傍聴記-某団体 全国執行部代表S

書く書く言うたやつ全然書いてないけど、傍聴してきた裁判のことを先に書いておきます。これより先に傍聴したM氏のやつもまたそのうち書きたいという気持ちはある。気持ちは。覚えてることの全てを絞り出して書き留めてはある。

先に言い訳しておきましょう。
傍聴も慣れていない、法律用語もわからない、ので聞き漏らしや勘違いもあると思います。
わからないことは変に推測で補ったりせずできるだけ正確には書くつもりですが、雑にしか取れてないメモと記憶頼りなので間違いがあるかもしれないことはご容赦ください。
あと、メモできた部分や覚えてる部分をだらだら書き出してるだけなので読みにくいとは思います。
Twitterの補足としてここを使っているだけなので、読んでいる人は何のことかおわかりでしょうし、バレバレですが人名は一応ぼやかしておこうと思います。


大阪高等裁判所にて 2023年4月18日13:30~50予定 詐欺・窃盗 弁論(開廷表のメモより)

開廷前

傍聴席の半分弱を蛍光緑ジャンパーを着た某団体メンバーが占拠していました。蛍光緑はその時に数えた分には12人。ほぼ遠方の本部からやってきたであろうおなじみのメンバーでした。
傍聴席残りは傍聴マニアっぽい人が数人、何の人かよくわからないスーツの人等。空席はいくつかある程度。
傍聴席から見て、左側の弁護士はM弁護士一人。右側の側検察?は一人。中央裁判官3名。
きちんと確認したわけではないけれど、M弁護士と蛍光緑隊以外はほぼ全員マスクしていたかなという印象でした。

被告人Sが腰縄をつけられ入ってくると傍聴席の蛍光緑から拍手が起こりました。
被告人も傍聴席と同じ緑のジャンパーを着ていて、唐草模様の風呂敷に所持品を入れ、直前に渡されたのであろうマスクを軽く机に叩きつけるパフォーマンスの後、弁護士の前の椅子に座りました。

開廷前にM弁護士が発言。
ちゃんとした言い回しは覚えていませんが、
「この部屋は換気されてないでしょう、新型コロナウイルスの感染の一番の要因はエアロゾル感染で、換気が効果的だ。(裁判官に向かって)XXXXXの発表ご存知ないですか?欠陥構造ですよ。施設管理権の点でも問題だ。」と。
裁判長「書面で要望しますか?」「調書に書きますか?」
弁護士は調書に書くように要望していました。

開廷からの流れ

裁判長 が開廷しようとしましたが、弁護士が「開廷の前に事実確認したい」としつこく主張し、裁判長がどうになだめるようにして開廷しました。

裁判長に質問され、被告人が名前、誕生日、本籍地、住所を答えました。
その後、職業について被告人は「会社役員、自営業」と答え、書類との齟齬があったのか「他の裁判でもずっと会社役員と言っているのに書いてくれない」という旨の不満を述べていました。

弁護士、陳述の前に事実確認をしたいと先程からの主張を続けます。
弁護士「4/11に国選弁護士の○○が解任されたのは事実ですか」
裁判官「事実です」
弁護士「電話で連絡があっただけで、弁護人には書面での通知がないのはおかしい。被告人にはあったらしいのに」「国選弁護人とは方針が合わず、解任をずっと求めてきたのにしなかったのはそちらだ。それなのに急に何故?おかしい。」(言い回しはかなり違うが内容としてはこんな感じ)
裁判官「この法廷でそのことについて話すつもりはありません」

弁護士「(国選弁護人の解任から時間もなく十分な状況把握ができていないため)被告人に発言の機会を与えてください」
裁判官「機会を与えるつもりはありません」

傍聴席の蛍光緑隊、声を揃えて「ええーー!!」
裁判官「静粛にしてください」
被告人、弁護士が好き勝手に発言し、文句を言う。

弁護士「国選弁護人は共産党員で、被告人とは真逆で罵っていた」として再度被告人の発言の許可を求めました。
裁判官「許しません」
被告人(裁判長に向かって)「何か気に食わないことあったんですか」

納得できなかったらしく、弁護士「裁判官3名に、きひ(忌避?)申し立てします」
→検察か裁判長が(何かやり取りしていたけれど、権限がどちらにあるのかよくわからなかった)「遅延目的」ということで簡易却下
→弁護士、そのことについてまた忌避申し立て
→簡易却下
→忌避申し立て
(繰り返し)
→弁護士「エンドレスでやりますよ」
その間も発言を許されていないはずの被告人がヤジを飛ばしていました。

裁判長、被告人にこれ以上発言するなら退廷させると警告。
裁判長「退廷させたくありません」
被告人、自分も退廷したくなどないと述べ、「○○(裁判長の名前)さんのこと大好きなんです」

裁判長が被告人側の陳述を諦めたのか、検察側答弁に移ろうとするも、弁護士がまだこちらのターンが終わっていないとばかりに話し続けたり、被告人が茶化したりして妨害しているように見えました。

被告人「ショートコントしてるんちゃうぞ」

裁判長、被告人がこれ以上話し続けるなら退廷させると再度の警告。
被告人、今度は望むところだとばかりに退廷しようとしました。
裁判長「(審議を?)放棄するのですか」
それにたいして弁護人が強く反応して「放棄しません!!!」と怒っていました。
(内容は忘れましたがそっちが悪いんだからみたいなこと言ってました)

被告人が部屋から出ていき、弁護士が出ていき、傍聴席の蛍光緑隊もそそくさと出ていきました。傍聴席から被告人に「がんばろう」と声をかけていました。
その他言い残していったこと→「こんな茶番」「国策裁判見せてもらいましたわ」「だーまされただまされたー。裁判所にだまされた」「恥を知れ」「アホらしい裁判やで」

嵐が去って言った後に残された裁判所職員と傍聴席の地味な色合いの人たちは少しのあいだポカーンとするよりありませんでした。
ここでちょうど予定通りの終了時刻になっていましたが、肝心の裁判の内容にはほぼ触れられませんでした。とても先が思いやられますね。

その他感想

・被告人の態度は不遜というか、裁判長に対して軽口を叩いたり検察の男性に「今日嫁と喧嘩したんか」と表情をいじったり馴れ馴れしい感じでした。あと、何の話の時か忘れましたが、「今は証言台にいないから(問題ないはず)」みたいなことを言っていてかなり裁判慣れしてる印象でした。
・被告人が「村井大介の逮捕は国策(逮捕)だ」と言っていました。
・被告人の発言によると、被告人の保釈が認められない理由は「逃亡のおそれあり」だそうです。
・聞いたこと見たことをそのとおりに思い出すのって思いの外難しい。自分フィルター・自分要約機能オフにしてひたすら事象だけを記憶してあとからリプレイ出来る能力があればいいのに…。
・ノーマスクの弁護士の、やたら換気&エアロゾルを気にするムーブが謎すぎた。「コロナは存在してないよ~」ではないのか?ちゃんと設定合わせてください!

とりあえずあいつもこいつもヤベーやつなのはよくわかりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?