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【韓国ドラマ感想文】《クラッシュ》〜韓国警察庁とのタイアップ

韓国ドラマでは交通事故死がよく登場する。

日本でも、私が子どもの頃はめっちゃ多かった。
道路環境の整備と、道路交通法の整備、運転手側のモラル向上、車両の安全性向上などのさまざまな努力の積み重ねでマシにはなってきたが、まだ飲酒運転や轢き逃げなどが後を絶たず、その報道に接するたびに胸が痛む。

さて、そんな韓国では【自死予防】の啓発に《明日》《もうすぐ死にます》などのドラマを発表している。

【交通事故及び交通事故関連の犯罪抑制】を意図したドラマが登場するのも、当然なのかもしれない。

そんな本作。

☆☆☆☆☆

なぜだか変人役が似合って観ているとハマってしまうイ・ミンギ、《賢い医師生活》イ・イクスン役のクァク・ソニョン、画面に出てくるだけで場が締まるホ・ソンテの主演。

☆☆☆☆☆

強行班や麻薬班などからは軽視されている交通犯罪捜査チーム。
署内別館またの名はプレハブコンテナを本拠として活動中。

チーム長がホ・ソンテ。
班長がクァク・ソニョン。

ある交通事故死に関して、保険会社の担当者から『この件は単純な単独事件ではないと思われるので再捜査して欲しい。』とクレームが入る。

その保険会社の担当者がイ・ミンギ。

KAIST(理工系ではソウル大学より優秀とされているそうだ)出身の彼は、実は過去に死亡事故を起こしてしまい人生が一転してしまった。

保険会社社員としての彼の執拗で自主的な捜査は、交通犯罪捜査チームを動かし、予想外の犯罪まで暴くこととなった。

☆☆☆☆☆

それから3年。

警察官を目指した彼は、交通犯罪捜査チームにやって来た。

だが、過去のトラウマのせいで移動は自転車。
逮捕時には犯人に投げ飛ばされる始末。

そんな彼と武闘派のチームメンバーが、いかに巧妙な交通事故犯罪を解決していくのか。

☆☆☆☆☆

警察庁の広報エピソードも挟み込まれ、それも興味深い。

だが、何と言ってもカースタントシーンが凄い!

他の韓国ドラマでも日本ではなかなかお目にかからない迫力あるカースタントシーンがあるけど、なんせ【交通犯罪】が主題なのでカースタントが別格!

また、クァク・ソニョンの愛車はけっこうな旧車のセダンタイプ。
その旧車と最新モデルの競演も見せ場だ。

何台廃車にしたのだろう?

☆☆☆☆☆

チームを取り巻く人間関係、加害者、被害者なども韓国ドラマならではの丁寧な描き方。

恋愛要素ゼロだけど後味スッキリ感。

お勧めです。ぜひ!

☆☆☆☆☆

ではまた。

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