【声劇台本#3】図書館にて
登場キャラ
・青年
・司書
青年(腕時計を見ると長針が真上を指していた。
閉館時間に流れるはずの音楽は館内のスピーカーから流れてこず、腕 時計をまた1度確認して早歩きになる。
バックヤードに繋がる長い廊下は薄暗く、
司書「お疲れ様です」
ナレ(と声をかけられて初めて正面から歩いてくる司書に気づいた。脊髄反 射のように
青年「お疲れ様です」
青年(と返すと、司書は目尻に皺を作りながら微笑んだ。その表情や皺にど こか既視感を感じ、頭の中で映像を駆け巡らせる。
頭が働いている分、さっきまでの早歩きは足音が聞こえないほどの静 かな足取りになっていた。
そのうち、バックヤードに入ると、ブックトラックの上には本が数冊 並んでいた。
一冊が少し開いていて情けなく見えたので、整えようと本に手をかざ した時、本のあたまがよく見えた。
青年(僕は嬉しくなり、急いでその本達を左脇に挟み、配架に向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
作・リョータ
こちらのチャンネルで活動してます
https://www.youtube.com/channel/UCwgbv10ziI5Rhn0rMOfAzKw
この台本はこの回のラジオの前半でやってます
https://www.youtube.com/watch?v=XYbbTGEAluQ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?