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ZigZag_DowTをEAにしてみた
はじめに
MT4のEAを作って月利10%を超えることを目標にしていますが、なかなか安定して目標を達成できるEAに辿りつきません。月利50%出る時もあれば、裁量でEAをコントロールする必要があったり…。
ロジック探索やパラメータチューニングにも飽きてきたので、ちょこっと思考を変えてサイン系シグナルを試してみようと思う。
検証するインジケータ
今回検証するインジケータは「ZigZag_DowT」です。
特徴
ベースとなるのはMT4に標準で搭載されているZigZagと言うインジケータ。ZigZagはリペイントする事で有名なインジケータですが、リペイントしながらトレンドの頂点に向けて線を引いていくインジケータになります。
トレンドが発生したタイミングでエントリーするのではなく、ダウ理論に基づいて、第二波、第三波にシグナルを発生させる仕様になっています。
トレンドライン自体はリペイントしますが、シグナルはリペイントしないらしい。
ソースコードもコードも公開されているので時間があったら中身は詳細に確認しますが、このインジケータを紹介しているさいとか抜粋しています。
作成したEAの仕様
作成したEAの仕様は以下の通りです。
エントリータイミング
新しい足が発生されたタイミングで、前の足でシグナルが発生しているタイミングでエントリーする。
決済タイミング
5〜30pipsで決済する。使用する時間足に応じて変えられるようにパラメータ化する。
その他決済タイミング
損切りはせずに、N pips逆行した場合にナンピンエントリーし、合計ポジションがプラ転したら逃げ切り決済とする。ナンピンはマーチンゲールでエントリーせず固定とし、破綻しないようにしながら実力を検証する。
インジケータパラメータ
ZigZag_DowTに使用するパラメータはデフォルトのものを使用する。インジケータの実力を測るためにあえてチューニングはしない。
結論
先に作成したEAの動作確認をした結論から記載します。結論としては、シグナルもリペイントされます。正確に言うと、現在の足のクローズレートを使用して1本前の足のシグナルを出すか出さないを計算しています。
なので現在の足が発生した(エントリーするかどうかを判断する)タイミングで、確定したシグナルは2本前の足です。
5分足のチャートなら5分前、15分足なら15分前、1時間足なら1時間前にシグナルが出ていたって事がわかるんです。つまり後出しジャンケンですね。「あ、さっきシグナル出てたよー」って言われてからエントリーになります。
相場に勢いがあれば後追いで10pips取ることも可能です。上位足などの環境確認を組み込むと勝率90%以上になりました。ただし1年間で3回くらいしかエントリーしてませんが。
結論として、EAとしては使えません。またサイン系のインジケータとしてトレードの判断材料としても使えません。
このインジケータの使い道としては、バックテストなどで、エントリータイミングがあっていたか?などの検証に使うのが良いと思います。
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