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2020夏まあさんのオラザク

今回は長男坊のまあさん(中3)のオラザクジュニア制作記を。

まずは彼のコンテスト歴を振り返ります。

スタート

めいの弟のまあさん、模型を始めたのはめいと同時期。

小学校就学前の3月にスタートしました。

だから、模型歴はめいと一緒なんです。

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初めてのコンテスト応募は、小学校2年生になるころ(2012年3月)のガンプラ王。『ガルマザク』で一次審査を通過。このときのガンプラ王では姉のめいが小学生部門優勝。

2012ジオラマ

2012年のGBWCでは姉の背中を追いかけてジオラマで挑戦。

2次審査で敗退。姉は日本大会を連覇。

まあさんはとっても悔しい思いをしました。

2013ジャンク

ふっきれたのが翌2013年のGBWC。
それまで姉の作風を追いかけてジオラマやウェザリングなどをやってましたが、自分の得意とするミキシングで勝負するようになりました。

しかしこの年も二次審査で敗退。ただ、たくさんの方、特にモデラーの方たちに褒めてもらえて手ごたえはあったようです。

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2014年、GBWCで姉と戦うのは嫌だし、オラザクに応募すると言いだして作った『スレイプニル』がジュニア最優秀賞に。

この年はめいがGBWCで初の世界大会入賞(2位)、ガンプラ王で小学生部門優勝と、姉弟にとっては最高の年になりました。

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翌年も『昆虫採集』でオラザクジュニアを連覇。

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このミキシングは好きです。すっかり混ぜる人になってます。

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2016年は『ネオジオンザメル』でオラザクジュニアを3連覇。

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しかし翌年の『ガンダムヴァプラ』では一次審査も通らず。

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2018年、姉のめいがGBWCジュニアを卒業したこともあって、まあさんはGBWCに『ヴァイセローゼ』で挑戦。

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そして、日本大会で2位に入賞。コンテストに参加して7年、やっと念願のGBWC入賞を果たしました。

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翌年も調子に乗ってGBWCジュニアに『陸戦型アッガイ』で挑戦しましたがファイナルにも残れず。まあさんのGBWCジュニアはこれにて終わりました。


今年は受験もあるし、コンテストは参加しないかなと思っていたら

「オラザクはまだジュニアで出れる。来年になったらいきなり大人の化け物だらけと戦うことになるから、今のうちに出しておく」とやる気はあるようで。

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オラザク制作にあたって、当初はラフというには丁寧なオリジナルガンダムのスケッチをしていたまあさん。しかしそれは姉の「イマイチ。あなたらしく手を動かしながら考えな」と一蹴されてボツ。

手を動かしながら得意の「ラスボス感」のある機体のラフを作り上げましたが、そっちは僕に「今までと同じだし、ちょっとインパクトないね」と一蹴されてボツ。

出すからには勝ちに行きたいまあさん、悩んでてちょっとかわいそう。

そんなとき、友人のコバルトさんとさしん。さんが描いたビグロを立体化した話をしました。

まあさん、コバルトさんのお家に遊びにいったときに彼が一つのガンプラの箱にパチパチ組んだガンプラをたくさん入れて、ミキシングするときの材料にしていたことにかなり衝撃を受けて、以来、彼のミキシングスタイルが始まってます。

コバルトさんがやってるなら、まあさんもチャレンジすればいいじゃない。

そんな感じでまあさんのとさしん。さんイラストの立体化が始まりました。

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今回挑戦したのは、まあさんが惚れ込んだとさしん。さんのハンブラビの立体化。ターゲットが決まればラフ作成はそれなりに早い。

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MG百式1.0をベースに1/100サイズでの立体化を試みました。

この段階での接続は軸打ちだったり練り消しゴムだったり。作ったキットの数は数えてみると30以上だそうです。まあさん、オラザクの賞金である図書券を換金してほぼすべてプラモに費やしてるので子供のくせに在庫がすごいです。積みプラはほとんどないけど。

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ラフの段階で写真を撮らせてもらった時、「おいおい、大丈夫なのかよ」と思いましたが、色をつけてみるとなんとなくハンブラビに見えてくるから不思議。

オラザク柾 - 1 (2)

組み立てながら「やばい。かっこいい…」と自分で何度もつぶやいてたまあさんを見て、なんだか僕も嬉しくなりました。

コンテストは人が評価するものだけど、プラモの基本は自分が「かっこいい」と思えるものを作る、そう思う瞬間が一番楽しい。

反省点がないわけじゃないけど、精一杯はやれた。変な不安とか期待はない。結果がどうなってもいいわけじゃないけど、あまり気にならない。

まあさんは作り終わってそんな心持ちのようです。今まで一番すっきりしてるんじゃないかな。

とさしん。さんにも喜んでいただけたようだし、まあさんも満足。

とても良い制作体験だったのではないでしょうか。

横で見ていた僕にはそう思えました。


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