Raspberry PiにUSB COMポート経由でログインすることができなくなっていた

Raspberry PiはUSB COMポート経由でログインして使っていたが,Raspberry Piのイメージを最新のものに更新したところ,この機能が使えなくなっていた.2020年当時最新のOSイメージを使用して設定を行い,ソースコードを配置して丸ごとイメージをダンプしてSDカードに焼きながら使いまわしていた.ボードを買い足したら「そのOS古いから新しいOSイメージを使ってね」と言われてしまい(そんなことあるんだ?と思ったが他の人に聞いてもそんなことあるんだ?と言っていた),渋々アップデートした.するとUSB COMポートのログインができなくなったという顛末である.Teratermでログインすると再起動したときにウィンドウが閉じないから便利だったんだけど.

以前設定した時のドキュメントを見るとこのURLを参考にしていた

この通りやってもシステムからCOMが見えない.「PCの設定が間違っているのか?」と思ったが,古いイメージでRaspberry Piを起動するとUSB COMが表示され,ログイン可能であった.つまりPCの設定は問題ないということである.どこから設定を変えればいいか調べたが,なかなか同じような使い方をしている人がおらず難儀した.USBケーブル1本で電源供給と接続ができるから便利なんだけど

USB イーサネットでSSH接続して解決

USB イーサネットでSSHでログインできるようになっており(以前からできたような気もする…?)USB COMのログインと同様の使い方ができることに気が付いた.イーサネット経由でSSHでログインする際は端末のIPアドレスが必要で,IPアドレスを調べるためにUSB COMでログインしてifconfigの結果を見る,という手続きを踏んでいた.つまり「USB COMでログインしないとIPわかんないじゃん」という悩んでいたのだが,raspberrypi.localをIPアドレスのようにして使用すればIPアドレスがわからなくてもログインできるので,特に問題ないというわけである.ちなみにraspberrypi.localでSSHで接続してVSCodeのRemote接続も可能なので,IPを調べずにメインPCとRaspberry Piの中のフォルダをシームレスに繋ぐことができる.USBイーサにも通常イーサにもIPが付与されている.通常イーサはデフォルトで動的にIPが降られる設定だったような気がする.普通イーサネットならStaticじゃない?と思ったが,どこかの設定で変えられるかもしれない.

ドライバ周りはコケるかも,というわけでそこの設定も書かれているウェブページがこれ

追記

アドレスをStaticにする方法は調べたらすぐに出てきた.私はRaspberry Pi側のIPアドレスは動的でよくて,ホストマシンのIPアドレスを静的にする必要があったので(つまりRaspberry Piから見たホストマシンのIPアドレスが一定という意味である),Windowsの設定だけで済んだ.USB Eatherってあんまり使わないからもっと面倒だと思っていた.こういう手続きを書いて公開してくれている人に頭が上がらないね

https://hackmd.io/@yuzuafro/raspi_rndis_staticipaddr


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