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生まれつきってすごい(自分の子を見ての雑感)

次女が小学校に上がってオベンキョウらしきものを始めたため、最近特に姉妹の得意方面の違いを実感する機会が何度もあるのでここに記したい。

ちなみにn=2の話でただの私の忘備録的なアレなのでご容赦を。。

両親(夫と私)については、いわゆる夫はド理系で妻はド文系の両極端カップルであることを追記しておく。


まず国語(語学力、読解力など)

長女は喋り始めるのが1歳3ヶ月くらいで、喃語が出たと思ったらあっという間に2語文、3語文など喋り始めたタイプ。親からの語りかけも特に多かったわけでもなく、本の読み聞かせも全く熱心じゃなかった。

じゃあ何が刺激になったかって、キッズYoutuberの皆さんのおかげです。特にその急速に話し始めた時期は次女を妊娠中で安静妊婦だったため外出もままならぬ毎日(ちなみにワンオペ)。

2歳くらいでペラペラとおしゃべりするようになって、9歳の今に至るまで周りの評価は「女子高生みたいな喋り方(語彙が実年齢以上にあるのとノリが軽い)」

そして次女。おしゃべりな長女とそれを面白がって相手する母に挟まれて、長女の時に比べて絵本を読み聞かせてもらう機会も多く、姉の視聴するタブレットを横からじっと見ることも多かったのに、意味のある喃語が出てきたのがなんと2歳半。個人差やばい。

2人目育児の鷹揚さもあったし、ベビーサインというのを教えたら即覚えて実践してくれて(「水が欲しい=テーブルを2回叩く」「お腹が空いた(食べたい)=ほっぺをおさえる」というかんじ)親として一番知りたいところが通じてたし、何より言葉が通じてる実感があったので私はそれでもうオールオッケーだった。

そして年齢が上がって読み書きの時期が来た時、長女は若干読み書き障害の気があることが発覚。あんなにおしゃべりができるのに、読み書きって違う能力なんだな(ちなみに話すのはともかく私は読み書き能力は幼少期より群をぬいてできるタイプだった)。

夫はフランス語を、私は日本語を毎日毎日コツコツと横にピッタリくっついて指導し、小学校4年目にしてやっと芽が出たのを実感するレベルの遅々とした歩みだけど伸びてはいる模様。

対して次女はやる気にならないと何も吸収しないタイプで、幼稚園の間は文字に一切興味を示さなかったが、小学校に入って周りが勉強しているのを見てやっとやる気になってくれて色々覚えている最中。

長女と比べると読み書きは一般的なレベルでできそうだと思う。週1のレッスンを3ヶ月でひらがなをマスターして、読みも苦労しながらだけど上達著しい。

ただし「本人が何に困難を感じているのか」を見極めてそこをしっかり教えないと先に進めないので油断がならない。

算数(数字、計算、読解力)

次女がその気にならないと何も吸収しないと思い至ったエピソードがあるので書き留めたい。

長女が2歳になった時に、お風呂で1〜10の数え方を教えた。2回繰り返しただけであっという間に覚えたが、その時はさして気にも留めなかった。

ただ長女は数字関係がとっても苦手なので算数の計算に未だに四苦八苦している。私がそうだったからわかる〜!って感じなので、頑張れよ・・・!とそっと見守っている(のと、学校の宿題は私が優しく教えている)。嗚呼遺伝。。と空を見上げる瞬間である。

対する次女。喋れるようになった3歳くらいに1〜10の数え方を教えたが、なんど繰り返しても一切覚えられない。試行錯誤して、数字の歌の動画を一緒に見たり、数字カードを一緒に並べたりしても全く頭に入っていかず私は困惑した。もしかしたら知的発達障害があるかもしれないとドキドキしたりもした(話し始めたのも遅かったし)。

5歳になるまで、折を見て教えようとするものの全く覚えられなかったのだが、ある日長女に教えるついでに「数字について」を説明してみたことがあった。一の位、十の位、と繰り上がっていくことを教えたその時「数字の概念が頭に入った」手応えを感じた。

その説明の後、次女はスッと1〜10を数え、そして次の日には100まで数えられるようになり、そのまた次の日には「最後の数字ってなに?」という質問までしてきたのだった(あいうえおみたいに終わりがあると考えたよう)。

平静を装っていたけど心の中では度肝を抜かれて「ああ、この子は納得したら先に進める子なんだ」としみじみ思ったのだった。

そして小学校に上がって半年経った今、1桁の算数は機械のようにスラスラと解いていく横で、2歳上の長女は未だに指を使いながらゆっくりゆっくり計算している。

わぁ理系!などと軽薄な感想しか持てないが、得意不得意ってあるんだねぇ。

好きなこと、得意なこと

長女を見ていると自分の幼少期を追体験している気分になり、次女を見ていると夫の小さい頃がこうだったんだろうなと思いを馳せる日々。かといって、嗜好はあべこべに遺伝したりしてて本当に面白い。

食事に関しては、長女は夫によく似ている。コッテリした味やチーズが好きだし、アイスはチョコよりバニラ派なのは私とは違う。

次女は和風出汁や醤油をつかったあっさりした味付けを好み、甘いものはチョコ派。これはまるっと私の好みとかぶる。

長女はキラキラしたもの、ゴージャスなものに目がなくて、バービー人形などが大好きなのに対して、次女はとにかく可愛い動物などのぬいぐるみが好き。

長女は一人の世界に入ってキャラクターを動かしながらストーリーを作るのが好きで、次女は自分を中心にお気に入りのぬいぐるみに囲まれてお絵描きしたりタブレットを見るのが好き。

長女は運動神経がお世辞にもいいとは言えず、臆病なタイプで、次女はとにかくスポーツで発散させないとダメなタイプ。

長女も次女もそれぞれできるところとできないところがあって、顔も体型も全然違う。遺伝もあるだろうし、遺伝じゃない部分もあるだろう。

子供が未就学の時は右も左もわからずに「こんなもんかな」と思って育てていたけど、時を経るにつれて子供の人となりの輪郭がはっきりとわかってきてとても面白い。

ちなみに表紙の絵だけど、バイオリン持っているのが長女でピアノにもたれかかってじっと見ているのが次女だよね(教えてるのは家庭教師かな。親にしては若すぎる感じ)。

『アナと雪の女王』は制作前に姉妹を何組も呼んで話を聞いたらしいけど、我が家もまさにあんな感じで笑っちゃう。繊細で真面目な長女と、自由で人懐こい次女。

遺伝の他に生まれた順番もありそうで、ほんとに興味深いなぁ。

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