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「桃鉄10年トライアル!」で月間全国ランク入りした際の話


はじめに

 『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』の「桃鉄10年トライアル!」というモードで月間全国ランキング入りしたことがありますので、その際の話を投稿します!「桃鉄10年トライアル!」は、CPU2体を相手に10年(120ターン)分プレイし、最終的な総資産額でランキングを競うモードです。私が月間全国ランキング入りしたのは2021年9月30日で、最終的な総資産額2330億5820万円、目的地到着回数34回、月間全国ランキング60位でした。特殊ルール「桃太郎ランド争奪戦」の下での結果となります。
 以下、当時考えていたことを記事にまとめました。なお、KONAMIの動画投稿ガイドラインでは、noteはプレー動画(スクリーンショット含む)を投稿できるサイトには指定されておりませんので、スクリーンショットはなしになります。代わりに私が旅行先でこれまで撮影した電車の写真をいくつか載せています。

「桃鉄10年トライアル!」のルール

 「桃鉄10年トライアル!」は、前述のとおり、CPU2体相手に10年(120ターン)分プレイし、最終的な総資産額でランキングを競うモードです。CPUは、上から2番目の強さのエンマと、上から3番目の強さのようきひで固定です。通常モードでのプレイと異なり、途中でのセーブはできず中断のみ可能(中断データをロードした後にやり直す場合は最初からでないとやり直せない設定)となっており、また歴史ヒーローが登場しません
 加えて、通常モードと異なり、スタート位置の近くのナイスカードマスが多いエリアである房総半島のナイスカードマスが減らされていたりダビングカードの価格が4億6000万円(通常モードでは4000万円)に設定され、かつ使用後再行動不可に設定されているという違いがあります。
 更に、急行系カードで最強の「リニア周遊カード」をナイスカードマスで引けない(引きにくい?)という違いもあります*。そのため、次に強い「ロイヤルEXカード」を確保して立ち回ることになります。
*低確率だが引けることもあるという説もあり。ただ、私は「桃鉄10年トライアル!」をプレイしていて「リニア周遊カード」を引いたことはありません。

「桃太郎ランド争奪戦」の特殊ルール

 「桃太郎ランド争奪戦」は2021年夏期~の特殊ルールで、岡山駅の物件の収益率が4倍、岡山県の物件 (日生、倉敷、蒜山) の収益率が2倍になり、また岡山県内の赤マスが全て青マスに変更されます。更に、岡山駅の物件「桃太郎ランド」の価格が通常10兆円のところ、100億円で設定されています。通常価格10兆円だと、10年分のプレイでは到底手が届きませんが、100億円であれば、手が届く金額になります。
 加えて、目的地が岡山の場合の到着金が4倍となる設定になっています。これと関連して、目的地として岡山が出やすくなっています。

総資産額を伸ばすポイント

目的地の連続到着回数を伸ばす(最重要)

 目的地は、連続で到着するほどボーナスによる加算が大きくなる(最大で連続到着回数15回以上の1000%)のため、目的地の連続到着回数を可能な限り伸ばすことが、総資産額を伸ばす最重要のポイントとなります。特に、「桃太郎ランド争奪戦」の特殊ルールでは目的地が岡山の場合の到着金が4倍となる設定ですので、目的地の連続到着ボーナスも加算すると非常に大きな額の収入となります。
 連続到着回数を伸ばすためには、「ロイヤルEXカード」などの急行系カードや、「6大都市カード」などの移動系カードによる機動力の確保と、「指定うんち!カード」などのCPUの妨害に使えるカードの確保が重要になります。これらのカードによる立ち回りについては後述します。

「桃太郎ランド」を購入する(次に重要)

 「桃太郎ランド」を購入すると所有する全物件の収益率が5%上がり、収入が跳ね上がりますので、中盤(4年目~6年目ぐらい)までに「桃太郎ランド」購入を目指します。「桃太郎ランド」込みで114億3000万円あれば岡山駅の物件を独占できます。

収益率の高い物件を購入する

 「桃太郎ランド」ほどではないですが、収益率の高い物件が各地に存在します。具体的には、上野の「小倉アイス屋」、鯖江の「蟹こぼれるぞ丼屋」、茂木の「びわゼリー屋」などが該当します。各攻略サイトにもおすすめ物件としてまとまっていますので、高収益の物件を把握しておき、移動の途中でこれらの物件を確保することで決算時の収入確保につながります。

細かい立ち回りのポイント

周遊系カードの使用回数をメモしておく

 周遊系カードとは、複数回使用可能なカードです。機動力を確保するために、強力な周遊系カードは使用回数を管理し、カードが壊れてしまう前に「期間延長カード」または周遊駅でリセットして常にカードを使用できるようにします。私は、原始的ですが手元のメモに正の字で使用回数を管理していました。例えば「ロイヤルEXカード」であれば7回以上、「6大都市カード」であれば5回以上の使用で壊れる可能性があるため、それぞれ使用回数が6回、4回以内のうちに周遊駅を踏むようにすれば常にカードを使える状態を維持できます。

CPUのエンマ、ようきひのカードを把握しておく

 エンマ、ようきひが保有しているカードを把握しておくことで、対策を取ることができるようになります。他のプレイヤーのカードは都度参照できない*ため、カードを入手した時点の表示で手元にメモしておくとよいです。
*原宿の「探偵会社」(20億円)を購入すると参照できるようになりますが、収益自体は高くなく、「探偵会社」の購入は優先度が低いです。

CPUの行動をコントロールする

 CPUは、自分が目的地から最も遠い場合はカードを消費して可能な限り早く目的地に到着しようとする一方、自分が目的地に一番近く、かつ他のプレイヤーが近くにいなければカードを温存しようとします。目的地がCPUに近く、連続到着が途切れてしまいそうなときは、あえて目的地に近づきすぎず、少し遠くに位置どることでCPUがカードを使用しないようにして、目的地に到着する可能性を下げることができます。

CPU対策

 CPUは一定の確率で絶好調になり、そうなると目的地の連続到着が一気に難しくなります。10年分のプレイだと、エンマ、ようきひ共にそれぞれ大体1回は絶好調になります。エンマは、サイコロが4つになるのに加え「ふういんカード」を手に入れるので、カードの使用を封じられてしまいます。ようきひは、ランダムでカードを捨てさせられたり、眠らされたりするため、こちらも厳しいです。プレイヤーが目的地に近い場合は東京へ戻されることもあります。
 対策としては、「絶好調崩しカード」や「絶不調カード」、「牛歩カード」など絶好調の状態を終わらせるカードを持っておくか、目的地の連続到着回数を守りたければ「指定うんち!カード」で目的地を塞いでしまうという方法もあります。
 また、CPUが「豪速球カード」や「刀狩りカード」を引き、自分が持っている強力なカードを失ってしまうのも厳しいので、こちらもあらかじめ「豪速球カード」や「刀狩りカード」を持っておき、先制して攻撃することで自分が持っているカードを失わないようすることができます。

ボンビー対策

 通常のボンビー、ミニボンビー、ビッグボンビー、ポコンについては、他のプレイヤーについている限り基本的にこちらには悪影響はありません。序盤はボンビーが変身しても、ビッグボンビー(資金が赤字の場合)か、ミニボンビーであるため、自分にボンビーがついていてもそこまで大きなダメージはありません。3年目12月以降はキングボンビーに変身する可能性があるため、自分にボンビーがついている状態はできるだけ避けたいところです。盛岡の上か左右の赤マスに止まって、アイアンナンブに一定期間ボンビーを止めてもらうという方法も有効です。
 自分にボンビーがついている際に、持っているカードを割られることがあるので、カード売り場で無料の「徳政令カード」をできるだけ購入してカードのスロットを埋めておくことで、貴重なカードが割られる可能性を下げられます。これは、同様に「豪速球カード」によるカード割りの対策にもなります。
 キングボンビーについては、自分についていなくても被害を受けることがあり、脅威です。特に時限爆弾カードを配る悪行が厄介で、「時限爆弾カード」を配られたCPUは、一番総資産が高いプレイヤーである自分に「時限爆弾カード」を渡してくるので、貴重なカードを焼かれてしまいます。対策としては、最も有効なのは北浜の「あったらいいな製薬」(35億円)を購入し、「ボムシュレッダー」を開発しておくことです。その他の対策としては、「シュレッダーカード」を持っておく、静岡と浜松の間にある青マスに止まって、チャカテキーンに消してもらうという方法があります。

手持ちの資金をできるだけ消費する

 資金を手元にもっていると、他のプレイヤーに取られたり減らされたりするリスクがあるので、できるだけどんどん消費していくのがよいかと思います。資金が1億円を超えると、カード売り場や青・赤・黄マスでスリの銀次に資金を盗まれる可能性があります。また、CPUが「持ち金ゼロカード」や「とっかえっこカード」、「ベビキュラーカード」などを持っている場合、資金が5億円を超えたあたりからこれらのカードを使ってきます。
 もちろん、できるだけ収益の高い物件を確保するという観点からすると、むやみに資金を減らさない方がいいのでそことの兼ね合いにはなります。特に先述のとおり「桃太郎ランド争奪戦」の特殊ルールだと「桃太郎ランド」の確保が最重要になるので、資金を消費するかどうかは判断が問われることになります。ただ、決算の直前(1月~3月)などは、特に物件をどんどん購入していった方がいいでしょう。

発祥地は、大阪か広島を選ぶ

 8年目以降に発祥地を聞かれるイベントが発生しますが、「プロ野球チーム」が存在する都市を発祥地にすると、発祥地の「プロ野球チーム」を所有した際に発祥地の所有物件の収益率が3%上がるので、そこを選ぶのがおすすめです。10年以内に購入できる物件だと、大阪(「プロ野球チーム」80億円)か、広島(「プロ野球チーム」79億円)が現実的です。

運!!!!(最重要)

 元も子もないですが、これだけいろいろと対策しても対策できることには限りがあり、運がいいかどうかが結果を大きく左右します。試行回数を増やして、運がいい試行を引くしかありません。いい記録が出なそうであれば、諦めてやり直した方がいいです。
 私が最高記録を出したときは、運よく目的地の連続到着を20回近くまで伸ばせたため、記録が伸びました。

実際の立ち回り(1・2年目)

 2年目までをメドに、「ロイヤルEXカード」の入手を目指します。「ロイヤルEXカード」を入手する方法は、ナイスカードマスで引く(低確率)か、宮古のカード売り場で8億円で購入するのどちらかです。ナイスカードマスで引ける確率はかなり低いので、宮古での購入を目指します。
 スタートしたら、まずはナイスカードマスが多い房総半島に向かい、いいカードが引けるまで粘ります。なお、最初の目的地はできるだけスタート位置(東京)から遠い方が、自分にボンビーがつくのが遅くなるので望ましいです。具体的には、松江、鳥取、高松あたりだと比較的遠いです。
 ナイスカードマスで引けるとうれしいカードは、以下のとおりです。
・「☆飛びカード」、「☆飛び周遊カード」
 「ロイヤルEXカード」が購入できる状態になったら、宮古まで飛んで購入することが可能になるからです。ただし、各ターンごとに飛べるカード売り場はランダムなので、宮古が選択肢にないと飛べません。「☆飛びカード」は大網のカード売り場でも2億円で購入できます。
・「引換券カード」
 「ロイヤルEXカード」は8億円と高額なので、「引換券カード」さえあれば宮古で購入するのが容易になります。ようきひが、「引換券カード」を引きやすい(体感です)ので、「刀狩りカード」で奪うのも手です。
・「10億円カード」
 これも「引換券カード」と同様、「ロイヤルEXカード」を購入できるだけの額をすぐに手に入れられることから引けるとうれしいです。最初に借金がマイナス100億円に到達すると、記念仙人から借金をゼロにした上で「10億円カード」がもらえるので、ビッグボンビーに借金をどんどん増やさせて、「10億円カード」を入手するのも1つの方法です。
・その他、高額で売却できるカード
 「パトカード」、「絶不調カード」、「キングに!カード」などはいずれも2億5000万円と高額で売却できるため、「ロイヤルEXカード」を購入できるだけの額を手に入れるのに有用です。
・「期間延長カード」
 「ロイヤルEXカード」入手後、できるだけ長く使い続けるために使用回数をリセットできる「期間延長カード」は有用です。紀伊半島に集中している周遊駅に寄る手間が省けます。
・「ダビングカード」
 「ロイヤルEXカード」入手後、機動力を保持するために「ロイヤルEXカード」をダビングして3枚ほど持っておきたいです。「ダビングカード」があれば、沖縄か北海道にあるダビング駅に寄って「ロイヤルEXカード」をダビングする手間が省けます。総資産10億円突破一番乗りのイベントでもらえることもあります。
・移動系カード
 「物件飛び周遊カード」、「6大都市カード」などの複数回使用できる移動系カードも、機動力の確保につながりますので引けるとうれしいです。
・妨害に使えるカード
 目的地の連続到着を伸ばすために使用できるカードです。特に「指定うんち!カード」は有用で、目的地へのルートや目的地自体を塞ぐなど、柔軟に使用できます。珠洲か尾鷲のカード売り場で4億円で購入できるので、道中で入手しておくのも手です。
 その他、「牛歩カード」などCPUの行動を制限できるカードも強力です。三宅島のカード売り場で妨害に使えるカードが購入できますが、行きづらい場所にあるため、優先度は高くありません。
・「最下位カード」
 自分が房総半島を回っている間に、CPUは青マスで資金を得たりしているので、自分が最下位の可能性が高く、「最下位カード」を使用できます。使用後再行動可能で、強力なカードが得られるので、「最下位カード」を引いたら即使用を推奨します。

実際の立ち回り(3年目~)

 「ロイヤルEXカード」を入手したら、次は強力なカードを揃えることを目指します。「ロイヤルEXカード」3枚程度、移動系の(可能であれば周遊の)カード1~2枚程度、その他の便利なカード3~4枚程度としておくのがバランスがよいかと思います。沖縄にダビング駅が集中しているので、どこかのタイミングで立ち寄り、「ロイヤルEXカード」をダビングしておきます。
 並行して、収益率の高い物件を購入しつつ、目的地への連続到着回数を伸ばしていきます。移動は基本的に「ロイヤルEXカード」を使用します。「ロイヤルEXカード」を使用すると、サイコロを6つ振ることができますので、出る目としては6~36のいずれかになり、21が最も出やすい目になります。目的地への到着から逆算して、目的地に到着しやすい位置に位置どることを意識します。目的地への到着確率を計算できる便利なサイトもあるので、活用しましょう。

 また、位置どりの際に「奇数周回」と私が呼んでいる周回を経由することで、目的地に到着しやすくなります。「奇数周回」とは、奇数で周回できるマス配置のことで、具体的には博多付近、大阪付近、上越~新潟の間にあります。目的地までの距離が奇数であっても偶数であっても、「奇数周回」を経由すれば、ある程度大きな目を出すことにより、移動距離を調整できるので、目的地まで到着することができる可能性が高くなります。逆に、偶数で周回できるマス配置の「偶数周回」の場合は、目的地までの距離が奇数であれば、目は奇数である必要があり、同様に偶数であれば目も偶数である必要があるため、大きな目を出したとしても目的地に到着できる確率は50%が最大ということになります。「偶数周回」は、具体的には東京付近、沖縄付近や東北地方にあります。
 加えて、目的地に到着できる目を引いたとしても、安易に到着しないことも1つの方法です。目的地到着後の次の目的地がCPUに近かった場合、何もできずに次の目的地に到着されてしまう可能性があり、連続到着が途切れてしまいます。そのため、あえてすぐに目的地に到着せず、CPUを目的地の近くまで引きつけてから目的地に到着することで、上記のリスクを減らせます。もちろん、次の目的地が現在の目的地に近かった場合は、この方法をとると裏目にでるのですが、目的地の候補は全国にまんべんなく散らばっているので、次の目的地が現在の目的地に近い可能性よりは、遠い可能性の方が高いのではないかと思います。

おわりに

 以上、私が「桃鉄10年トライアル!」で月間全国ランキング入りした際に考えていたことをまとめました。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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