今年初の新曲。
最近、新曲を作り始めた。一応仮タイトルとして、
"キマリゴト"
と名付けている。
リファレンス曲はHakubiの夢の続きのような、BPM180のハイテンポで、ギターベースドラム3ピースでやっていてリズムパターンもコード的にもシンプルな曲を作ろうと思っている。
そろそろ過去の栄光にすがるのはやめよう
オレのアルバム、あいまいな歌声をリリースしでもう1〜2ヶ月が経とうとしているが、そろそろ自分の過去の栄光に縋るのもやめようと思う。
確かに2020年ごろに立てた、アルバムを出すという目標を達成したしすごいことは成し遂げた。
ただ、そろそろ勝利の美酒に酔うのもここまでにして、次のステップに踏み出そうと考えてたのだ。
今までと違うコード進行
さで、今回の曲で一番意識したのが、
"シンプルなコード進行でやってみる"
ということである。今までの自分がたとえば曲を作る際、Keyを決めてそこにAメロやBメロなどパートごとに王道進行を当てはめていった。
それに対して今回はKeyを決めて、ルートの音を少しずつ動かしていくという手法を取った。もちろんBメロなど一部例外はあるが、クリシェ的なアプローチをメインにしていこうと思う。
それこそ今回の曲で言えばKeyをEにして、最初E/A、次にE。
(Bの音は元々Eの構成音に含まれるので。)
そしてE/C#、最後にE。この流れをひたすら繰り返していくという形を取った。
誤魔化しの効かないリズムギター
こういう曲って実際ギターで弾いてみると結構難し…。特にリズムギターに関しては誤魔化しが効かない。
というのも、基本的にリズムギターは5弦7フレットのパワーコードメインで弾いていく。
その上でルートの音だけが変わっていくから、その変化に焦点を当てて弾かないとずっと同じ音をコード弾きしてて一気につまらない感じになってしまう。
なので、いかにしてパワーコードの音に変化をつけるかってことがまず最も大きなポイントとなってくる。狙った弦だけをきっちり鳴らす、要らない音を鳴らなさいということか。
曲を作るペース
曲を作るペースについて、昔と比べてだいぶ早まったと思ってる。
最近のオレは何気なくサブスクとかで聴いてていいなと思ってる曲に出会えば、ギターを触ってコード進行を確かめたり、ドラムパターンをDTMで確認したりしている。
この経験が役立ち、取り組み始めて数日でオケ自体ほぼほぼ最後まで完成間近まできた。やはりコピーという行為は大切だと改めて実感した。
例えば今回の曲のイメージはHakubiの夢の続きだが、最近出会ったこのすば(アニメ:この素晴らしい世界に祝福を!)の主題歌、MachicoのSTAY FREEの雰囲気にも感化された。
そこでこの曲のコード進行を確認し、この曲の特徴でもあるスケール外してるようなコード進行を取り入れたりもしている。
シリアスな歌詞を取り出しやすくなった
そして歌詞。内容としては、今まさに転職の就活中ってことで、例えばスーツの着方とか面接やり方、メールとかビジネスマナーなど様々な決まり事に縛られている生活を送っている。
そんな中にいる苦しみというか、そういうのを歌で表現していこうと思っている。
歌詞を書くことに関してはもちろん今でも難しいが、一時期仕事帰りに書いてたネガティヴな詩集を参考にしてみれば結構いい感じに思い浮かんだ。
あの詩集にうってつけなシリアスな内容なので、尚更思い浮かびやすかったんだろう。歌メロにもすんなりハマったので、前よりも結構いいペースで書けている。
意味不明な歌詞の方が映える?
ちょうど1年前くらいに、イナンクルを作ったのだが歌詞を書く上で思ったのが
"何を言っているのか分からないくらいがちょうどいい"
ということ。例えば1番のAメロで、"黄色のひまわりのプール 怖いくらい" という歌詞があったのだが、正直今聞いても意味不明だ。笑
だけど、聞き手からすればそこまで意味を求めてないと思うし、むしろこれくらいラフな感じで歌詞を考えた方が作りやすいと思った。
なので今回の新曲もそういう気持ちでサーッと書いていた。メッセージ性は強いけどところどころ表現をあいまいにぼかしてるみたいな。
音作りやミックスの上達
音作りやミックスも、あいまいな歌声の収録曲を作ってく上でいろんなPlugin Allianceのプラグイン触っていたり、あとはドラムミックスの動画もゼロカラカンパニーの動画を観てだんだんと要領がわかってた。
例えばSPLのトランジェントシェイバーがシェル系のパーツにいいとか、Overheadの処理はbxのsaturation v2のこのプリセットで一発で良くなったとか。
そういう経験もこれからの曲作りでも活かしていきたいと思う。あともう少しで完成しそうなのでお楽しみに。
ヒビロック