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アウゲ制作記その1

アメリカンカーコレクションの3号目を買ってきました。

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今号はファイアーバード トランザム!

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僕にはお値段1990円のわりによくできたミニカーのように思えます。好きなミニカーを選んで購入、コレクションするというのもいいですけど、こうやって選択権を委ねるというのも悪く無いです。自分では選ばないだろうけど、届いてみたら新たな発見があったり。さて何号まで続いてくれるでしょうか(笑)。

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さてお次の制作はSAV1/100アウゲ。これ、なんでオージェじゃなくてアウゲって表記されているのか。当時、中の人だった方に教えてもらいました。

「画集「ナイトフラグス」に「アウゲとも呼ばれる」と言う1文があり、当時スケール違いやSSS、MMなど多数出てたオージェと商品名の差異化を図る為、その「アウゲ」と言う名称を採用し商品名になりました。」

たしかにオージェってめちゃめちゃありますからね、エルガイムも含めると(笑)。アウゲというばボークスのSAV。すぐわかります。僕はこのアウゲを作るためにガレージキット制作を始めたところがあって、ひとつの目標点です。ちょっと思い入れがありすぎてなかなか作り始められないでいましたが、そろそろ決着をつけようかなという気になったので重い腰を上げた、というところ。

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まずはパーツをクレンザーで歯ブラシごしごしして洗います。結構これが重労働。一時間以上ごしごししてるから…。ボークスの最近のキットはそんなに洗わなくても問題ないように感じますけど。むしろ洗わなくてもいいかも。でもそれを試す勇気は僕にはないです。全部の塗装が終わってしばらく経ってから塗膜の内側から曇りやにじみが出てきた…とか、そういう事態は本当最悪ですから洗っちゃいます。

曲がっていたパーツもいくつかあったのでお湯をかけて修正。ドライヤーで温めて歪みを直すって方法が主流のようだけど、僕にはお湯で修正するのが性に合ってる。コーヒーを淹れるのに湯口が細く伸びてるケトルを使ってるのですが、それでお湯をパーツに当てて温め、歪みを修正してます。ボールにお湯をためつつ作業してるので、お湯を当てるだけじゃうまくいかないようなケースではちょっとボールのお湯に浸けて修正したり。

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さて、磨きの作業。僕は目が悪いのでベージュのままだとヤスリをかけるポイントが見えません。だから洗ったらすぐにサフを吹いちゃいます。

それでも上の写真のようにパッと見ではパーティングラインが見えなかったりする。

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でも、光を当てる角度を変えたりルーペで見るとパーティングラインがよく見えてきます。これをヤスって消します。上の写真はとってもわかりやすいケースですけど、最近のボークスキットのパーティングラインは本当に薄くて気をつけないと見落としちゃう。パーツのキワなどにあったりするし…。サフの段階では見落としてしまっても、塗装を重ねるうちにその段差が大きくなって仕上げの段階でパーティングラインが肉眼でも容易に見えてしまったり。そうなると辛いので、この段階で目を皿にして何度もチェックします。

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ヤスリをかけたり彫り直しが必要な箇所を彫り直したり、それらをまとめて「磨きの作業」と僕は言ってます。ようは塗装準備の作業はぜんぶ磨きです(笑)。

そうやって磨いたパーツを寝る前にもう一度サフ吹き。翌日それらをチェックして磨きが甘かった、あるいは見落としてた箇所をまた磨きます。そして、とりあえずそれらを仮組みしていく。全体の仮組みが終わったらまたサフチェックして、磨き残しがなくなるまでチェックする。そしてようやく塗装という流れです。

見落としや磨きの甘さというのは必ずあるものなので、いちいち落胆せず、淡々とヤスリをあてていきます。「あ、今のうちに見つけられて良かった」と結構ポジティブです。今まで平均2回やり直しで塗装という流れで、うまくいかないときは5回サフを吹いたこともあったっけ…。地味な作業ですが、ここを疎かにすると塗装が楽しくなくなるので僕にとっては大事な作業かなとがんばってます。特に好きな作業でもないので(笑)。だって、指が痛くなってきますもの(泣)。


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