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パワーソングの作り方(ざっくり版)

こんにちは。
最近、運動不足解消のためランニングしたら、膝とふくらはぎに痛みを感じている、MaruCooです。

今回は、僕のパワーソングの作り方を超ざっくり紹介します。詳細は、別記事で書いていこうと思います。

◆こんな人に読んでほしい
⇒ 「他の人ってどうやって作曲してるの?」って人
◆こんな事を伝えたい
⇒ 作曲方法は人それぞれ。自由だ!
◆キーワード
⇒ イメージが大事、奏者の気分で

①環境を整える

まず、気持ちよく作曲するための環境を整えます。

楽器ひとつあれば作曲を始められますが、僕は楽器が弾けないので、パソコンに”おんぶにだっこ”です。ノートパソコンに作曲ソフト(DAW:Digital Audio Workstation)をインストールし、MIDIキーボードとヘッドフォンを接続して作曲しています。

マウスやキーボードで精密に打ち込むのも良いのですが、ざっくりしたイメージを形にしたい場合もあるので、直感的に入力できるMIDIキーボードは必須アイテムになっています。僕は持っていませんが、MIDIパッドも良さそうですね。

オーディオインターフェイスが必須という記事もありますが、最初は無くても困ることはないと思います。

ちなみに、僕が利用している機材は↓です。

パソコン:VAIO S11(たまに、MacBook Air)
DAW:Presonus StudioOne 4.6 Professional
MIDIキーボード:CME Xkey 37
ヘッドフォン:audio-technica ATH-M40x
オーディオインターフェイス:Roland Rumix22
ディスプレイ:LG 24UD58

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②曲をイメージする

まず、どんな曲を作りたいのか?をイメージします。

パワーソングなので、「元気いっぱいの明るい曲」「癒されるバラード」「リズミカルなダンスナンバー」などが良いでしょうかね。

「ミスチルっぽい曲」や「ゆずの2人がハモって歌ってる曲」など、「好きなミュージシャンが作るとしたらこんな感じ」な曲をイメージして膨らませたり、カラオケ本(歌詞とコードが書かれた分厚い本)の歌詞を眺めながら、曲のイメージを膨らませたりします。

本当は、最初にジャンルを決めると良いのでしょうが、ジャンル特有の奏法や作法が分かっていないので、とりあえずイメージから入っていきます。

③イメージに合うコード進行を仮決めする

曲のイメージを決めるため、コード進行を考えていきます。

音楽理論は奥が深すぎなので、明るい曲の場合は「Cスケール」、しっとりした曲はコード「Amスケール」で作り始めます。MIDIキーボードで鍵盤3~4つを鳴らして、気持ちがいいコードやコード進行を探し、少しずつつなげていきます。この段階では、あまり音楽理論に縛られないほうがいいかな・・・と思っています。

最初はシンプルなコードで組み上げ、徐々にコードを置き換え(リハーモナイズ)て微調整します。コードの展開形を意識すると、気持ちのいいコード進行を作ることが出来るのではないでしょうか。

ちなみに、StudioOne Professionalに搭載のコード機能や、Scalerというプラグインを使うと、普段思いつかない複雑でお洒落なコードが見つかるので、行き詰った時に使ってみるといいかもです。

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④コード進行を再生しながらメロディーを弾く

StudioOne上で仮決めしたコード進行をループ再生しながら、MIDIキーボードを適当に弾いてメロディを考えます。

良いメロディが思いついたら、リアルタイム入力で録音していきます。鍵盤を押し間違えても、タイミングが遅れても、後で修正するので気にしない。ミュージシャンになった気分で気持ちよくメロディを入力します。(注:僕は鍵盤弾けませんが、右手の親指、人指し指、中指の3本でなんとなく弾いてます)

コードとメロディは共に同じ音色(例えばピアノ)にしておくと、不協和音が見つけやすくなります。

よく「メロディが降ってくる」って聞きますが、そんなに簡単には降ってきてくれません。お風呂に入ってる時は、いいメロディが思い浮かんだりします。リラックス効果ですかね?すぐ忘れちゃうので、記録用に防水のスマホを持ち込むといいかもです。(僕は、未だ非防水のiPhone6なので、浴室には持ち込めませんが・・・)

⑤ドラム、ベース、その他楽器を打ち込む

ドラム、ベース、その他の楽器を打ち込み、彩り豊かにしていきます。

最初のイメージを忘れず、でも、自由に打ち込んでいきます。イメージが合わなかったら、途中でコード進行を見直したりします。

僕は、最初にドラムパートを作ります。StudioOneにはループ素材と呼ばれる楽器を演奏した音声データが付属していますので、その中からイメージ合いそうなドラムのループ素材を貼り付けていきます。後で打ち込みなおすので、とりあえずイメージに合うものを選びます。

ベースやストリングスなど他の楽器も、奏者になった気分で、MIDIキーボードで打ち込んでいきます。ただし、これらの楽器は、ドラムと違って音程があるので、ループ素材を利用するよりも打ち込んだ方が良いです。

⑥各楽器間の音量やパンを調整する

ざっくり曲のイメージが出来たら、各楽器の音量(ボリューム)や定位(パン)を調整して「特定の楽器が自己主張強すぎないか」とか、「音が小さすぎて聞こえない」とか、「広がりが感じられない」とか・・・を直していきます。いわゆる「ミキシング」ですね。

パンは、簡単に言うと、立ち位置ですね。ギタリストは右側、ベーシストは左側、ボーカルは前の方、ドラムは後ろの方といった感じ。パンを設定すると、よりリアル感が増します。

イコライザー(EQ)やコンプレッサーでの調整もやっておきたいところですが、こだわり過ぎるとハマって訳が分からなくなるので、後でまとめてやるようにしています。

⑦不協和音を取り除く

ここで、不協和音が鳴っていないか確認します。

いろいろ楽器を重ねていくと、知らぬ間に不協和音が混入することがあります。耳で聴いて違和感を感じるのですが、どこをどう直せばよいのか?を見つけるのは意外と大変なのでツールに頼ってます。

StudioOneでは、ピアノロール上で全トラックの音を透過表示できるので、「コード進行の音とずれている箇所は不協和音になっている可能性がある・・・」と分かります。この機能で微調整と再生を繰り返して、不協和音を除去していきます。

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⑧楽曲全体の構成を作り上げる

②~⑦を繰り返して、曲全体の構成(イントロ、Aメロ、サビとか)を作ります。

ノってくると、曲の長さが5~7分に及ぶ大作が出来上がったりします。が、あまり長いと最後まで聴いてもらえない可能性が高いので、3~5分くらいにまとめます。イントロが長いものもスキップされがちなので、サビから始めるなど、最初の方に惹きつけるパートを持ってきたりします

⑨ひと晩、寝かせる

一旦、ひと晩、寝かせます。

・・・で、朝起きて聴いてみると「なんじゃこりゃ!?」ってなること間違いなしです、いや、本当に。その時の気分や体調にも左右されるのでしょうか。あらためて聴くと、いろいろ手直ししたい部分がみつかるので、少しずつ直していきます。

僕はWindowsユーザーなので、StudioOneでmp3ファイルに出力し、OneDrive経由でiPhoneに転送して通勤中や昼休みにチェックしています。気になる箇所があれば、時間と内容をメモっておき、家に帰ってからStudioOne上で修正していきます。これを2~3週間繰り返してブラッシュアップしていきます。

何度も聴いていると飽きてくる場合があります。その場合は、パワーソングになりきれない曲・・・ということで、一旦お蔵入りにします。ただ、せっかく作った楽曲なので、他の楽曲の一部として再利用するとか、編曲が上手になった時に再構成するために取っておくなど、有効活用したいですね。

⑩楽曲を公開する

せっかく作ったので、誰かに聴いてもらいます。

今は楽曲を公開する場がたくさんあるので、自分に合った場で活動されると良いかと思います。

僕は、SoundCloudに楽曲をアップし、facebookとtwitterでアピールしています。これから、noteでもアウトプットしていこうと思います。

多くの方に聴いていただきたい(再生数を伸ばしたい)場合は、楽曲自体の魅力を高める事も大事ですが、他の方の楽曲をたくさん聴いてリアクション(いいね、リツイートなど)する事が重要だと思っています。他の方との繋がりが増えるとともに、聴く側の立場で考えられるようになるからで、自分の創作スタンスにもフィードバックできると思います。

まとめ

僕は日曜DTMerなので、こんな風にゆる〜い感じで作曲しています。パソコンとモチベーションがあれば、音楽経験無しでもパワーソングを作って楽しむことが出来ます。twitterを見ていると、中高生や20代の若い方々が素晴らしい楽曲を制作していて、凹むことが多々ありますが、良い刺激にもなっています。

みなさんも、パワーソング作ってみてはいかがでしょうか。

今回は「パワーソングの作り方」についてざっくり書いてみました。

以上、MaruCooでした。


※Twitter(@marucoo0301)、SoundCloud(MaruCoo)もよろしくお願いします。



記事を読んでいただき、ありがとうございます‼️ 少しでも皆様のお役に立つことが出来たら嬉しく思います☺️