ありがとう



好きなんだって
思い込んでいた
ボクのことを

でも
何処かで
違うだろうとも
判っていた

優しく
接すれば
接するほどに
ボクを見ていない
透けた
ボクの向こう側を
見ている
好きって言葉とは
裏腹に

ボクじゃないんだね

だから
ボクも
君では無くなる為に
変わるんだと
努力した

それなのに
何かある度に
思い出すのは
君なんだ

そんな
片想いじゃないはずの
恋があった

冷めていく想い
でも
ボクに
本気で
気持ちを
向けたくて

浮気されていたんだ
時折
連絡もつかなくて

だから
好きになるって
どんな事かを
見せつけた
トコトン

それって
虚しいんだよね

だから
別れようって
言ったんだ
けど
その時
初めて
気持ちが
ボクに
向いている事を知った

でも
もう戻れなかった

その後
何度か
もう一度って
言われたけど
心が
そばにない
あの感覚には
戻りたくなかった

本気で
好きになるって
どんな事かを
ボクに
教わったと
言ってくれた
どれだけ
ボクが
辛かったかも
今なら解ると
言ってくれた

だから
次の恋は
すぐには
出来なくても
ホントの好きって言える
ボク以上の恋を
見つけるって
言ってくれた

最後に
ありがとうと
涙を流しながら。。。。


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