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第3章 大先生と共にフュージョンへ

part1 運命の出会い ひろき式ミュウVMAX

インテウーラを諦めて3日...
新デッキは全くもって見つかってなかった。
正直インテウーラは最適解だと思っていたのでそれ以上探す気になってなかったのである。

もうデッキ探しは諦めてサーナイトでいくか...」

ミライドンが流行ってしまい、サーナイトには一方的に別れを告げた身だ。気分よくよりを戻してくれるかは不安だった。
プライドも邪魔してなかなかサーナイトに気持ちがいかない...

そしていつものように作業感覚でXを開く。
各所のシティリーグの結果を見てはため息をつく。
相変わらずミライドンは活躍している...

「もうなんかやる気なくなってきたなー( ゚д゚)」


ベッドの上で気分は憂鬱になりながら再度Xを流し見していた。
ただその中で気になる投稿を発見した。

「『全文無料』ミュウで最後まで勝ち続けたい人へ!!」

各対面のプレイング含め全文無料で書いたので是非!
という文章とともにnoteのURLが載っているポストだった。投稿者はひろきさんという関西でポケカをしている方だ。

「ミュウかー( ´_ゝ`)1回デッキ借りて使ったことあって強いのは知ってるけど意外と難しいのよなー...
しかも今リザ環境やし。ミュウ初心者が見てもしゃあないか」

と思いつつもこの1文、
「最後まで勝ち続けたい人へ」
ここがすごく気になった。このリザ環境の中で勝ち続けること、つまり勝てると投稿者のひろきさんは言っているのだ。

気にはなっているが内心では

「勝てると言ってもそもそもミュウ使い続けた人が難しいこと書いてるだけやろなー( ´Д`)y━・~~」

と捻くれた気持ちだった。
スルーするか?いや、この時点で何もデッキは決まってない...
いろいろ考えつつも、人差し指はnoteに向かっていた。

「まあ見るだけね( ・∇・)どうせ握らないけど...
全文無料やからそんな確信的なことなんて書かれてないやろうし。さてどんなもんか...な.....と..」

「はーん!なるほどねー( ・∇・)
まあまあこの辺はわかるかなー。でもこの先難しいことがどうせ書いてあるんだろうな....」



「な、なるほどなるほど!それで次は(゚∀゚)
そうきたか!確かにそれなら....」




「な.....なんだこれ!やばすぎるんですけどーーー((((;゚Д゚)))))))!!」



読んだ感想はとにかく「感動」だった。
デッキの中身、各対面毎のプレイング、盤面形成、サイドプラン...
どれを取っても分かりやすく、頭の中にスッと入り込んできた。

「こ、こんな内容本当に無料でいいのか?余裕で有料級の代物だぞ...投稿者のひろきさんって人は聖人か(*゚∀゚*)」

中身が気になる人も多いだろう!
詳しい内容は自分の目で確認してくれよな(゚∀゚)

(注 ひろきさんご本人様の許可は頂いて掲載しております)

あっという間に読み終わった。
自分の目に光が宿っていくのを感じた!
そして何かが自分の中に満たされていく気持ちもあった。

「何だろう...この胸の高鳴りは(//∇//)
これはあれだ!本当に久しぶりの感覚だけど確信を持って言える。まるで学生に戻ったような気分だ。そう!自分はミュウに....ミュウに..」



シティで握るデッキは決まった。
ミュウ初心者だろうともう関係ない...
頭の中はもうミュウでいっぱいなのだ!
誰にもこの思いは止められない!!!

「もうこれ以外考えられない...私りょうはここに宣言します!このデッキとnoteを授けて下さったひろきさん、いやひろき大先生と呼ばさせてください!
ここに大先生の教えをもとにシティを戦い抜くと誓います٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
ミュウであればミライドンも後手1おとぼけスピットもはたまたどんなデッキであろうとも....」

「もう何も怖くはない!!」


こうして大先生とともにフュージョンの世界へと足を踏み出したのである。



part2 憧れと不安


ミュウVMAX....
noteを読むまではこのデッキに対して自分は「憧れ」と「不安」の2つの感情を持っていた。
まあ「不安」に関してはnoteを読んだ事で解消されたのだが、ここではどうしてそのような感情があったのかに触れておきたいと思う。

まずは「憧れ」だ。
意外と思われる方も多いかもしれない。
理由はまあいろいろあるが1つは自分自身がポケカを始めた頃はミュウが圧倒的なtier1デッキとして君臨していたことだ。(スターバース発売と同時期にポケカを始めました)

とあるYouTubeではtierStier神と表現していたほどであった。それほどまでに強いデッキなのだ。
もはや神々しさも感じるようなデッキだ!
だからこそ、そのようなデッキを使いこなすのはカッコいいと思えたのだ(´∀`)


憧れる理由はまだある。そして1番の理由が今から話すことだと言ってもいいだろう。

いきなりですが、皆さんは「ポケカランキング」なるものをご存知でしょうか?

え?知らない....そりゃそうじゃ(オーキド博士)

説明しますとこのランキングは
私りょうが独断と偏見を用いて
様々な角度からポケカにおけるランキングを作成したものとなっています( ̄∀ ̄)
これを見れば誰しもが私がミュウに憧れたという理由がわかると思います!
瞬きせずにご覧ください!!

それではいってみましょうヽ(´▽`)/


まずは
『クロスフュージョン→テクノバスター』

「ポケカで1度は言ってみたい技」ランキングで堂々の

第1位👑!!

続いて
『カミツレのきらめき→メロディアスエコー』

「後手1からの恐怖の技」ランキングでこれまた

第1位👑!!

さらに
『唐突なブロックスライダー』

「マナフィを置かずに後悔をした相手」ランキングでまたまた

第1位👑!!

そして極め付けは
『フュージョンシステム』

「1番かっこよく宣言してみたい特性」ランキングでもちろん

第1位👑!!

以上ランキング発表のコーナーでしたヽ(´▽`)/
(異論は受け付けておりません)

どうだろう?
このランキングを聞けば読者の皆さまの中にも憧れを新たに抱いた人も多いのではないか(゚∀゚)?
そして自分が憧れていた理由もわかってもらえたと思う!

以上がミュウデッキに対しての憧れの部分だ。
改めて見ると本当にいいデッキだと思う!
だがやはり物事にはいい事ばかりではない...
次は抱えていた「不安」についてだ。

この「不安」の原因はただ一つ。
自分がミュウ初心者🔰だという事に他ならない...

ミュウV MAXのデッキを一度握った時、難しいと感じた部分があった。今はもうミュウ初心者の方が少ないから共感は得にくいかもしれないが、
握りたての頃は同じように思った人もいるだろう。
難しい点、それは「何切る問題」だ!

ミュウデッキの強みは圧倒的な「速度」「パワー」にあると思っている。
ミュウ使いの人をたくさん見てきたが、皆デッキの強みを活かすため、淀みなく手札を消費し最強の特性「フュージョンシステム」で必用札を集め試合を決めにいっている。
使ったことない自分視点ではまるで楽しく優雅にダンスを踊っているようなものだ。
そして彼らはいつも通りにこう宣言する...

「ハイパーボール、対象なしで!!」


自分もそのように言ってみたい...( ´ ▽ ` )
そして一度デッキを握らせてもらった時は出来ると思っていた。 
やっていることは手札を消費し、必用札を集めるだけだと簡単に思っていた。

だが実際は手札が多少詰まっただけで、何を切っていいのかわからなくなってしまったのだ。
手札にあるもの全部が必要なカードに見えてくる....
ウッウロボのコストはバトルVIPパス以外切りたくないし、ハイパーボールのコストはバトルVIPパス以外考えられない...
そうして結果的に何も切れなくなって全然思ったように動けなかった...

そういった経験から強いミュウを上手く回せないのではないかという初心者ならではの不安があったのだ。
だが、ひろき大先生のnoteによってその不安は無くなった!

noteを見た方は分かると思うが各対面毎に毎ターンの動きと盤面、使うカードが細かく書かれている。
そしてそれがサイド6枚を取り切るまでしっかり書かれているのだ(゚∀゚)

つまりこのnoteをしっかり読めば

•各対面で何が必要で何がいらないのか
•今欲しいものは何でサイドを取り切るまでに山に何を残しておいたらよいのか

という事がわかり
初心者の自分でもしっかりとデッキを回し勝ち盤面を作り出すイメージが頭の中でしっかりと出来たのである!


あと話してなかったので不安ついでにはっきりさせておきたい事がもう一つある。
これは読者全員が思ったことであろう...

「リザ環境なのにミュウで大丈夫か」だ!

まずミュウデッキの立ち位置だが当時ではtier3までランクが落ちていた。活躍している方はちらほら見るものの、やはり全体的に数は減らしていた...
歴戦のミュウ使い達がリザ環境の中、追い込まれているのは間違いないだろうと思っていた。

だがこれに関しては自分にとっての追い風だと思った。
なぜならtier1ではないので

「ミラーマッチが少ないぞー(*゚∀゚*)やったー🙌
握るなら逆に今しかない!!」


こう思っていたのだ!
歴戦のミュウ使いが少ないのは大歓迎だった。

あとはもう何回も話すが大先生のnoteだ!
不利と言われているリザ対面でも全然勝てる事はもう明白なのだ( ̄▽ ̄)

ちなみにだがこの後行われたCL京都ジュニア部門でひろきさんのお弟子さんが同じレシピで優勝されたのも握る上で後押しになった(≧∇≦)

苦手とされているリザにも勝てるデッキ構築と各対面に対するプレイングが記されたnote...
もはや攻略本といってもいい代物を手に入れた!
そして自分に都合の良いミラーが起きにくい環境だ。ミュウを握る上での不安点は全て解消されている..
これらを手に入れた私の気持ちを言わせてもらおう....全プレイヤーに告げる!!



さて後はデッキを作るだけだ!
デッキレシピはこれだ↓


おっと、その前にやることはきっちりしなければならない!
デッキを作る前にまずはしっかりとお礼と礼儀としてデッキレシピ等を使わせてもらいますとお伝えせねば(・∀・)

そう思いひろき大先生のnoteのポストにメッセージを打ち込み始めた。
しかしその途中で手が止まった。

「いや、待てよ。冷静になって考えよう。メッセージを送るのはいいが万が一、結果を残せなかったらどうしよう( ̄▽ ̄;)

レシピや戦い方が強いのは分かるからこれで負けたら自分のせいなのは間違いない...
会った事は無いが無料でこれほどのnoteを公開する方だ。メッセージを送れば応援されるかもしれない...
だが自分は初心者だという事は知らないだろう。

結果が出なかった時は100%自分の実力不足なのだが、変に気を遣わせてしまう可能性もある。そしてそうなった時はこのnoteの価値を落としてしまいかねない(・_・;」

いろいろな思考が巡った。
そしてこう結論を出した。

「そうだ!結果が出てから連絡しよう(・∀・)
もしいい結果なら感謝を伝えればいいし、ダメなら何も公表せずでいこう!これなら誰も傷つかないし平和に解決できる( ˘ω˘ )
もちろん負けるつもりはないので、必ずいい結果を出して報告と感謝を伝えにいきます!!」

こうしてシティ前にひろきさんとは連絡は取る事はなく、チームメンバー以外誰にもミュウを握るとは伝えず本番に臨む形となった。

もちろんのことだが、ひろきさんを大先生とお呼びしている事や勝手に門下生になったつもりでいる事も含めて何の許可も得ていないのは言うまでもない...
(後日お会いした時にちゃんとこの事も含めて話させてもらいました^ - ^)

「さーて後は作って練習するだけやー(о´∀`о)
足りないパーツもあるやろうし確認して買い足しに行こう!」
すぐさま自分のカードストレージを漁り始めた。



part3 誕生!最強の『他力本願ミュウVMAX』

レシピとにらめっこしながら、ストレージから出てきたカードを並べてみる。出てきたのは

ミュウV1枚!

ゲノセクト1枚!!

フュージョンエネルギー2枚!!!

以上!!!!(・∀・)

.....
.......
.........
............

圧倒的にない。厳密にいえばハイパーボールやらスタジアムやらの汎用カードはあるものの、軸となるフュージョンのカード達は書いたやつしか出てこなかった。

ただこれに関しては正直わかっていたことだった。
そもそもミュウは長らくtier1にいたデッキだ!
そして自分のポリシーを思えば

私がフュージョンのカードを持っているわけなかろうo(`・ω´・+o) ドヤァ…!

まあともかくカードを集めなければ( ・∇・)
幸いにも高額カードでお馴染みの「ウッウロボ」もこの頃にはかなり安価で手に入りそうだった。

「さて買いにいきますか!行く店舗に在庫があればいいんやけど...まあ最悪何店舗か回ったら集まるやろ( ̄∀ ̄)」

そう思って出かける準備を始めた時、ふとある考えが浮かんだ....
そしてチームメンバーのにしけんさんへ連絡をした。
にしけんさんとはもともとその週に会う約束をしていた。

「あのー会う日なんですけど、ミュウを使ってみたいのでもし良かったらデッキを作って持ってきてもらうことって出来ますか?|ω・)チラ」

と突拍子もないお願いをしてみた。
すぐさま返信が来て

「全然いいですよー!シティで入賞してるデッキのレシピで作って持っていきますね^ ^」

と返信が来た。
感謝を伝えて迎えた当日、またいきなりだが

「本当に無茶なお願いだと思うのですが、シティはミュウでいきたいのでこのデッキをそのままカードごとお借りすること出来ますか?_|\○_土下座」

いきなりの無茶なお願いだ。無理かなとも思ったが

「もちろん大丈夫ですよ!自分はシティ終わってるので自分の分まで頑張ってください(^^)」

と激励と共にカードを貸していただいた( ^ω^ )

こうして足りないパーツを手に入れたりょうはミュウを回し始めるのであった....終



わかってる。読者の言いたいことはこうだろう....

急な乞食展開で誰しもがそう思いますよね?

はい!ごもっともです( ̄∀ ̄)
自分でもそう思いましたから!
(書いててほんとにやばいやつやと思いました笑)

ただこれにはちゃんと理由があるので今からしっかりと説明させてください!!

まず自分の今回のデッキ選択についてだ。
ミュウを握るのは自分で選んだというよりかは偶然が重なった結果なのだ。

ひろき大先生がたまたま無料でnoteを書いたこと、そしてそのポストをたまたま自分のフォロワーさんがいいねを押したことにより自分のオススメのところに表示されたこと...

これらのことは全て偶然であり、しかも「他人様のお力」があってこその結果なのだ!
(フォロワーさんがいいね押してなかったら表示されてたか怪しいため)

そしてこの「他人様のお力」ということに関して自分は変なジンクスというかオカルト的なものを持っていた( ・∇・)

それが

「他人様のデッキを借りて出た大会の成績が抜群に良い( ̄∀ ̄)」

という事だ!

何をバカなことを言っているんだと思われる方もいると思います。ただ事実なのだ!
例を挙げればわかると思うのでここに実績を書いておくと

•トレーナーズリーグ(参加人数)

リザードンex 優勝🏆(16人)
ギャラドスLO 準優勝🥈(32人)
ピカチュウV Union 3位(32人)
ブジンウーラ 3位(32人)
ピカチュウV Union 8位(32人)

•自主大会(参加人数)

ミュウV MAX 4勝2敗(64人)

デッキを借りて出た大会の実績はざっとこんな感じである。
全てその日に使ってみたいという理由でお借りして中身もわからず、がむしゃらに使用した結果だ!
なぜかはわからないがむちゃくちゃ成績がいいのだ( ´ ▽ ` )

そして極め付けはこれだ!!

•シティリーグ

ハピナスミルタンク 3勝2敗(64人)
(完全なプレミで勝ちを逃したため、ちゃんとやれば4勝1敗)

これは初のシティで当初予定していた自分のデッキは全然成果が出ず路頭に迷っていた時だ。
チームマクレガーのリーダーであるふじっぴぃさんが前日の夜に
「もしよかったらこれ強いんで使ってみませんか(^ ^)?」
とわざわざ会いに来てくれて、デッキごと貸してもらったのである。
しかもtier1は握らない自分の性格をわかった上で選んでくれたデッキだった(T ^ T)(この時はDレギュルギアが全盛期)



少しレクチャーを受け、そのままその通りやって勝ち越した成績だった(*´꒳`*)
(ルギアに2勝、ロストに1勝。負けはミラーとプレミしたムゲンダイナ)

ちなみにシティリーグは今までに3回出て、自分の最高成績が3勝2敗だ!!(サーナイトとハピナス)
プレミを考えれば前日に借りたハピナスが最高成績と考えてもいい....


つまりなぜかはわからないがとにかく他人様のデッキを握ると強くなるのだ!

今回は本当に自分の力ではどうにもならないところから偶然と他人様のお力によりここまできている....
どうせなら何の根拠もないジンクスではあるが頼れるものには頼ってしまおう!
そう思ったのでデッキをお借りしたのが理由である( ^ω^ )(これで納得してください笑)


早速今回お借りしたにしけんさんのカードを広げてみる...
ちなみにだがにしけんさんはミュウでシティを優勝した実績の持ち主だ!
そんな持ち主から優勝経験のあるカード達を借りたのだ...

そして思った!
「ここまできたのだ...この際他人様に全てを委ねるのだから、デッキのカードも全て他人様のカードでいこう(゚∀゚)!!」

全くもってバカな発想だ...
だがそれを現実にやったのである。

お借りしたデッキにはチョボマキ、アギルダーが入っていなかったので、後でこれまたチームメンバーの村人氏にそれらを提供してもらった。
そして、お借りしたデッキのスタジアムはデパート型だったのでロストシティに入れ替える必要があったのだが、それすらも自分で持っていたカードは使わずに村人氏のカードをお借り(強奪)するという暴挙にも出た( ̄∀ ̄)
(※ちゃんとお礼はしました)

そして完成した...
シティに自分のカードを一切使わずに挑む変態は
おそらく全国どこを探しても自分ぐらいだろう(=´∀`)人(´∀`=)
(推奨されることは1つとしてありません)

ここに

他人様のレシピとプレイングによる
他人様のカードで全て構築された
自分のためのデッキ....

最強『他力本願ミュウV MAX』が誕生したのである(`・∀・´)!!


シティまでの練習時間は残りわずか...
激闘の日々が幕を開ける!!

第3章 終

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