太平記 第七巻 船上合戦の事 9

太平記 第七巻 船上合戦の事 9

吉成学人(よしなりがくじん)
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後醍醐天皇は船上山を拠点にします。
早速、隠岐の島から追っ手が3千騎やってきますが、撃退します。
指揮官の佐々木清高は敗走し、隠岐の島に戻っていきます。
もっとも、隠岐の島の住人は「心替はり」をしたようで、清高の上陸を拒みます。
清高は拠点を失い、最終的に現在の福井県須賀市に流れ着きます。
やがて、六波羅探題が陥落すると、滋賀県米原市番場にあるお堂で、割腹自殺を遂げます。その後、斬首され、晒されます。
太平記は、一連の清高の運命を「天理も未だありにける」「不思議なな
れ」と評しています。
後醍醐天皇が隠岐の島を脱出した報せを受けて、各地の倒幕勢力がぞくぞく集結してきます。

最近、熱いですね。