SNSで誹謗中傷する人たちの本当の姿
まだ若い女子プロレスラーの方が
SNSの誹謗中傷により亡くなられました。
この方に対して詳しく知らなかったのですが
お写真を見る限りでも死のイメージとは程遠いようなエネルギッシュで華やかな印象に満ちた方に感じます。ですから彼女の突然の死にご家族や周りの方々が受けた衝撃、悲しみ、悔しさを思うと胸が痛まずにはいられません。
心よりお悔やみ申し上げます。
こういうことが起きると必ず出てくるのは
有名人なのだから誹謗中傷はあるものだと覚悟してスルースキルを磨くべきという意見です。
これはともすると、誹謗中傷ありきの世の中を肯定する意見、ひいてはいじめっ子を容認する意見になってしまいます。
自分の顔を晒して誹謗中傷してるだけ
教室のいじめっ子の方がまだマシかもしれません。
ネットで誹謗中傷している人は、匿名で顔を晒さず会ったことも無い人を誹謗中傷しているのですから、この行為こそが非難されるべきで断じられるべきです。
ただ本人達はそこまで悪い行為だと認識していないため今すぐ誹謗中傷行為を止めることはなかなか難易度が高いでしょう。虐待と同じです。
虐待している親も、まさか自分が虐待しているとは思っていないからやってしまうのです。
捕まった親が一様に「しつけのつもりだった」と口にするのがその証拠です。あれは言い逃れではなく、彼らは本心からそう思っています。
ですから子供を正しく愛する、育てる、躾る仕方を知らないだけとも言えますが、やってる行為はそれだけでは片づけられない罪深い行為であり、重大な犯罪行為です。
この虐待の親もそうですし、ネットでの誹謗中傷する人たちは何故やってしまうのか。
なぜなら、
人の批判をしている間だけは
自分に矢印を向けなくて済むからです。
人に矢印を向けておけば、
見たくない自分から目を背けていられるからです。これに尽きます。
これは常に人の悪口を言っている人や、
他人の行動ばかりを批判する人も同じ仕組みです。
ですから彼らは、自分と向き合いたくない
=自分のことが嫌いなのだと思います。
その本質に気づくことなく、
誹謗中傷して良さそうな相手を見つけては、その相手に罵詈雑言をぶつける事で、「お前も自分の事嫌いになれよ」って言ってるのと同じです。
悲しいですね。哀れです。
もっと言えば、有名人に対する批判めいた自分の意見って、どうしても言いたい時は、家族の範囲や身近な仲良い友達にだけ世間話程度にするクローズドなものです。それをいきなりSNSという全世界の誰でも見られるオープンな場所、誹謗中傷する相手本人も見られるような場所に書き込むということは、その世間話程度が出来るリアルな家族友達に恵まれていない可哀想な人、SNSの影響力や特性をわかっていない驚くほど想像力の無い人とも言えます。
わたしは人の事を可哀想という行為が嫌いですが、ここは敢えて使わせてもらいます。
SNSで誹謗中傷する人へ
人に向けている矢印を
まずは自分に向けてみて下さい。
痛いよね?自分と向き合うってしんどいよね?
でも、自分と向き合わない限り、
あなたの人生は変わりません。
あなたの人生を素晴らしいものにしたいなら、
人に矢印向けてる時間なんてないんですよ。
人に向けているエネルギー
ぜひあなた自身に向けてあげて下さい。
ちゃんとあなたがあなたの事を見てあげて下さい。
そしてあなたが
あなた自身の最高のあなたを表現して下さい。
本当のあなたは、会ったこともない人を誹謗中傷するような、そんな哀れな人じゃないはずです。
思い出してください。本当の自分を。
もうこんなことで
誰も亡くならなくて済む世の中にしましょう。
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