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第19回 調理場での段取りの経験

こんにちは。広島でインテリアデザインを中心とした
お仕事をさせていただいてるPRISM DESIGNの小林です。

さて、今回の飲食店営業許可を取る際に
20年も前の調理師免許を
引っ張り出したこともあって
当時飲食業界で働いていたことを
改めて思い返すきっかけにもなりました。

18歳で大阪へ出た僕は、学校を卒業して
19歳から某ホテルの洋食部門に
務めることになりました

手に職を。そんな考えで
憧れて入った飲食業界だったのですが
当然現実はそこまで甘くありません。

はじめに配属されたのは宴会調理部という               
主に婚礼やパーティーの食事を提供する部門の
ブッチャーと言われる
肉や魚を下処理する場所でした。

今思い返せば ほとんどの理由は
自分にあったのだと思うのですが
当時はそれはもう
先輩、上司から怒られる日々が続きました。

仕事を少しずつ覚え 
何をしても怒られる日々からようやく脱し 
要領を得て ある程度の速度で
自分の仕事がこなせるようになると
今度は自分の仕事を進めながら 
自分よりも手の早い先輩の手を止めないように
段取りを組んで 次から次へと
先輩方の仕事を用意していくことになりました。

このとき学んだことは
・しっかり準備をしておけば 
 自分よりも仕事ができる人に業務依頼ができる
・単純作業は人に依頼しやすい
・万一 人に任せた部分が思うように進まなくても 
 自己完結できるように
 大前提として自分の腕を磨いておく

このときに培った
全体を把握して段取りを組む調理場の癖は
設計の仕事をしている今でも
とても役に立っています。

思い返してみれば 
この時に厳しく指導してくれた先輩や上司の方々が
僕の社会人としての考え方の礎を
築いてくれたのは間違いありません。

もう一度あの頃に戻りたいとはなりませんが…(笑

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