ジャンクのCDプレーヤーを買わなかった話

長年、趣味でオーディオ機器の修理に手を染めると、家には修理した機器がドンドン溜まっていく。既にCDプレーヤーが何台もあるがそれでも修理出来そうなジャンクの高級機を見ると食指が動いてしまう。完全に病気である。先日、ハードオフのジャンクコーナーに故障品の高級CDプレーヤーが売られていた。外見に傷がなさそうだったので後日キャディを持ってハードオフに訪れた。症状としてはCDがかからないとあるのでピックアップを交換すれば大丈夫だろう、と思ってそのままレジに持っていこうと思ったが、そう言えばこの機種のピックアップの型番を調べてなかった。スレッド送りがリニアモーターなので恐らくKSS-151Aだろうとスマホで検索してみたら、なんとKSS-151AではなくKSS-271Aだった。KSS-151Aでも入手が難しいのに更に入手出来ないやつだった。どんなに美品でもピックアップが手に入らなければただの置物になってしまうし、かなりの勝ち目のないギャンブルになるので買うのを諦めた。強者になるとピックアップのレーザーダイオードを交換してしまう人もいるが光軸というのを合わせないといけないのと、レーザーダイオードもディスクからはね返って来たレーザーを受けるフォトダイオードも逆耐圧が低くて静電気の影響をモロに受けるので、自分には手が出せない。

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