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5/2 汽車で行く!源流の森探検!鳥取市やってみよう!デー(day)特別企画【イベントレポート/森のがっこう(小学生)】

自然体験まるたんぼうでは、小中学生向けの自然体験活動の場として森のがっこうを運営しています。

鳥取市の「やってみよう!でー(day)、体験的学習活動等休業日」に合わせて、森のがっこう特別企画「汽車で行く!源流の森探検」を開催しました。

鳥取市から智頭町に来てもらう子どもたちにどんな体験活動がいいか考え、鳥取市に流れている千代川の源流である智頭町で、「水」と「自然」をテーマにしよう!と思い立ち、
今回はまるたんぼうがいつもお世話になっている智頭の山人塾の塾長である福壽先生を迎えて、茶葉を摘み、山水を汲み、焚き火でお茶を沸かす、というわくわくする内容になりました!
もちろん、まるたんぼうらしく、自分で自分の遊びを見つけ、過ごし方を自分で決める、自由時間もたっぷりと!

この記事では、集まってくれた13名のみんなと過ごした「汽車で行く!源流の森探検!」のレポートを写真と共にお届けします!

まずは鳥取駅で集合。切符を買い、みんなで汽車に乗車!女の子は早速仲良くなり、自己紹介を始めていました。
男子チームは無言で少し緊張気味かな?と思いましたが
途中の沿線から乗車した子たちも加わったところでトランプが始まりました。
今日の活動場所に到着、智頭の森は快晴!
まず自由時間として少し好きに遊んでもらいました。 最初に見つけた面白いものは、今まさにヤゴの殻から抜け出ようとしているトンボでした。
羽化したての白いトンボを観察して、木に止まらせ、踏まないようにと石で囲いを作り、帰るまでに飛ぶかもしれないからまたあとで見よう!とその後何度か見に行き、少しずつ茶色に変化していくトンボを観察することができました。
川辺の石を積み上げるバランスゲームをしたり、川の足の上をぴょんぴょんと跳んで回ったり、長靴を脱いで裸足になり川に入ったり、遊んでいるうちにずぶ濡れになったりして、数名ごとに集まって楽しそうに過ごしていました。
そろそろ朝の会。初めての人と仲良くなれる自己紹介ゲームをしてから
福壽先生と散歩へ出かけ、山水をヤカンに汲みました。
福壽先生から植物の豆知識を聞きながら、植物を集めたり、イラクサを触ってチクチクビリビリを体験したり。
これを塩漬けにするとお酒のつまみにいいよ〜と福壽先生。笑 
あら、胡桃を見つけた子が。いいおやつです。
川の中に死んだアオダイショウを見つけて、木の枝ですくう子、なぜか持ち歩いています。水でふやけて内臓が出たアオダイショウを観察し、野に返しました。
広場に戻り、今度は火おこしの準備です。 杉葉を集めて、細い枝を集めます。これ?これで合ってる?と言い合いながら、たくさん拾ってくれたみんなでした。
散歩から戻ると羽化したトンボも色濃くなっていました
さて、火おこしとなると、みんなマッチを擦りたいものです。火をつけたい!つけたい!と言う皆さん。安心してください、たくさんのマッチを用意しています。
マッチが得意な子が一発で杉葉に火をつけましたが、マッチ擦りたいみんなに、いくらでも擦っていいよ、と伝えると、3本マッチに挑戦したりしながら夢中でマッチをたっぷり使い切っていました。なかなか火がつかず苦戦する子も少しずつコツを掴んできます。
火に夢中な数名はその場に残り、他の数名は茶葉摘みへ。福壽先生からチャノキを教わり、熱心に摘み集めました。
福壽先生は、まるたんぼうスタッフも知らなかった秘伝の一手間を加えてから!お茶にしてくれました。
お茶を沸かしている間に早い昼食。本日はフレッシュベーカリー夢屋さんに、パンとジュースのセットをご用意していただきました。
食後にお茶を飲み、これが紅茶やウーロン茶にもなるんだよ、と話すと知っている子も知らない子も、作り方を聞いて興味津々なみんな。茶葉を持ち帰る子が多数でした。
クリームパンを焼くチームは木の枝に刺して
カリカリで美味しかったそうです
渓流釣りの方に見学させてもらっているとお魚を1匹いただきました!焼いて食べる!と走って広場に
捌きたい!という子にナタを貸すと器用に捌いてくれました。内臓を観察して卵を見つけ、卵も焼いてみよう!と
塩焼きに。頭を落とすスタイルでした。
こちらは、鬼ごっこで木に逃げる人。鬼の子、苦戦。
青いトカゲを捕まえるのに夢中
岩の下のトカゲを捕まえました!
帰りの車の中からヤマカガシを見つけた私、みんなで観察したいけど帰りの汽車の時間もあるので、早速捕まえて車の中の皆さんへお届け。「ヘビ触る〜?」と尋ねると「触る!触る!」と大騒ぎの皆さんでした…笑 


まるたんぼうでは、鳥取市で体験的学習活動等休業日が導入された初年度からすぐに、卒園児を預かる森遊びの場を開いてきましたが、今後は「より多くの小学生が過ごせる場にしよう!」と今年度から卒園児だけでなく誰でも来れるイベントとして企画募集をしました。

どんな子たちが集まるかな、来てくれるかな、とドキドキしながら告知をするとあっという間に満席に。13名の参加者が集まってくれました!

一人で参加する子、まるたんぼうのイベントに初めて参加する子がほとんどでしたが、こどもたちはすぐに打ち解け、いつのまにかお互いの名前を呼び合い、それぞれの興味のままに過ごしていた自由時間の途中には全員で鬼ごっこを始めていて、驚きました(^^)

まだまだ遊びたそうなみんなでしたが、帰りの汽車では眠りにつく子も…しっかり遊べたようですね。

一般向けのイベントを企画する時にはいつも何か特別なアクティビティを用意した方がいいかな、と悩みますが、やっぱり私たちは「特別な用意」はせず、その場にある自然のなかでその時しか出会えない「特別な体験」をしてもらうことを大切にしていこうと改めて感じました。

参加してくださったみんな、預けてくださった保護者の皆様、ありがとうございました(^^)

2024.5.2
文:まりまり


毎月開催
森のがっこう週末冒険クラブ


すでに満席または残席1名の回が多数ですが、10月の回にはまだ空きがあります。


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