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在沖米軍基地に対する正直な感想

「沖縄出身」と話すと、時々在日米軍基地について聞かれることがあります。

私は宜野湾市というところに住んでいたので、実家の目の前には普天間基地があるという環境でした。
宜野湾小学校、宜野湾中学校、普天間高校に在学しましたが、いずれも普天間基地のすぐ近くです。

普天間基地を、名護市辺野古に移設することが政治課題としてありますが、「実際、神谷はどう思っているの?」と聞かれることがあります。

現在は神奈川県に住んでいるので、元宜野湾出身者として言うならば、辺野古に移設してほしいですね。

というのも、やはり軍事基地が市のど真ん中にあるのは危険だと考えるからです。
宜野湾市の安全と発展を考えると、いち早く辺野古に移設してほしいと考えています。

そして、防衛省のHPをよく見てみると、「辺野古への移設」は縮小移設であることがわかります。
報道では「新基地建設」という表現がなされますが、実際は「縮小移設」であることから、県全体の基地負担も軽減することになります。

しかし、だからといって名護市民、辺野古近隣住民に対して、「そっちに押し付ければいいや」という考えも一切持っていません。

むしろ、20年以上も前からこの普天間基地の辺野古移設案を巡り、当事者として考え、苦渋の決断をしてこられたのが、名護市民だと思っているからです。

ですから、現在も辺野古にて普天間基地縮小移設のために工事がなされていますが、苦渋の決断としてそのことを理解してくださった現地の方々に抱く思いは「感謝」であるというのが正直な感想です。

基地移設に賛成か反対か、の議論ではなく、沖縄の希望ある未来のためにどうしたらよいか、という発想で、基地問題については考えていきたいなと思っています。

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