キーボードの生産性というフワッとしたもの
キーボードで生産性が上がる?
キーボードの種類は沢山あるが、よく言われるのが高いキーボードを利用すると生産性が上がるよ、というものだ。
これはある意味正解でもあるし、不正解でもあると思う。
正解の意味では、色々なPCを使う機会が多い人なんかだと、PCが変わる度にキー配置を覚える必要があるし、勿論、物理的な距離も全然違うためミスタイプが多くなる。
こういった場合は、やはり共通で使えるキーボードがあるというのは、こういった場合でもPCを変えても操作性を統一できるので、生産性が上がると言えると思う。
次に生産性が下がるとまではいかないが、別に上がることも無いよ、という事だ。
これは所詮キーボードをメインにするライター業とか、パンチャー業、プログラマ業とかでない場合の職種の人達はそれほど文字入力する事が無いので、どんなキーボードでも大して変わらないよ、という状況である。
ぶっちゃけ、世の中の8割に人たちはここに当てはまるんじゃないかと思う。使ったとしてもテンキーオンリーだったりもするので、別に対して変わらんという面もある。
好きなキーボードを使うとモチベアップする
次に結構、個人的に大事だと思っているのが、自分の好きなキーボードを利用することで、モチベアップするという事。
世の中、沢山のキーボードがあり、一般的なメンブレンキーボードではそんなに使っていて楽しい、という気分にはならないが、軸と呼ばれる少しお高いキーボードを使うと、カチカチ、カチャカチャする打鍵音が病みつきになったりして、モチベが大分あがる。
更にその上の高級キーボードとして静電容量無接点方式というものがあるが、このレベルになるとスコスコ感で大分、打鍵感がやばくてハマる。
自分がこの記事を書いているのもHHKBと呼ばれる高級キーボードだが、まあ自分でもハマっている自覚があり、それだけで文字入力したい気分にさせられてしまう。
そういったモチベアップによって仕事の生産性が高まるという点は、忘れては行けないところだと思う。
そもそも生産性上げる必要性があるのか問題
ここでいい感じに高級キーボード使って生産性を上げてみんなハッピーになろうぜ、で話が済めば良いのであるが、元来、ひねくれている私としては、そもそもの前提について協議してみたい。
それは、そもそも生産性上げる必要があるのか、という事だ。
勿論、一文字いくらで売ってるライター業では、勿論、こういった生産性を上げるのは大事だが、世の中の大半の人たちが、1時間で1000文字書けるのが倍の2000文字になったからと言って、給料などが上がるだろうか?
残念ながらそうはならない。
経営者からすれば、書ける文字量が増えたとしてもそこまで利益には結びつかないため、あまり評価されないのだ。
なので、ぶっちゃけ別にキーボードを変えて生産性を上げる必要は、特に無いっていうのが持論だが、それ以前の問題としてブラインドタッチ出来ない人は多少練習した方が良いのでは無いかと思う。
で、結論はどうなん?
ここまで引っぱいておいて何だが、生産性を上げるという目的でキーボードを変える必要は無いけれど、打鍵して楽しむという目的からキーボードを変えた方が良いのでは無いかと考える。
やっかいな上司へのメール一つとってもなるべく気持ちが楽になる方法を選ぶことが仕事をする上では大事になってくる。
最近ではオフィスに出社する事も少なくなってきていると思うので、せめて自宅での作業環境だけでも向上させておくと、大分、ふさぎ込みがちな気分も向上すると思うし、仕事をやる気にも繋がるので。
特にHHKBは楽器とも呼ばれるくらいに打ち心地が良いので、自分としては是非、みんながHHKB使えるようになればいいな、と思っている。
一点、ネックになるのはカーソルキーが無い(英語配列)事だが、慣れてしまえばどうという事も無いので、安心して欲しい。
また、HHKBと同じ静電容量無接点を利用したRealForceやnizというキーボードもあり、こちらは素直なキー配列なので、おすすめである。
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