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新聞社

当初はインタビューを申し込んでいた、
街の大学の学生新聞社。
秋は新学期、新歓の時期ということで
記者の募集フォームを発見!
インタビューもいいけれど、
新聞の制作に参加するのも一つの手と思い
応募してみました。
さてさて結果は...?
🐣

インタビュー申込

9月14日
ホームページから
編集者へのメールアドレスを見つけ、
申込メールを送りました。
「日本から留学中で、メディアに関して調べている。新聞におけるSNSの活用法についてインタビューさせてほしい。」

しかし、、

1週間経っても2週間経っても
返事が来ない!!!

さすがアメリカという感じ。
でもさすがにと思って、
次は新聞社のSNSに
「日本からの留学生です。メールを送ったので読んで返信してください!」
との内容をDMしてみました。
4、5日後、やっと既読がつく。
でも返信なし。

  😭😭😭

記者募集!を見つける


9月23日
そんなこんなでインタビュー先が見つからず、
でも帰国までに何かしなきゃ、、
と思っていた折、
最初にインタビューを申し込んでいた新聞社が
記者を募集しているのを
見つけました。
メールも繋がらないし、
こりゃ応募するしかない!と思い
フォームを送ることに。

個人情報を入力後、どの部門に所属したいか
(NEWS・SPORTS・FEATURES・OPINION・LIFESTYLE・PHOTO・PODCASTなどなど色々)
を第3希望まで選んでね、とのことで、
ニュースよりも自由度の高そうな、
FEATURES・OPINION・LIFESTYLEを選択。
3つの違いはあまり分かりませんが、
インタビュー、社説、ライフスタイル。
だと思う。
すると次の項目で、OPINION選んだ人は
500語サンプルコラムを書いてみてね、とのこと。
ぬぉーーー。書きました。ほぼ自己紹介。
そして次の項目では
最近読んだオンライン記事のリンクを貼り、
記者としてやりたいことアピールを書き、
提出。

しかし。2週間、3週間経つも連絡なし。。
その間、
出張でアメリカにいらしていた
大学のプログラム担当の教授に
お会いする機会がありました
(また後日書きます)。
一緒においしいごはんをいただき、
現在の状況について相談すると
できることは何でもやりなさい、と背中を押してくださいました。

10月7日
教授のアドバイスもあり、
他の大学の新聞社にも
インタビュー申込メールを出してみました。
3社くらいに申し込んで、1社から返信が!
しかも早い!
ところが、その大学に通っていないと
ダメとのことでした...
他からは返信なし。メール使わないのかなぁ。

思いきって訪問

10月18日
フォームを提出してから約1ヶ月後、
新聞社のオフィスを
直接訪ねてみることにしました。
クッキー専門店の半地下にある
小さなオフィス。
そろりそろりドアを開けると、
早口で何やら議論している「先輩」が3人。
「1ヶ月前にフォームを送ったけど連絡がないので来ました」と伝えると(英語だと直接的に言わざるをえない)、
「1ヶ月前...名前は...あ、これね〜!
見落としてた、すまんすまん」
みたいに言われ、どうやら即採用されました。

ぬぉーーー。
この1ヶ月。500語コラム。。
もういいや。これがアメリカです。

部費を払い
(初耳...大学から独立した団体だかららしい)
2週間後にある研修に来てください、と
言われました。

研修

10月29日
大学の教室にて、新入部員研修。
部門を問わず、記事を書くにあたって
注意すべきことについて
「Diversity, Equity and Inclusion」担当から
1時間ほどプレゼンテーションがありました。
大学には様々なバックグラウンドの人が
集まっているし、
新聞社としてもそのような担当を
おいているんだなと思いました。

まずは執筆から出版までの過程について。
一般的な新聞社と同様、
多くの人の手を経て読者に届くようです。

次に記事の形式について。
AP通信のジャーナリストが確立したという
APスタイルに沿うこと。
 オックスフォード・カンマ
 (接続詞の前のカンマ)を使わない、
 9より大きい数値はアラビア数字で表す。

そしてバイアスについて。
 gender, sexuality, nationality, native 
 language, religion, age, socioeconomic 
 background, race/ethnicity, citizenship 
 status, etc.
環境によって、人は無意識のうちに
さまざまな偏見を抱いているものです。
ここでは、記事の形式にも関係してくる
「pronouns(代名詞)」の説明も。

アメリカでは、自己紹介のときに
名前に加えpronounsについても言及します。
「I’m 〇〇(名前). I use she/her pronouns.」
といった感じです。
シスジェンダーであっても、
全員がpronounsを表明することで
互いの尊重につながるのだそうです。

インタビュー記事などでは特に、
相手のpronounsに注意を払う必要があるとの
説明を受けました。
pronounsの例だけでなく、
個人の尊厳を守る、
ということが大切にされていると感じました。

また研修

11月8日
前回の研修から1週間が経つも、
特に編集活動について指示はなし。
おかしいなぁと思って(虫の知らせ)
オフィスを訪ねると、
2日後に部門別研修があること、
そのメールを私には送り忘れていたらしいこと
を伝えられました。
メーリングリストから外さないで、、

11月10日
午前中で語学学校の授業が終わり、
夕方にオフィスへ。
FEATURES部門の研修会です。
新入部員10人ほどが集まっていました。

毎週月曜日にミーティングがあり、
その週の記事担当者を決めます(12人)。
担当になったら、1週間以内に
インタビュー3つを含む
700〜800語の記事を提出します。
そこから編集者が校閲、掲載に至るそうです。
記事を毎週担当する必要はないけれど、
いざ担当するとなったら
責任を持って向き合うように、
と言われました。

FEATURESは名前の通り、特集記事。
地元のイベントや特定の「人」に着目して、
記者が足を運び取材します。
(必要ならばアポを取って、)
許可を得て録音しながらインタビュー。
それを踏まえて記事を書き、
録音データとともに編集者に提出します。
「言った言わない」が起こらないための方法。
編集者が文法や内容をチェックしたら、
部門での編集は終了。
新聞社の編集長が最終確認をして、
記事は紙・オンラインの2通りで
世に出ることとなります。

記者デビューなるか

この学生新聞社、
ゆるゆるだけどきっちりしてるような組織です。
メール見とらんし。フォームも見とらん。メール送ってこん。でも研修はちゃんとしてる。

英語に不安はあるけれど、
自分に出来る範囲で
楽しくがんばれたらなと思います。

さっそく、何にフィーチャーするか考え中。


【余談】金木犀

私の住んでいるところでは、
秋の風物詩・金木犀は見られませんでした。。
小さいころ、栃木の近所に香る
金木犀が好きだったなぁ、
などと思いながら
フジファブリックの『赤黄色の金木犀』を
聴いていたら、次は
きのこ帝国の『金木犀の夜』で、
あぁそんな歌もあったあったと。
Spotifyを無料で使うの、
「好きな曲だけを再生でき」ないのがいい。
アメリカだと早口英語広告で苦ではないし。


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新聞界の権威・ニューヨークタイムズ。
語学学校では、ポッドキャストを聴いて
1パラグラフでまとめる課題が出ます。

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