのが去年の9月なのでだいたい8ヶ月ぶりである。そもそもここまで頻繁にラルクを見れること自体が贅沢なのかもしれない。オレが大学の頃なんかライブすること自体珍しいから。大まかなセトリは以下の通り。

この日のライブが今までの人生において特別なライブとなり、思うことも色々あるので感想を書いて行こうと思う。長くなるが最後まで読んでもらえるとありがたい。特にドエルの方々にはかなり響く内容も多いと思う。


ライブOP~Lies and Truth

最初結成日からカウントアップしていく演出、ABCの2012のライブツアーみたいでかっこよかった。

そして間髪をおかず1曲目、ミライ。ここは無難といったところか。いつ聞いてもサビがHurry Christmasっぽい。

そして次、READY STEADY GO。これはいつも終盤でやるからこの位置は珍しかった。だけど2曲目っていうこのポジションでも案外盛り上がる。この時の演出もカッコよかった。

さて今回の音響、最初の方hydeの声が少し小さくむしろてっちゃんのコーラスが大きいような気もした。だが次あたりで気にならなくなった。

そしてまさかのNew World!これはキーを変えてるのでイントロのギターで気付きにくかった。こうやって聞くと原曲よりもポップ感増してるな。単純にhydeが歌えないかどうかはわかんないけど。

そしてSEVENTH HEAVEN。何気にこの曲も初めて聴く。さらにLies and Truth。hydeの歌声はやっぱりいい。

瞳の住人~MY HEART DRAM A DREAM

そして次、瞳の住人!やってくれるだけでもレアで嬉しいのに、今回まさかの原キー!!ギターのイントロがいつもライブで聞いているのと少し雰囲気が違うからもしかしてと思ったら…。

案の定1番サビの時点でもうヤバかったが、それを2番サビで軽く超えてくるhydeの表現力が凄まじい。特に一番高いhihiAのところとか、一瞬ロックバンドのボーカリストとは思えない歌声だった。オペラのような感じ?とにかく何かが取り憑いているようなそんな感覚だった。

ラスサビの圧倒的な演奏から一転して優雅なアウトロで余韻に浸っていた。それくらい素晴らしい1曲だった。

そしてXXX。大人の時間がそろそろ始まる。(hyde談)これも今までオレが見たライブでも安定かな。

fate。実は2017の25thラニバでも聞いたが、あの頃とまた違った感覚で聞いてた。これも歌詞がまさに今のオレとリンクしている。2番のサビのところ聞いてまじで泣いた。

止められなくて逃れられない
幻想に 操られ
手探りだけで走り続ける
この先が過ちであろうと

何が愛なのか? 何が嘘なのか?
解らない -無情な時間が迫る-

のところ。自分の人間関係に関する懺悔や不安、迷いをhydeが歌い上げてる、そんな気がした。本当にこのライブのfateは自分にとって大切な瞬間だったのかもしれない。

さてここまででも十分にすごいが、ここからがやばかった。そう…finale!!赤いペンライトに閉ざされた檻、重たいギターサウンド。

どこか去年のget out from the shellを思わせる不気味さ。まさにホラー映画のよう。サビのhydeの歌い方マジで好き。激しさの中に切なさを含ませているような感じ。どこか悲しそう。

MY HEART DRAWS A DREAM 。前回もそうだったが、この曲入る前にSE的なシンセサイザーが流れるんだけど、それ聞くたびにAs if in a dream来るんじゃないか?って身構えてしまう。なんか20thのラニバの時とフレーズ似てるから。

まぁそれでもやっぱりこの曲は泣けるよね。 “夢を描いてくよ 何処までも高く”ってね。“Our Heart Dram A Dream”って感じ。最高。

kenちゃんMC

ここでkenちゃんMC。30年やってると色々ある。Kenちゃんの場合はお腹が出てきた。だがここで彼は思った。今お腹を揉むとおっぱいみたいに感じるんじゃないか?って。結果ダメだった。笑

ならお腹にブラをつけてみてはどうか?…うんダメでしたっていう話。笑 いや〜kenちゃんらしいよな。発想も内容も。

そのあと念力の時間。メンバー一人一人が頭に思い描いた色を当てる。なんだっけ?hydeは忘れたけどtetsuyaはどうせ普段黄色だろうから外してくるだろうなって思ったら案の定外してきた。緑だったかな。オレはピンク選んでたから失敗した。そういや2014の国立の時の髪型緑だっけ。

んでyukihiroはまさかの白ww いやないっちゅうねんって思いかけたが、そうかマラカスの色消せばいいのか。まあyukihiroらしい。

Driver`s High ~ Shout at the Devil

エンジン入れていこう!ってことでDriver`s High。やっぱこの曲は超絶盛り上がる。背景のレーシングカーもよかった。

Pretty Girl。これも多分初見かもしれない。ラルカジノでしょっちゅう見たが。逆に見過ぎて1番サビの終わりhyde間違えないかな?って期待するようにまでなってしまった。背景のお姉さんのシルエットがエロかった。

tetsuyaのベースソロからSTAY AWAY。背景でPVのダンスしていたが、そっちに目が釘付けだった。久々に見たけど無駄に動きキレキレだよな。w

HONEY。やっぱり王道だけどラルクって感じの曲。毎回ギターソロのドラム難しいよなーって思う。

そしてまさかのいばらの涙…!これを生で聴けるなんて贅沢過ぎません?w 

とにかく演出が良かった。サビに行く寸前に炎が上がるが、それと合わせて背景が山火事のように変貌する。とにかく鬼がかってた。


ここで間髪置かずShout at the Devil!25thラニバの時にあった、fobidden loverの後の不意打ちよりかは全然よかったw 

ここら辺は割と2012年の国立みたいなセトリだったな。ダークな曲を中盤あたりに連発してたところが。というか順番も一緒だった。最後のゆっきーのドラムソロもクールでカッコよかった。やりきった感じが伝わってくる。

サブステージ移動

さてここでメインステージ終了。一旦トイレへ。今日は東京ドームフルキャパ(55000人)なので、男トイレも今まで見たことないくらい並んでた。そんな最中、ステージからSEが聞こえたからもう始まった?!って感じで焦ったが大丈夫だった。

20分くらいメイン→サブへの転換準備だった。その間に飛行船みたいなのがそこら中飛んでたからそれが気になってしょうがなかった。ちなみにあれはArk号で、アルバムジャケットの飛行船である。

その飛行船からメンバー出てきた(ように見えたw)。そしてサブステージへ。ちなみにだが今回の席は2階スタンドの真後ろ側だったけど、これが功を奏しむちゃくちゃサブステージに近かった!!まじでプレミアシート級といっても過言ではない。yukihiroすら普通に見えるくらい。

さてhydeが1曲ずつ次の曲を紹介した。次は水色or青色が似合う曲。hydeが傘を差し始めて周りがざわつき始めた。オレは残念ながらなかなかピンと来なかったけどその理由はすぐに判明した。

Singin` in the Rain ~ 星空 (レア曲のオンパレード)

そう…なんと…Singin in the Rain!!これはまじで膝から崩れ落ちた。嘘だろ?なんてレベルじゃない。98年のハートに火をつけろ!ツアーでもやってるやってない説が乱立してるので、下手すりゃ今日初めて演奏した可能性もある。

実際聞いてみれば、東京ドームっていう環境のせいか、曲にしてはだいぶリズム隊のサウンドが重たい印象だった。

というのも昔からこの曲はまったりゆったりさらっと聞いているような感じだったから。今でいうJAZZナンバーみたいな。ただシンセ無しでここまで原曲再現してるのはすごいと思った。

あと今日わかったことだが、よくドームは音が遅れて聞こえるって聞くけど、サブステージのyukihiroみてよくわかった。

実際スピーカーからの音とyukihiroの動作があってない。コンマ5秒くらいずれてるように見えた。規模がでかいライブとは言え、ここまで異なってくるとは思わなかった。

でもこれ聞いてると本当に高校時代を思い出すな。雨の日の登下校の時とか、学校終わってそのままギター教室へ直行したり、受験勉強しにカフェ行く時とかに今は亡きIpod nanoで聞いていたな。そのころを思い出してエモかった。

次はファン投票で上位に来た曲。最初hydeのMCで、”曲選んでて歴史を感じるし未来をも感じる” って言ってたので、未来世界かと思った。個人的に聞きたい曲だったから。笑

選ばれたのはLOST HEAVEN。これもかなり久々というか、そもそもBlu-rayでも見たことない。これも高校時代めちゃくちゃ聴きまくったので思い入れのある曲である。

そして星空。Kenちゃんのアコギがストラトっぽい形で気になった。曲の内容も、hydeも言ってたがやはりいまの世界情勢を表したような感じで、より感情移入して聞いていた。

本編終了 ~ アンコール

ここからアンコールだが、準備してる間にウェーブゲームをすることに。だが人数が多いのか、1階席と2階席のウェーブがなかなか合わない。しかも到達していないのに”GREAT”って出る面白い事態も起きていた。笑 この時のマラカスのライトが虹の7色に分かれていてものすごく綺麗だった。

FOREVER ~ Blurry Eyes

そしてFOREVER。ビートパターンはHurry Christmasだが曲調はどこか軽快で、リリース当初から割と好きな感じ。1曲目のミライはサビのメロディーが、FOREVERはドラムのビートパターンがHurry Christmasっぽいから、やっぱり新曲たちはどこかでこの曲を影響しているようにも思える。

そしてこの次、まさかの予感!!びっくりした。あのGLAYのTERUが好きな予感である。ライブでも2003年くらいにやったきりじゃなかろうか?なんだか今回のライブはSingin` in the RainとかLOST HEAVENもそうだがトータルで演奏された回数が少ない曲が多い傾向にあるな。

ここで今日イチのハイライト、 Blurry Eyes。イントロでなんとyukihiroがミスって止まってしまったのである笑 最初違和感なく突然止まったので、演出か?って思ったが、yukihiroがペコペコ謝ってたからそういうことなんだろうって。オタクだったら尊すぎて発狂してるレベル。笑

いやこれはマジで珍しい。そもそもラルク自体、演出以外で途中で曲が止まることもないのに、現場に居合わせた人相当レアな光景を見れただろう。hydeはこの光景をSNSにあげるよう促していたのがまた笑った。

GOOD LUCK MY WAY ~ 虹 (この2曲の相性)

そしてこの後こそ最高!オレがずっと生で聴きたかった、GOOD LUCK MY WAY!!普段から励まされている曲だが、生で聞くと本当に色々込み上げてくる。

何がって?なんか前も書いたけど本当に最近色々不調続きで病みまくっていたけど、この曲のhydeの歌声で全て吹っ飛ばしてくれる感じ。なんか今まで停滞してきてたけど、メンバー4人の姿みてると前に進めそうなそんな気がした。

本当に歌詞一言一言噛み締めて聞いてて、まだまだ自分の夢に向かって頑張れそうな気がした。ラルクの4人だって30年経ってもあんなにかっこいいクォリティーでお客さんを魅了してるんだから、オレにも何かできるはずだって思わせてくれる。

本当に自分がこの先ギター上手くなって、いろんなオリジナル曲も溜まってきてアルバム作りに専念して、そしてカッコいいライブもやってるような輝かしい未来を想像しながら、GOOD LUCK MY WAYを演奏してるメンバー4人を見つめていた。オレもいつか絶対ああなってやるって。

とにかく書きたい事は山のようにあるが、この日でGOOD LUCK MY WAYは自分にとって良い曲から特別な曲へと進化した。

本当に今日のライブに来てよかったって思えた瞬間であった。今こうやって思い返しても、いや時間が経ったからこそ泣けてくるんだろう。

そして虹。この前のMCでhydeは、”ステージで声が出なくなった時期もあった” って言ってたが、あんなにカッコいいhydeでも挫折やスランプがあるんだなって思った。

だから、なんかベタな感じだけど今自分が陥ってる不調も停滞も自分だけじゃないって思うと少し気持ちが楽になった。

先ほどのGOOD LUCK MY WAYから一転、少し暗い感じだがそれでも前に進んでいこうっていう内容の曲。というか、GOOD LUCK MY WAYを聴いたから、より虹の内容が響いたんだろうな。陰があるから陽があるっていう感じで聞いてた。

実はこの2曲、前へ進みだそうっていう解釈としては共通だが、前者がとにかく明るくて爽やかでひたすら前向きな曲。それに対し後者が現実という闇に飲まれつつも、それでも受け入れて前に進んでいこうっていう曲。だからこの2曲ってすごく相性のいいのかもしれない。今日のセトリでようやく気付いた。


ライブ終わり

というわけで本当に充実したライブになった。とにかくメンバー4人に元気もらえた、そんなライブだった。

これから先辛い事いくらでもあるだろうけど、この日のことを思い出して頑張っていきたい。またBlu-rayも早く出て欲しいな。

ヒビロック