恋に落ちる30秒前 1
この話は好き嫌いが分かれると思うんですが…
彼女や彼氏がいる時に、
突然他の人を好きになること… …あると思います。
私の場合も、じつは13年付き合ってる人がいました。その人のこと、ここではAと呼びます。
Aは恋人兼、人生のバディという感じで、私たちは何をやるにも完全無欠な、死ぬ時もお互いを看取るんだろう、そんな関係でした。
Aは大きな借金があって、クレジットカードの審査が通らず、不安定な仕事に就いていたので
私が安定した職について支えていけばいい、と考えていて(この話をすると眉をひそめる人もいたんですが)、私にとってはAの借金とかは自分たちの固い絆の前ではどうでもいいことで、2人の将来に、なんの疑問も不安も感じていませんでした。
そんな私がAではない人…ここではSと呼びます…が気になり出したのは2017年の秋です。
私の課とS君の部署は密に連携していて、仕事上のやり取りは1年以上続いてましたが、
ある時点からS君からの視線をやたらと感じるようになったのです。
時には、彼が私以外の人と仕事の確認をする場合に、そばに私がいると、なんか反応がおかしいね、と感じることも。
私が視線を向けてると、やけに緊張していたり、顔を赤くして口籠ったり。うちの課の人に仕事の相談しに来たときに私の視線を避けるように隠れたり…
なんだその反応(お子様か⁉︎)
なんなんだその態度、ということが頻繁にあり…
私は仕事帰りに「今日のS君もヘンだったな」と考えたり
お風呂に入ってる時に「S君は私のこと好きなんだろうか」と思い出したりするようになりました。
そんなふうに分かりやすく好かれると、悪い気がしない…
というか、
むしろ職場に行くのも、S君と会えるかなと考えるとワクワクするし、同じことの繰り返しの日常が急にキラキラしたものになりました。
でも、でも。
私には完全無欠のバディ、Aがいて
そしていちばん引っかかっているのが…
S君が、すんごい年下(年齢不詳。肌がキレイで頼りないキャラだから、かなり若く見える)てことが
レンアイ対象として「ぜったいに、ありえない」と。
私は、2017年の秋から翌年の2月下旬まで
自分の中の「おやおや〜、ワタシなんでこんなに浮かれてるんだ。おかしいぞ?」という揺らぎを
ずっと、笑って打ち消していたんです。
あの転勤の内示が出るまで。
人生は短い。短すぎてこんなん何のために地上に下されたんや、と思う。しかし短い中にも、しんどいことが沢山あります。わたしのささやかな経験と言葉が、同じようにしんどい道で立ち止まっている人の参考になって、背中がぽっと温かくなりますように