ハキリアリ研究の記事を読んだ

 面白かった!

https://academist-cf.com/journal/?p=1153

2016年7月6日

 アステカの神話(ケツァルコアトルがアリになってアリを追いかけてトウモロコシの種を得た話)、害虫としてのハキリアリ、そして人間に先立って農業を続けるハキリアリ、と話の持って行き方がいい。考古学・民俗学、社会学と政治、最後は生物生態研究である。

> 人間の農業の歴史がたかだか1万年位なのに対し、ハキリアリの農業の起源は数千万年とまさに桁違いだ。

 社会性が素朴なハキリアリと高度な社会性を持つハキリアリとの対比はわかり易い。
 放線菌の産出する抗生物質を使って食べ物キノコ(共生菌)を守るとか、女王アリがとても巨大なおかげで生物多様性(遺伝子の多様性)が維持できているとか、巨大な女王アリを支えているのはキノコ農業だとか、あらためて聞くとまた興味が湧いてくる。

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