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Tern Verge N8で初輪行した話

 折りたたみ自転車2台目とし購入し1ヶ月。
街のりで50km前後の走行を3回ほどと控えめな
総距離を楽しんだ。期待以上の走行性能に
満足度は申し分ない。

 さて、そろそろ輪行で遠出をしてみようと計画したのが静岡県沼津市で浜焼き食べ放題が人気のスポット『海鮮竜宮市場』だ。

 最寄りの駅からだと始発出発でもかなり混み合う電車に輪行せねばならず、乗客に迷惑はかけたくないので空いてそうな駅までは自宅から自走でいくことにした。

午前5時頃の原宿 竹下通り
小田急線 登戸駅にて輪行開始
20インチゆえそこそこの大きさ
重量11kgを肩ヒモなしで担ぐと非常につらい
真上からみた状態 横幅は38cm
14インチのDAHON K3
に比べると3割増しに感じる


 都心部の電車は早朝から大変混み合うため
自宅から30kmほど先の小田急線 登戸駅へ向かうこととした。途中で原宿を通りかかった際に人が全くいない静かな竹下通りで自転車撮影を楽しむ。気温3℃ほどのなかでやることではない(笑)

 登戸駅に到着して早速輪行するための準備をする。折りたたむ作業自体はとても簡単なので1分もあれば済む話だが、輪行袋に入れた後に持ち上げてみると重量11kgはなかなかハードだ。

 ロードバイク用の輪行袋なので寸法的にも問題なくつかえるが、付属している肩ヒモを使わずに自転車のフレームやサドルをつかんで運ぶスタイルで今までやってきたので、この重量には想定外の体力を消耗した(笑)

 重たい段ボール箱を持ち運ぶ要領で、腰に乗せながら腕全体で抱え込めば幾分は楽に移動できるようにはなったが、次回の輪行時には肩ヒモを持ち運ぶことを誓った。

JR足柄駅

 小田急線から乗り換えて向かった先は
JR足柄駅だ。ここで下車して、道の駅ふじおやまで朝食を摂る算段。

 山のほうなので気温は平地に比べると冷え込んではいるが、空気がおいしくて気持ちがいい。
道の駅に向かう途中で急勾配の坂道を2つほど登ってみたが、この自転車のギアはかなり広くセッティングされているために一番軽いギアを使えば大抵の山道は走れるのではなかろうか。

 途中に富士山が綺麗に眺望できるスポットがあったので寒さも忘れて撮影に没頭した。
2021年頃から静岡や山梨を多く訪れる旅路が増えたので富士山も見慣れたものではあるが、やはり何度見ても雄大で美しい。

道の駅ふじおやま
サイクルラックもあるのでロードバイク
の方々も訪れる場所なのだろう
ご当地らしい甘味を発見

 道の駅ふじおやま に到着した。
金太郎のゆかりの地である足柄山からなぞっているのか、金太郎イラストの食品がいくつかみられた。おいしそうなどら焼きと、手作り饅頭で朝の腹ごしらえだ。

海鮮竜宮市場
寿司屋、食べ放題食堂、土産物屋など
複合施設となっている
浜焼き食べ放題 漁師小屋
3300円90分食べ放題
ドリンクバー付きは嬉しい
アルコール飲み放題は驚きの500円
冷蔵ケースと貝類のケース
奥に味噌汁やごはん、カレーや牛丼
などのコーナーもあった
ドリンクバー、ソフトクリームもある
一通りもらってきた
結構な強火なのでスピーディーに焼ける
鯵の干物
ほっけの干物
サザエ
牡蠣
帆立

 浜焼きは2年ほどまえに千葉県館山の海鮮レストランで食べ放題を経験しているのでだいたい手順はわかっていた。牡蠣は弾け飛ばないようにアルミホイルで包んだり、サザエには爪楊枝を差し込んでおくなどの注意書きがあるので、それにそって焼けば問題なく食べられる。とにかく焼き台の火力が高いので備え付けの軍手を装備して次々に焼いていく。

 貝類がメインではあるが、自分がここに来た理由はただひとつ。大好物の鯵の干物をたらふく食べるためだ。自宅でも干物を食べることはあるが、こうしたガス代で浜焼きスタイルになると味も雰囲気も全然変わる。なんといっても沼津の干物という前提なのがテンションも上がるというものだ。

 あまりに美味しくて気づいたら8枚完食。
頭から尾っぽ、そして骨もすべて一片たりとも残さずバリバリと音をたてながらいただいた。

 まだ食べていないメニューのなかに
焼き鳥と牛丼があったのは心残りだが、
ひとまず目的であった鯵の干物でお腹いっぱいになることはできた。ラストにメロンソーダにソフトクリームをのせて締める。

 大満足の浜焼き食べ放題だった。
また沼津に訪れた際にはかならず立ち寄りたいスポットである。

 1泊2日で楽しむ事も考えたが、まさかの夕方から雨予報という悪天候に断念。沼津駅から輪行で帰ることにした。

 ゆっくりと眠りたかったのでグリーン車に乗車。自転車も座席後ろにすっぽりと収まるのはさすが折りたたみ自転車のサイズ感といったところ。

 VERGE N8で初めての輪行旅だったが、
持ち運びの際に重くて少々の苦労はあったものの走行時は非常に快適なスピードと乗り心地で折りたたみ車であることを忘れるほどだった。

 次回はどこへ行こうか楽しみだ。

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