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水戸の本。

Jクラブが書籍を出すときは、優勝するとか周年記念なんだと思うんですが、水戸の本が発売。ここ最近、イメージが大きく変わったクラブの一つ。松本目線では、後ろめたさがあるところ。なんだかすみませんね、という気持ちがあります。
鹿島という圧倒的な存在がある中、二番手としての戦略なんかが語られているのかと期待していたのですがちょっと違って。選手育成への戦略的な取り組みが語られています。まさに、松本の後ろめたさの正体。興味ある方も多いと思いますので、この辺、ひと言お持ちの方にはお勧めなのではないかと。
早くも Kindle Unlimited の対象作品に。まじかよ。

水戸で思い出すのは、三島康平選手のシーズン中移籍。だれも幸福になれなかったという気持ちがあり、指折りの申し訳ない案件として刻まれております。さくっと移籍金が1千万円以上であったことが書かれており、J1への挑戦を本人も期待してのことだったと思うのですが、うまくいかなかったなぁ。シーズン中にエースを引き抜き、飼い殺しっぽい感じになっちゃった申し訳なさが残っています。

前田大然選手に関しても。松本は、見つけてチャンスを与えた点で、相当にファインプレーなのですが、水戸で力を示せたことが転機ではありますよね。

松本山雅のターゲット型のFWの選手を見るために、取り寄せた映像で大然を見つけました。

水戸ホーリーホックの挑戦

誰の事だろ?別の世界線もあったかと思うと、あのW杯の得点シーンも別な色で見えてきそう。すぐに三島選手に連絡し、性格や、サッカーに対する姿勢を確認しすぐに獲得に動いたと。

育成の実力差を示されたトドメが志知孝明選手。
松本で出場機会があまりなく、J3 福島に。松本に返ってくることなく水戸へ移籍。左サイドにコンバートされると、あっという間に J1 選手に。動画検索しても、松本時代のは出てこないもんね。
育てて、移籍させて、クラブを維持していく。松本でできなかったことをさくっとやってのける水戸の審力眼。くそぅ。

そんなこんなで、水戸には負けてるなぁと思わされることが多く。
多分、水戸発の ” ワンソウルを火の海に “ 。語感良すぎ。くそぅ。

表現はいろいろあれど、この本の中では、PDCAを確実に回していく様子が描かれています。検証してフィードバックをかける手法が頻繁に紹介されてきます。何年後かには、特徴のある成功クラブになっているかも。

動員は苦戦中の模様。この辺も気にかけていこうかな。


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