松平健太選手プロデュース『BAR&卓球ROOM K』へ行ったときの話~ベストゲーム~
話はまだ緊急事態宣言前、2月に遡る。松平健太選手プロデュース
「BAR&卓球ROOM K」
へ行ってきた。
(※2022年3月現在は閉店されております。)
その日は店に健太さんがいるという事とT.T彩たまの応援団長、Mr.Jが行くと聞いたので行ってみたいと急遽思い立っての事だった。
田舎者で地味なオバチャンの極みである私がアラフォーにして夜、一人で大都会渋谷のお洒落なバーに行くとは、、!私なんだかオトナのオンナぽい、、!と、妙な感慨に浸りながらバーに向かう。
ドアを明けるとお洒落な空間が広がっていた。
入ると健太さんや店員さん、そしてJと他のお客様がいらっしゃるのが見える。
そして入った瞬間、テレビでは懸命に戦うあの人の姿が。
忘れもしない9月10日春日部ホームの試合、VS張本選手との試合。
あ、この試合は、、、
と思った瞬間
「あ、ごめんね、来た途端ジンタク負けた試合で、、」
ニコニコと私を迎えてくれながらもすかさず私にと爽やかに謝る健太さん。なんたる気遣い、、!
感激する私。
「いえいえ、この試合は残念でしたけど、この春日部の試合の彩たまの勝利本当嬉しかったです。」
と伝え、着席。
……って、
いやいや待って!
さらっと言ったけど、、
健太さん
どこで私が
誰推しか知ったんすか……!?
当然の事ながら私は健太さんに
『私の推しは神選手なんです♥️』
などとアピールしたことは一度もない。
そこまで詳しく話す機会も時間も当然ながらなかったし、大体そんな事いきなりアピールされても健太さんだって困るだろう。
そもそも会話と言ってもサイン会などでチラッと話す位で殆どは
「健太さん!試合今日めっちゃかっこよかったっす!」
「次の岡山戦も画面の向こうから応援してます!」
などと試合後の興奮そのままにほんの少しだけ話すだけであり、まさか私が誰推しかバレてるとは正直予想外だった。
何故バレてたのか、疑問を聞くのも躊躇ってるうちに健太さんはお酒を持ってきてくださり、その日いらした石澤コーチを
「石澤、ジンタクと同郷の黒石出身なんですよ」
とにこやかに紹介してくれた。
美味しいお酒にその場にいたお客様もとてもいい方ばかりで話も弾み色々話していくうちに健太さんが
「試合、ジンタクが勝った試合に変えますね」
と言ってくださった。
私はあわてて
「いやいや!ここは健太さんのバーなんですから健太さんの最高にかっこいい試合を流してください!」
と止めたのだが、
「大丈夫、この試合、オレダブルス勝ってるから」
と茶目っ気溢れる笑顔で返してくださった。
健太さんは本当に細やかな気遣いの方だと思う。
素晴らしい卓球選手の方であり、ご自身のバーにいきなり訪れたファンの推しを把握し、こまめにお酒なども気にしてくださり、更には訪れた方の推しの話や試合の話をしてくださろうとする心遣いも本当に凄い。
他にも話を聞かせて下さった。
Tリーグ2ndシーズンについて。
殆どの試合がフルゲームだったこと。
健太さんは色々話してくれた。
Jが途中
「健太さん人見知りとかないですね」
と言ったら
「いや、オレめっちゃ人見知りだよ」
と仰っていたけど、
バーでは人見知りな印象は一切なく、おだやかに、ゆったりした心地よいトーンでその場にいたお客様全員と色々話してくださりとても楽しい時間を過ごすことができた。
そして話の流れで私は健太さんに
「2ndシーズンのジンタクのベストゲームはどれ?」
と聞かれた。
実はここで私の頭には5つほど浮かんだ試合があった。多い自覚はある。
「林昀儒選手戦、、でもやはり川崎の水谷選手戦かもしれないです。
「ああ!」
と健太さんは頷き
「水谷さんじゃない?やっぱり。」
と。
ずっと神選手と仲良くて、頑張ってる姿を観てきて、そして水谷さんとの戦いもきっと沢山観てきた健太さんにとってもあの勝利は印象深く、嬉しかったのではないかとなんとなくその言葉から感じた。
水谷さんとのあの激闘、勝利した瞬間、ガッツポーズでちょっと涙ぐんでいたようだった神選手。
その試合を現地で観れた事、応援できたことはとても幸せなことだったと思う。
お酒もおいしくできればもっと居たかったのだけど、私は終電ギリギリになってしまいバーを出ることに。
テレビでは健太さんがお心遣いで流してくださった9月5日の岡山リベッツ戦。
2番手、平野選手の試合。
神選手は3番なので観れず帰るのはその試合を付けてくださった健太さんに申し訳なくおもっていたのだが
健太さんは
「ジンタクの試合結局観れなくて、、」
と最後まで気遣ってくださった。
そのお気遣いに感謝して
「今度は彩たまファンの友人と来ますね。ありがとうございました」
と私はバーを出た。
健太さん、石澤コーチ、バーの皆様。そしてJと話してくださったお客様皆様、楽しい時間を本当にありがとうございました。
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