【書評】マンガでわかるプロジェクトマネジメント
masafumiと申します。よろしくお願いします。
仕事でプロジェクトマネージャーをしています。いままで現場の経験で学んだことを活かしてマネジメントをしていました。今の職場にきてから、経験だけでなくきちんと知識体系として学ばないとプロジェクト管理が難しいと感じてきました。また、資格の勉強にもなるかもと思い、読んでみました。
主な内容
主人公は新規開発のゲームプロジェクトのPMとして、2年間のプロジェクトを進めます。内外のトラブルを解決しながら、プロジェクトの成功に向けて動いていきます。
マンガでプロジェクトの進み方が表現されていて、解説でその基本手法を解説する構成になっています。プロジェクトマネジメントの知識体系のひとつである「PMBOK」を使用しており、提唱されている「5つのプロセス群」と「9つの知識エリア」に沿って、基本用語の説明、プロジェクトマネジメントの手法を解説しています。
感想
率直な感想としては「マンガなので読みやすい!!」「こんなうまくいくプロジェクトはない(笑)」と思いました。(まぁ、解説書なのでプロジェクト成功は当たり前ですが。。)
PMBOKに沿って用語などを説明しているので、プロジェクトマネジメントを学ぶとっかかりとしてはいい本だと思いました。
プロセスに沿って、話が進むので理解しやすく、実際の業務と照らしあわせたときに何が足りないかがわかりました。
僕の場合は、メンバーと事前共有すべき内容や、ドキュメント管理方法などの事前準備が不足していると気づかされました。(ここはこれから気を付けようと思います。)
本書に「テストで品質を上げるのではなく、事前の設計段階で品質を担保する」ような話があり、この点はすごく共感ができました。
テストをないがしろしているわけではないですが、設計段階で想定される不具合などを含めて対応することでテスト工数も抑えられ、品質も上げられると思いました。
最後に
プロジェクトマネージャーになろうとしている人、マネジメントをする必要がある人には進めたい本でした。興味のある人は読んでみてはどうでしょうか?
なお、PMBOKについては別の機会に触れようと思います。
書籍
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