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初めての刀ミュで「花影ゆれる砥水」を見てきた話

イントロダクション

※長いです。7000文字近くあります!!

はじめに軽く自己紹介を。
6/10東京凱旋のマチネ公演を見た、とうらぶミリした、歴史無知、舞台初心者です。
阿津賀志山、つはものを見たことある程度、刀剣は刀ミュに出てくる刀(主にチーム三条with加州清光)くらいしかわかりません。歴史は全っっっっくわかりません。
ここ1年で見た舞台はヒプステ、エリステ、サイステ、スイミュ、パラステ、舞台ハンター、まほステ、カリdeステくらいだと思います。

新作と謳っているだけあり、私のような初心者向けだと思います。
刀ステで確立されたキャラを持つ長谷部や長義のようなキャラは、逆に初心者は刀ステのイメージを持っていないので、純粋な気持ちで見れるのかもしれない()
特に、この作品の初日前に映画もやっているため、映画から来た刀剣乱舞に最近興味を持ち始めた用でもあると思います。刀剣乱舞というコンテンツ自体に長い歴史があり、今からハマるのはちょっと…気になるけどみたいな人にも新作なら見てみようとなるかなと。
私自身、今回友人と友人の持っている円盤を見たことがある程度の人間でしたが、かなり楽しめました。もともと舞台を見るタイプのヲタクだからかもしれませんが。

ストーリーの概要

歴史上の人物を中心にというよりも、刀剣男士が中心のストーリー。
そこも初心者向けかなと。刀剣乱舞に興味を持ち始めた以上、私のような初心者がやはり見たいのは刀剣としての歴史や刀剣男士として歴史を守るという使命よりも刀剣男士の性格だと思います。それを深掘りしていたように感じました。
本阿弥光徳と一期一振が物語の中心人物。失礼ながら今作で初めて光徳さんを知ったので、自己紹介と言うか説明がちゃんとされていたので軽く理解して見れました。歴史が詳しいともっと楽しめると思います。刀剣だけでなく、刀工についても学ぶ必要性を感じました。後悔。


出演者ごとの魅力

鬼丸国綱
声低い!重心低い!が第一印象。瓜売りに瓜二つ〜♪の曲でもめっちゃ重心が下。下から引っ張られてんのか?って思うレベル。まだはけてないのに踊るのやめてたのちょっと笑っちゃった。
衣装は基本的に袖なし坊主だった。2部のライブ衣装はだんだん布面積が減っていくのが醍醐味のはずなのに、ずっと片腕の袖がなかった。ちぎっちゃったかな?
この日の日替わりでは大般若長光が美術の先生役の設定回だったんだけど、全力でキンコンカンコンしてくれた。始まった瞬間全力でやり始めて流石におもろかった。
事前情報から思ってた通り、鬼を切ることにしか興味がない感じ。クラウドかな?
なんというか、彼自信が鬼を斬るということに自身の存在意義を見出しているように感じていたので、今作では活躍シーンが少なかったように感じた。まあ寡黙なキャラでもあるし、仕方がないかも。

一期一振
今作の物語の中心人物。俳優の方があんまり他の男士とのツーショ上げないな〜って思ったけど、舞台に同時に上がってる時間が他の男士たちより少ないからかも。
初めのですな!はちょっと緊張してるか?って思ったけど後半は割りと調子取り戻したのか、そんなことなかった。あと、ダンスは苦手なのかなと思った。せっかくミュージカルなんだし。回重ねるうちに上手くなってるのかもしれないけど。
衣装が第3形態以外は王道王子様みたいで好き。メンツ的にマントやらロング丈やらが多かったので、ひらひらが少なめだとより強く感じる。
俳優さんのパーソナルカラーかパーソナルデザインか何かでちょっといち兄の髪色よりカゲとしての黒髪の方が似合ってる気がした。早着替えが結構あったので大変だったと思う。
一期一振の歴史を知っていると今作はもっと楽しめると思う。審神者への思いとかもね。磨り上げられたのでカゲよりちょっと身長が低いの再現性~!!

大般若長光
まだうちの本丸にはいないのでサイト見たくらいしか知識がなかった。特に衣装が全部好みだった。
俳優さんの手足が長くてダンスが映える。見間違いじゃなかったら、腰がえっちだった気がする。脚が長いと思ったけどおへその位置が高いわけではなくて、骨格の問題かな?プロじゃないし詳しくないけどウェーブっぽい。
2部の第3形態ではタンクトップメンツの中でもちょっとデザイン性があって、おへそが見えてた。恒常の衣装は戦闘服はスーツっぽいのに、ライブ衣装はロング丈で2度美味しい!個人的には第2形態が1番好きかな。ピアス?イヤリングもかわいい、ゆらゆらするタイプ。あと髪につけてるリボンが1部と2部で変わるのも良い!
倹約家とか美術品を愛してるところもサイトには書いてたし、冒頭にも話してたけどあんまりその描写はなかったのが残念。というより今作では活躍シーンが少なかった気がする。雰囲気を柔らかくしてくれるし中和役としても必須ではあるけど…

小竜景光
こりゅくんは今回初日公演の日の鍛刀で来てくれたので、まだ思い出が少なくて、掴みどころがなく何を考えているか分からない。常にふわふわ浮いているイメージだったんだけど、それがぴったり当てはまってた。
今回、殺陣のシーンで1番見てたかも。舞ってるようなしなやかな動きで個人的にすごく好みだった。めちゃくちゃ光徳さんに絡んでて、歴史を考えるとうわーーーーってなる。こちらの質問にはのらりくらりと躱すのに、自分は確実に核心をついてくる。
常にマントや髪型を直す仕草を挟んでいるのがすごく良き。身だしなみに気を遣っているんだな〜と。どの衣装も裾が長くてヒラヒラしてて2部のダンスでも目を奪われる感じ。
あと俳優さんの顔が「美」すぎる。白が似合う気がするのでライブ衣装はもっと似合ってた。イヤリングとかの小物でおしゃれしている。自撮りもするけど、他キャストとの写真も多くて江水にも出てたし、需要を理解してらっしゃる!!

へし切長谷部
今回私が参戦を決めた理由の1つ。
ニチアサオヂサンの私にとっては木原瑠生君はかなり見たいからだ。キラメイイエローことため君ことるいくんを見るために参戦したと言っても過言ではない。
刀ステでキャラとしてのイメージが植え付けられているし、長谷部は人気キャラ(だと認識している)なので、長谷部を演じるにあたり、プレッシャーもあっただろうに彼なりの長谷部を演じられていたと思う。とうらぶ自体がストーリーで掘り下げというものにものすごい力を入れているわけではないし、人には人の刀剣男士。
殺陣はやっぱり打刀だからか、太刀に比べたら見栄えというか舞台映えしないな〜って感じだったけど、とにかく彼は歌とダンスが上手い!2部でもっと輝いてたと思う。私も彼をよく隊長にするので、隊長として頑張ってるうちの本丸の長谷部もこんな感じかな〜と思って見てた。

山姥切長義
私が今回参戦を決めた理由2つ目。
彼は私が初めて見た舞台ヒプステに出ているので。入間銃兎とかいうクセ強の歌い方をかなり勉強してくださっていて、すげぇの。もし入間銃兎の曲を知らない人は聴いて見てください。彼は今の仮面ライダーにも出てるヨ〜!!
彼なりに頭を使ってみんなを引っ張る支えるが目に見えていてすごく良かった。一期一振の名前がストーリーの核だったと思うので、山姥切という名前に自信や誇りを持っている彼から見るとどう考えているのかもっと見たかったな。
第3形態の衣装が唯一タンクトップじゃなくてシアー素材だった。女子大生かな?衣装が基本マントやロングだけのものが多いので、身長の高い彼によく似合っている。パーフェクトスタイル。最後に、とにかく彼は顔がいい。

本阿弥光徳
初めから終わりまで終始刀を抱いていたのが印象深い。本当に刀のことを好きで大切に思っているのが伝わる。私も刀占いしてほしい〜!!誰よりも引き込めれる全力の演技で、お刀様ァとすがるシーンは心打たれた。
冒頭シーンの子役の子がちょっと噛んでたけどかわいいからヨシ‼️

カゲ
何度も何度も復活する動きがあまりにも人間業じゃなさすぎる。俳優というよりダンサーっぽい動きだったので、アンサンブルの誰かがやってるのかなと最初は思ったけど、普通に演技もしてたし、名前も上がってた。当たり前だけど刀剣男士たちとダンスのベクトルが違うので感動した。
いち兄らしさ、國島くんの一期一振らしさを出すのにすごく勉強したんだろうなと思ったり。刀剣男士の一期一振とカゲとしての一期一振との違いだったり、秀吉への感情だったり、今作のもう1人の主人公としての動きが素晴らしかった。いち兄よりちょっとでかいな〜と思ったら186cmもあるみたい。

豊臣秀吉
私は歴史に詳しくないので、イメージ通りの秀吉だった。信長のこと信長様って読んでるのは意外だったけど。一太郎、大五郎、鬼右衛門で納得するあたりさてはお前バカだな?って感じ。もっと身分証会した方がいいよ。
堕ちていく秀吉があのとき助けてくれた一期一振に依存していくところはなんとも言えない切ない気持ちに。あのときのいち兄と今の一期一振は違う。それに気が付かないくらい追い込まれているのか、カゲがすごいのか。

演出

一期一振の名を光徳さんが2回呼ぶシーンで、フラッシュのように舞台が光り、その後いち兄/カゲが出てくるのがすごい演出だった。個人的には今までプロジェクションマッピングゴリゴリの舞台とかを見てきたので、あえて人間の本能を理解してるライトなのは斬新だったし、感動した。光徳さんの叫びとリンクしていて、急な音とかが苦手な人はちょっとびっくりしちゃうかも。他作品の話になるけど、ヒプステの立ち絵から俳優みたいな演出が好きなので、こういうのも好み。
ステージ上の桜が青いライトを当てると藤の花のように見えるのが頭良い。花影揺れる砥水としては桜イメージのように感じたが、長谷部といえばやはり藤の花。それをライトひとつで表現するのが美しい。桜から始まり桜で終わる。みんなでお花見エンドでハッピー!!!!!!
時間遡行軍のターンは背中がゾワゾワするくらい恐怖だった。時間遡行軍の赤いライトが暗闇にポツンと光っているのはもちろん、カゲの動きが人間味がないというか人間離れしているというかとにかく私達とは違う生物感があるので、恐怖を感じたのかも。立川は段差が後付だからか、それともパイプ椅子だったからか、低音になると座席の揺れがエグくてお腹に響くのも理由の一つかな。

音楽

1部は詠み人知らずと瓜売りに瓜二つが特に印象が残った。どちらもこの作品のテーマと言うか伏線というか。
「名前」がテーマの1つになっているように感じたので、劇中に光徳さんが認めたほうが真打ち、そうならないほうが影打ちになる。というようなことをこりゅくん(だったと思う)も言っていたように、真打ちとして認められない、歴史の流れに消えていく。私の本丸にまだいない刀剣男士だけじゃなく、専門家にもまだ見つけられていない、歴史に名を残していない刀がたくさんあるの、あまりにもきょみぶか。
瓜売りに瓜二つのほうは最初はハッピー!宴ェ!って感じだったのに、聞いているうちにこれはいち兄とカゲの話じゃね?と思い始めて、みんなが捌けたあとに遡行軍が出てくるシーンでやっぱりな。となる。上手い歌だと思った。これが2部の日替わりにもなってくるので、どうしても印象に残る。2部は現代チックな歌なので、この時代に合わせた歌はここでしか楽しめないな。ここは鬼丸が一番楽しくみえた。このシーンは円盤で一人ずつ見たい。

2部はデュエ、デュエ、ときたので最後もデュエかと思ったら、まさかのソロソロだった。
粟田口と長船デュエ。
鬼丸といち兄のデュエ。鬼丸の低音といち兄の爽やかな感じがピタッとハマってた。鬼丸の低音なんだけどでかい声草だった。デュエはどっち振ればいいか困っちゃう。白と緑のペンラ普通に綺麗だった。
こりゅくんと大般若長光のデュエ。大般若長光、思ったより声デカかった。あんな細いのに…こりゅくんのしなやかな動き、大般若長光の長い手足で、タイプは違うけど、整ったバランスだった。
ちょぎくんはちょっと緊張してたかな。まあソロだし当たり前っちゃ当たり前だけど。1部のアカペラも良かったので期待大だった。ヒプステの水江くんを見てたので、ラップのイメージとは打って変わって。ま、これはこれで水江くんにあってるのかも。
長谷部はやっぱり(中の人的に)私の期待していた通りで、今作の長谷部はやっぱり2部で輝きを増したと思う。ダンスも歌も、もうアイドルです。江ミュのメンツはアイドル目指してるらしい(人聞きなので曖昧)けど、長谷部もアイドルでした。

アンサンブル+歴史上の人物の太鼓も良かった。カゲが真ん中の1番でかいやつ叩いてるのもね。音の振動がかなり伝わる座席だったので、太鼓は当たり前にめっちゃ響く。おかげで地元のお祭りで太鼓の練習した日々が勝手に蘇ってきた。太鼓を叩くには第3形態がやっぱり1番いいよね、筋肉‼️って感じだし。

いつものアレ(刀剣乱舞)の花影verも良き。これは毎作品あるから、もはやこの曲だけで思い出を語れる気もする。早くサブスクきてくれ😫

感想


立川ステージガーデンは箱としての低評価が多くて、S席だけど見れないかなと思いながら行ったけど、思ったより悪くなかった。周りは結構ご飯屋さんもあるし、紫陽花が咲いていてぬい撮りにも、いける🙆‍
駅からはほぼまっすぐだし、ただ公演前に時間を潰せるのはカフェくらいしかないかな。あとは自然豊かな公園だけ。
運営がつけてくれたモニターは個人的には便利だった。顔も動きも見れたけど、今回初めて見る役者・作品だったので、今誰が話してるのかはっきり見れるので誰ェ?って時に見てた。ライブパートはほぼ見てなかったけどただ、S席でモニター見るのかよ…と思うとちょっとムカつく。
私が見つけられなかっただけかもしれないけど、ホール内にポスターがなかった。そこでチケットと一緒に写真撮ってインスタのストーリーが一連の流れだったので残念。
全フラットだったのを階段状にしてくれたのでステージ自体はちゃんと見れたんだけど、パイプ椅子だったので1部の後半はちょっと疲れがあった。1部の時間自体も思っていたより長かったのもあって、腰とお尻が痛ェ〜!!って思いながら後半はいた。私が筋力がないからかもしれないけど。
音響はそんなにクソじゃなかった。反響はちょっと大きめな気もしたけど、私は割と好みの方。ただ、2階席だったら次はないし、次も1階席の対策がこんな感じだったら他の箱で応募するかな。お尻痛くなるの嫌だし、座り直すと後ろの人に申し訳ないし、座布団とかクッションだと高さ出るから、それはそれで後ろの人に申し訳ないし。

1部
全体的に時代や単語の説明は少なくて、説明パートに入ると説明してる!感が強くてうーんって感じ。会話の中でサラッと説明するって感じではなかった。タイトル回収も、最後の光徳さんのセリフで取ってつけたようにしてて、ちょっとなんていうか……雑だなと思った。
歴史を中学生以降全く学んでいないので、内容を10まで全部理解するってラインには来てないけど、もっと学ぶ必要がある。知的好奇心~

2部
2部で名前呼ぶ時、長谷部ぇ~!!は揃ったのにそのあとバラバラになってて草だった。たぶんフルネームで読んでる層がいたからと考察してる。あと最後の刀剣乱舞になった瞬間ペンラ揃い始めてヲタクの心意気を感じた。
ペンラ下ろして全力で拍手する人、ペンラ持ちながら拍手する人、ペンラを振る人。色んな人がいて、それぞれの楽しみ方が見えた。客降りないけど一応うちわ持って行ったんだけどほぼいなかったね。カゲとか秀吉とかって何色のペンラ振るのが正解なんだろう。カゲがいる時はいち兄の色でいいかなと思って緑(正確にはミントブルー)振ってたけど、結局わからんままとにかく振ってた。
6本持ってる人は近くにいなかったな。うちわも少なかったし。パッと見た感じ、こりゅくんとちょぎが多かった気がする🤔声出しはありだけど、客降りは無かったからかも。1部での戦闘シーンだけでも客降りあったら嬉しかったなぁ…

最後に

初めての刀ミュの感想はやっぱり、歴史について学んだほうがいいと思った。
思っていたより新規にも優しくて、声出しもあったし、アウェー感はなかった。
まだうちの本丸には鬼丸と大般若長光はいないので、いつかうちの本丸に来てほしい🙃
個人的に大般若長光の衣装がどれもとっても好みだったのでまた見たいな。活躍シーンももっと見たい。
すでにステに登場している子もミュも良い!って褒められているようだし、今度はまたステもみたい。
まあ、まずはミュの他作品を見ないとね。


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