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SFCスピリッツの創造

SFCでは30周年記念プロジェクトとして、11名のOB・OGを特別招聘教授としてお招きし、お話ししていただく「SFCスピリッツの創造」という特別授業を開講しました。私なりに11人のOB・OGから感じたSFCスピリッツを、この最終課題を通して皆さんに共有できれば幸いです。

ずばり、SFC スピリッツとは...積極性です。
11人の全ての講師の方が積極的に行動されて、様々なチャンスを得られてきました。他の人はそれを「ラッキーだった。」と言うかもしれません。しかし、それは偶然などではなく、11人の講師の方が積極的に様々な行動を起こしてきた結果、得た必然です。こういった積極性をお一方、お一方のお話から紐解いていきたい。

1人目 今村久美さん(NPO法人カタリバ 代表理事)
大学に進学して、教育における格差を感じる。当たり前のように学ぶことができる人が一方で、十分な教育機会を得ることができていない人がいる。こういった格差を是正するべく、NPO法人カタリバを設立する。カタリバを通して、多くの子どもに教育機会を提供している。

2人目 渡邉康太郎さん(Takram コンテクストデザイナー)
SFCでデザインを志す。バンドのメンバーから誘われて当時5人のTakramに入社する。弱い意志で以って偶然に導かれた。Takramで、全ての人を創造性を引き出すという理念の元で、コンテクストデザインを実践している。

3人目 閑歳孝子さん(株式会社Zaim 代表取締役)
SFC在学時代に設立一学期目の研究室で友人と学内のSNSを作成する。卒業後は日経BPで記者になる。その後、友人の会社でエンジニアをした後に、社員が0人の会社に転職する。現在は自身で立ち上げた会社でエンジニア兼経営者をしている。

4人目 千葉功太郎さん(個人投資家/Drone Fund 代表パートナー)
具体的なゴール(数字)を期間を決めて設定することで逆算的思考を大切にする。SFCはプロデューサーを生み出している。技術だけを学ぶのではなく、需要があるかといったことも考える必要がある。

5人目 柳澤大輔さん (面白法人カヤック 代表取締役CEO)
在学時代に2人の仲間と企業を決意する。自身は就職し、他のメンバーはそれぞれ院進、海外放浪をした。幅広い分野で面白いものを追求する面白法人カヤックを設立し、運営している。

6人目 門松貴さん(内閣官房長官秘書官)
経済学部志望だったが、他大学に合格しなかったため、SFCに進学する。情報工学を学び、技官として経済産業省に入る。留学を経て、官房長官秘書官になる。文理の壁を超えて、様々なフィールドで活躍している。

7人目 松尾卓哉さん(株式会社17 クリエイティブディレクター)
高校時代に教師から電通に入りなさいと言われ、広告業を志す。SFCと九州大学に合格する。どちらに進学するかを悩み、電通の九州支部に電話する。ランチでSFCへの進学を勧められる。SFC在学中は多様なアルバイトを体験する。

8人目 江渡浩一郎さん(国立研究開発法人産業技術総合研究所 主任研究員)
在学時代にSFCの公式ホームページを作成する。当時、日本には100程度のウェブページしかなく、学校としてははじめてだった。「未来からの留学生」として、未来での当たり前になることを実現する。

9人目 平尾丈さん(株式会社じげん 代表取締役 社長執行役員 CEO)
1万人に会おうで様々な社会人と交流する。多くの人に会う中で起業家として生きることを決意する。起業は一つの方法である。学生時代にIT分野で起業する。早さ×量のシナジーで不可能なことを実現していく。

10人目 小林正忠さん(楽天株式会社 Co-Founder and Chief People Officer)
SFC時代は残留や七夕祭などを始める。SFCはなんでもやらせてくれる環境がある。卒業後に一度は就職するも楽天の立ち上げに参画する。何かに挑戦するときに、批判の声が上がるのは当然のことである。挑戦することで新たな何かを成す。

11人目 駒崎弘樹さん(認定NPO法人フローレンス 代表理事)
SFC卒業と同時にNPOを立ち上げる。大学時代にECの立ち上げ企業をやって成功するも、自分が本当にやりたいことか疑問に思う。子供が熱を出して会社を休むとクビになったということに問題意識を抱き、NPO法人フローレンスを設立して、新たな保育のシステムの構築に尽力している。

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