見出し画像

出過ぎた杭は打たれない

 画像はペロタン東京(PERROTIN TOKYO, https://www.perrotin.com )で今開催されている、村上隆の個展”SUPERFLAT DORAEMON” の展示の一つです。ポップアート界を牽引する村上隆の個展、1/25までやってるので、六本木に寄った際はぜひ。

 ポップアートはここ最近の日本の「映え」文化ととてもマッチしていると思います。あからさまな宗教感がなく、画はビビッドに描かれており、大衆向けでわかりやすい。今の日本の若者文化にぴったりです。もっと流行って欲しいと思う今日この頃。。。

 さて、先日ユニクロのGSCM(グローバルサプライチェーンマネジメント) のプロジェクトリーダーの方と話す機会がありました。入社以降の方向性を定めるいい機会になればと、人事の方に掛け合って面談をセッティングしてもらいました。
 話始めてすぐに、軽い気持ちで行ったことを後悔しました。しかしそれも後の祭り、仕事に対する自分の熱量の低さ、知識の浅さを指摘され、終始タジタジでした。結局ほとんど話を深掘りすることはできず、用意してた質問まで進むこともできませんでした。

 ただ、その面談をセッティングしてもらうに至った私の行動力を評価してくださり、
「なかなかこうやって一対一で話にくる人っていないし、出過ぎた杭は打たれないから、そのまま持ち前の行動力で頑張って、また物事がよく見えるようになったら、話をしましょう」
と言っていただきました。
 強く印象に残ったのが、面談後、エレベーターホールまで送ってもらったとき。エレベーターに乗り込み、「貴重な時間を割いていただきありがとうございました。」とお礼を言ったところ、「いえいえ、とんでもないです。」と改まった返答をいただき、彼はエレベーターの扉が閉まるまで深々とお辞儀をされたのです。そこで私は、目の前の人(客)に対して常に100%を提供する、ユニクロイズムなるものを見せつけられたように感じました。これこそ一人前の大人として大事なことなのではと考えさせられます。

 この面談を通じて、22年間生きてきても社会人からしたら所詮ぺーぺー、まだまだ自分は未熟だなと身をもって痛感しました。しっかり腰を据えて、目の前の仕事を一つ一つ全力で取り組んでいこうという決心がつきました。最短コースで出世してまたあの人とお話しすることが今の自分の目標です。

 駆け出しのときに重要なのは周りからの評価ですが、その際に派手に「映える」必要はない。周りから見て、少し出過ぎるくらいの努力や人間面を評価してもらえるように日々精進していきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?