【声劇台本#10】秘密の契約
登場人物
マスター(男)
依頼主(男)
〇し屋(男)
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A「いらっしゃい、ご注文は?」
B「ギムレット、シロップはなしで、シェイクは多めで頼む。あと、生のライムじゃなくてコーディアルライムがいいんだが。」
A「すみませんお客さん、うちは生のライムでしかやってなくて、」
B「じゃあ、代わりにこの店のとっておきを頼む」
A「さようですか、ランクはどうなさいましょう」
B「Sだ、この店の最上級をくれ」
A「最上級となると、少々値が張りますが」
B「かまわん。」
A「かしこまりました。他にオーダーなどは」
B「そうだな、アッシュと言うやつを知ってるか?」
A「ええもちろん、いつも贔屓にさせてもらってます。」
B「そうか」
A「こちらSランクマティーニでございます。」
B「ありがとう」
A「追加のオーダーについてはもうしばらくお待ちください。」
B「わかった」
C「マスター、いつもの」
A「かしこまりました」
C「あんたがオーナーか」
B「ああ」
C「んで要件はないんだい」
B「狼を退治して欲しい」
C「ほう、しってるな」
B「既に下調べは尽くしてある」
C「そりゃ助かるよ」
B「報酬については言い値を出そう」
C「まじか、こりゃ久しぶりに大仕事になりそうだな。だが怪しすぎるぜ。
なにか裏があるんじゃないか?それがわからねえと依頼は受けれねあな」
B「狼は群れを組んでる」
C「なるほどな」
B「報酬金で他のやつに二重で依頼してもかまわない」
C「だから言い値って訳か」
B「ああ、確実に仕留めたい」
C「なるほど、随分信用されてるこってた。ちなみに期限は」
B「1年以内だ、たがどれだけかかってもいいから確実にしとめてくれ」
A「こちらジンフィズでございます」
C「お、ありがとな。あとあいつにも同じのを」
A「かしこまりました」
C「奢りだ、これで契約成立としよう」
B「ああ、標的はこいつだ。この資料の中に調べられる限り可能な情報が乗
っている」
C「ほーこりゃすげえ量だ」
B「他にも必要なものがあれば限りなく支援する」
C「おう」
B「連絡先と着手金だ」
C「受け取った」
B「マスター今日の分はこれで足りるかい、こいつの分も私が払う」
A「ええ、十分に」
B「それじゃあ、これで失礼」
A「お客様」
B「どうした」
A「今後ともどうぞご贔屓に」
B「いや、これが最後になることを願うよ」
A「それは失礼しました」
A「ではお気をつけて」
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