AWS Certified Cloud Practitionerに合格してきたお話

まるです。

先日、AWS Certified Cloud Practitionerという資格試験に合格してきましたので、試験当日までの過程や、当日の流れなどを軽くまとめてみようと思います。

AWS Certified Cloud Practitionerとは?

公式サイト

AWS Certified Cloud Practitioner は、AWS クラウド、サービス、用語の基礎的かつ高度な理解を持っていることを証明します。 これは、IT やクラウドの経験がまったくない個人でクラウドのキャリアに切り替えるか、基礎的なクラウドリテラシーを求めている基幹業務の従業員にとって、AWS 認定ジャーニーの良い出発点となります。

https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-cloud-practitioner/

上記の通り、AWS Certified Cloud PractitionerはAWSの知識・理解を証明するための認定試験の1つであり、「Practitioner」の文字通り、数ある試験の中でも最も簡単な入門的な立場の試験となっています。

受験の目安としては、AWSに関する知識・経験が6ヶ月の実務経験程度あると良いとのことです。

出題形式は4択,他肢選択式となります。コーディングやテキストベースでの回答などを要求する問題は出題されません。

自分の受験当時のスペック

自分は普段フロントエンドエンジニアとして業務に勤しんでおり、経験としてはそろそろ1年半程度になります。
ITの知識としては、基本情報技術者・応用情報技術者に合格する程度の知識量です。(ほぼ暗記で合格していたのであまり参考になりませんが…)
ただ、バックエンドやインフラに携わる機会がなく、AWSに対する知識は皆無の状態でした。
サービス名など、時々名前は聞くけど…その説明はできないし、実際にAWSを使ってインフラを構築した経験もない状態です。

試験当日までの準備

一番入門でお手軽な難易度ということもあり、そこまで時間を取らなくても合格はできるだろうということで、9月初めから勉強を始め、9/18に受験することを目標としてスケジュールを組みました。

今回は興味のあるチームメンバーからの提案で、チーム全員で合格を狙ってみようという話になり、まずは各々で勉強を進め、定期的にチームメンバーで集まりながら勉強をすることとなりました。

今回勉強に使った教材は以下です。

そのほかにも用語を知るための本をもともと所持していたので、その辺を軽く眺めたりで対策をしていました。

Skill Builderの教材については、テキストでの解説や動画での例えを使ったサービスの説明など充実しており、0の状態からAWSの基本理解を深めるのに最適だったと思います。

無料WEB問題集については、情報処理技術試験でいうところの過去問道場と性質は似ており、用語の暗記などに向いている印象でした。

勉強の進め方として、まずはSkill Builderを使って出題範囲の網羅を行い、知識の下地を作成しました。
その後、無料WEB問題集を使って、暗記しきれなかった用語の暗記や、あやふやとなっていた知識を固めるなど行なっていました。

若干気になった点として、無料WEB問題集で用意されている問題の中には、解説の充実していない問題や、問題文と選択肢が意味をなしていないような問題もあり、一部精度が低いというものがありました。
そのため、WEB問題集のみを信じて試験に臨むのは結構リスキーな感じです。

試験当日の流れ

今回の試験では自宅受験とテストセンターでの受験が可能でしたが、自分はテストセンターでの受験を選択しました。
当日は試験会場に予約時間の30分前程度に着くように動きました。
予約時間ぴったりに会場入りするのではなく、15分前くらいを目安にするのが良さそうです。
また、場合によっては予約時間より前から試験を開始することも可能そうでした。(実際、自分は試験時間の10分前くらいから試験を開始することになりました)

当日は身分証明が必要となるので、忘れないようにしましょう。
身分証明書としてどのようなものが必要となるかは、AWS公式の受付手順ページに記載があります。
基本的には運転免許証と健康保険証があればOKです。

いくつか用紙の記入や、顔写真の撮影が完了次第、試験開始です。

試験時間は100分用意されており、問題は65問出題されます。
合格ラインは1000点中700点ですので、均等に配分されている前提だと大体46問正解すれば合格となります。
自分の場合は30分程度で一通り問題を解き終わり、10分程度見直しをして完了しました。

試験が完了すると、テストセンターの場合は即座に合否が画面に表示されます。この表示された画面を見逃すと、後日送信されるスコアレポートを確認するまで合否が分からなくなるので注意しましょう。

反省点

情報セキュリティマネジメント試験の時にもそうでしたが、若干暗記寄りでの学習となってしまったなと思っています。(どちらにしてもいくつか暗記が必要だな、と感じる場所はありましたが…。)

本来のAWS理解よりも、試験に合格するというものを目的としてしまったことと、そもそもの勉強期間を短く見積りすぎたので、一気に知識を詰め込む形となってしまいました。

体感ですが、全くの未経験からこの試験を受ける場合、1 ~ 2ヶ月程度勉強期間を設けておくのがベストな感じがしています。
この段階で十分な下地を作成しておくことで、今後難度の高い試験を受ける場合にも無理なく学習を進めることができるのでは、と思います。

終わり

若干勉強する過程への反省点はありましたが、AWSへの興味・関心と理解を深める良いきっかけとなりました。

フロントエンドでもAWSに関する知識は持っていて全く損はない(むしろ、最近はフロントにもそういった知識が要求されつつある)ので、今後も資格試験や実務を通じて、AWSに対する理解を深めていきたいなと思ってます。

以上です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?