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ワクワクをありがとう(2011年10月6日)

感謝

ジョブズの訃報

昼休み前に知った私はしばらく信じられなかった
でも、自分の希望とは関係なく、
どんどんフィードにニュースが流れ込んで来る
すごい速度で

人生で初めて買ったパソコンは
iMacのボンダイブルー
部屋がパッと華やいだ

それまで無機質なパソコンという存在が
人格をもったかのようなパソコンだった
何もかもが衝撃的で買うしかないと思った

説明書が薄い
特定のショートカットキーで現れる開発者のコメント
年明けだけに見られるメッセージ
起動時に見られる表情付きのパソコンアイコン
何もかもが語りたくなる物語がついている

部屋に帰ると、お疲れ様とでもいっているように
iMacが迎えてくれた
機械とは思えないフォルムに愛着が募る
夢中でネットの世界にのめり込んだ

私がネットの世界に入ったきっかけはiMacの存在だった
仕事をする道具でしかなかったパソコンを
ペットのような感覚に変えたApple

その後も次々とワクワクをプレゼントをしてくれた
この子はセーブしとかないとすぐ落ちちゃうからね
なんて、重いデータを作るときにいうのもお決まりだった
手がかかるのが愛おしかった

その後もジョブズのプレゼンや考え方に触れるたび
もっともっと好きになった
そして、そんなワクワクを楽しみに待つ自分がいた
次はなに?

そして自分でもそんなワクワクを作りたいと思った
必死に頑張りたかった
いつかジョブズに会って話したかった
もちろん足元にも及ばないレベルだけど、
なんだかそんな風に思っていた存在だった
あんな風に人を喜ばせる人になりたい、そう思って頑張っていた

そのジョブズがいなくなった
本当の星になった
これから自分はなにができるんだろう
でも確実にその星を見上げて、自分なりのワクワクを表現していきたい
自分がこの世からいなくなる時に、
君もそれなりに頑張ったねっていってもらえるように

ジョブズ、ワクワクすることの深さを、楽しさを、厳しさを
教えてくれてありがとう。ありがとう。ありがとう。
心から、ご冥福をお祈りします。

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