見出し画像

シーズンを振り返って(前半)

今シーズンを振り返って

2023シーズン
J2 降格
7勝19敗8分 勝ち点29

結果だけを見たら
苦しいシーズンだったなと思う。
なかなか勝つことができず、
思うように進まなかった1年。

結果が全てだと言われる勝負の世界で
2023年の横浜FCは結果を残しきれなかった。

さて、
降格となってしまった今、
結果が悪かったから全てが悪かったと
言えるのだろうかと振り返ってみる。

プロ選手としてのスタートライン

新体制発表があり新たな戦力が
加わった横浜FC
J1残留を目指すために、
毛色をガラッと変えることになった。

あの日は、
有名な選手たちが同じ控え室にいたりして、
ドキドキしてワクワクして、
この人たちと仲良くなれるのかなって
不安と楽しみな気持ちが入り混じっていた。

俺のプロ選手としての1歩目を踏み出した日。
緊張して何を話せばいいかわからなかった。
緊張を吹き飛ばすためにでかい声で
想いを込めて話してやろうと
マイクを使わずに話したことを今でも
変なことをしたなと思ったりもする。

衝撃のはじまり

宮崎でキャンプを行い
いよいよチームメイト達とサッカーを
共にする日々が始まった。

今までの大学サッカーとは違い
パスの質、判断スピード、シュートの質、
キーパーのシュートストップの凄さ
何から何まで驚いた記憶がある。

練習を見にきてくれるサポーターの方達がいて
初めて直接サポーターの方達と話す機会にも
なった。
応援してくれる人たちがいること、
プロサッカー選手は支えてもらって成り立つ、
それを初めて実感することができた。

今思えば、
相当サッカーが下手だったなと思う。
全くついていくことができず、
常についていくことで精一杯。
ついていくことすらままならなかった。
今は、少しはマシになったかなと思えるくらい
ひどかったなと思う。

試合のはじまり

Jリーグが始まり、
メンバーから外れるとトレーニングマッチに
出場する。

開幕10戦勝ちなし。
苦しかった。
トレーニングマッチもなかなか勝てない。

この頃から俺のnoteが始まった。
勝てない中でも横浜FCが盛り上がるためには、
ファミリーのみんなと1つになるためには、
何かできることがあるだろうと思い始めてみた。
今では書くのも当たり前になってきたけど
始めて書いた時のこんなの書いて大丈夫かなと
不安がすごかったのが懐かしい。

今シーズンの最初、
俺の記憶に深く残っているトレーニングマッチ
vs順天堂大学
0-2の敗戦
大学生に負けるなんてあり得ないと言われ、
自分の実力不足を痛感した試合。
もっと成長しなきゃ公式戦に関わるなんて
ありえないと痛感した試合。
この試合がなければ
もしかしたら俺は、今とは違う選手に
なっていたかもしれない。

初めて尽くしの公式戦

ルヴァンカップ
vs名古屋グランパス

永遠に緊張していた初めてのベンチ入り
勝つことはできなかったけれど、
初めてピッチレベルでファミリーの声を聞きながら、戦うことができた日。

スタジアム内に響き渡る「フリエ」という
コールに背中を押されながら戦い続ける仲間を
ベンチから見ることしかできなかった日。

勝たせる選手になれなかった日。

メンバー入りの喜びがあったけど、
勝つことができなかった分、ただ悔しかった。
自分の実力不足をすごく恨んだ試合。

三ツ沢の芝

もう1つの初めてを感じた日。
ホーム戦初のメンバー入り。

三ツ沢の芝を踏みしめた日。
ホームの偉大さを知った日。

自分にできることを全て尽くして、
ここにいるファミリーのために
できることを全てやり尽くしてやろうと
思った日。
この場所でみんなの声を背中で受けながら
ピッチに立ち、ゴールを守りたい。
横浜FC史上最高のキーパーになり、
横浜の壁と言われるような男になりたいと
心から本気で思えた日。

俺の決意の日。

決意

水戸への移籍を決断した。
結果としては2ヶ月の移籍。
試合に出ることはできず、結果は残せなかった。

ただ、
たくさんの出会いがあり、
たくさんの気づきがあり、
この移籍をした決断は正解だったと
胸を張って言える。

移籍した週に
メンバーに入らせてもらった。
北関東ダービー。
沢山のことを調べて、北関東ダービーとは
どんなものなのか、サポーターの想いが
どれだけ詰まったダービーなのか
すごく大切な試合だと知り、
そこのメンバーを任されたことを誇りに思った。

この週、
横浜FCは柏レイソルにアウェーで勝利。
今でも覚えてるのは、
1人で結果を見て部屋で大喜びしたこと。
嬉しくて嬉しくて、悔しくて泣いたこと。
俺がいない横浜FCは勝った。
俺がきた水戸ホーリーホックは引き分けた。

俺は勝たせられない選手なんじゃないかと
自分を信じたくなくなった日でもあった。
成長しなきゃ意味がないと思った日。

出会いがあって別れがある

2ヶ月が経とうとする頃、
横浜FCから戻るオファーが届き、
水戸ホーリーホックを去ることになった。

たくさんの出会いがあり、
たくさんの学びがあった。
本当に感謝しかない2ヶ月だった。

いつか俺が試合に出て、活躍できた時に、
今の僕があるのは水戸ホーリーホックにいた
あの2ヶ月間があったからですと
胸を張って言える。
J2メンバー入り、怪我、色々な経験をして
本当に濃い2ヶ月間だった。
もがいてもがいて、やりきった。
楽しかった。

僕にとっての上半期

夏の始まりまでを振り返って、
こんなに濃かったんだなと改めて思いました。
プロ1年目、
こんなに充実した日々を送れていること
当たり前じゃないなと思います。
さて、
ここからは僕にとっての下半期
夏以降です。
次のnoteに書きます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?